テレビで楽しむ夏の花火と、未来へつなぐ想い

  • 2026年08月26日
#商標

夏の風物詩といえば花火です。近年はテレビで生中継される花火大会も増え、さまざまな事情で現地に足を運べない方でも楽しめるようになりました。

今年は家族とともに、岡崎と長良川の花火大会をテレビで鑑賞しました。現地の臨場感には及ばないかもしれませんが、テレビならではの魅力もあります。BGMとともに映し出される花火はとても美しく、岡崎の花火大会では終演後にドローン撮影によるダイジェスト映像も放送されました。

花火の中へ飛び込んでいくような映像は、まるで映画のワンシーンのような美しさでした。花火師の皆さんが丹精込めて作り上げた花火の魅力を、余すことなく堪能できたように思います。
岡崎城大花火 生中継2026|テレビ愛知

そんな中、ビール「晴れ風」のCMを目にする機会が増え、「晴れ風ACTION」という取り組みを知りました。これは、消失の危機にさらされている花火大会を、商品の売上の一部を通じて支援する活動です。

ビールを購入することで自動的に寄付につながるほか、公式サイトにアクセスすると1日1回もらえる「晴れ風コイン」を使って寄付することもできます。
花火大会の支援活動|晴れ風ACTION|KIRIN

晴れ風

ちなみに、「晴れ風」や「晴れ風ACTION」はキリンホールディングス株式会社の登録商標です。花火支援の取り組みそのものに目が向きがちですが、活動名やブランド名が商標として適切に保護されている点にも、知財に携わる立場としては見逃せません。

花火を眺めながらいただくビールは格別です。こうした取り組みを知ると、その一杯が少し特別なものに感じられます。日本の夏の風物詩が、これから先も受け継がれていくことを願わずにはいられません。

さて、昔の写真を整理していたところ、花火の写真を見つけました。
2018年の所員旅行で訪れた蒲郡ラグーナテンボス。ラグーナビーチで開催された「はなびFes.」で撮影した一枚です♪(カカオ)

花火

※「晴れ風」(登録6752854登録6886937)及び「晴れ風ACTION」(登録6841058)は、キリンホールディングス株式会社の登録商標です。

夏の楽しみと知的財産

  • 2026年08月18日
#意匠】 【#特許】 【#知的財産

 毎年夏になると、花火大会へ出かけるのが楽しみの一つです。今年は2つの花火大会を訪れ、夜空を彩る大輪の花火を堪能しました。写真のような色鮮やかな花火に加え、ハートや花の形の創作花火も打ち上げられ、会場は大いに盛り上がっていました。

花火

花火

花火

 花火を眺めていると、職業柄、つい知的財産との関係が気になります。そこで思い出したのが、「空に広がる打ち上げ花火は意匠登録できない」という論点です。これは平成22年の弁理士試験(短答式試験)でも出題されたことがあり、ご存じの方も多いかもしれません。

 意匠法は、物品、建築物または画像のデザインを保護する制度です。しかし、夜空に一瞬だけ現れて消えてしまう打ち上げ花火そのものは、一定の形状を有しない無体物であり、意匠法の保護対象である「物品」には該当しません。そのため、どれほど美しく、新規で独創的な花火であっても、空中に広がる花火そのものを意匠登録することはできません。

 一方で、花火玉(登録例:打上花火飛翔体外皮)や発射装置など、形状を有する物品(製品)であれば、意匠登録の対象となる可能性があります。また、花火玉や発射装置の構造、打ち上げ方法などに技術的な工夫があれば、特許として保護される可能性もあります。

 何気なく見上げる花火ですが、その美しさの裏には高度な技術と工夫があります。来年も花火大会を楽しみながら、知財の視点でも花火を眺めてみたいと思います(ヒロ)。

『IPランドスケープ』とは?守りの知財から攻めの知財へ

  • 2026年08月12日
#商標】 【#特許】 【#知的財産

「IPランドスケープ」という言葉をご存じでしょうか? 簡単に言うと、「知財(IP)情報を分析し、企業の経営や事業の次の一手を決めるための手法」のことです。
実は日本企業の特許出願数は、今でも世界トップクラスを誇ります。しかし残念ながら、AIや半導体、量子技術といった「政府が指定する戦略17分野(今後高い成長が見込める重点分野)」においては、中国や米国などの諸外国に一歩遅れをとっているのが現状です。
そこで今、国を挙げても推進されているのが「IPランドスケープ」です。

これまでの知財活動は、自社の技術を守るための「守りの知財」が主流でした。しかしこれからは、競合の動きや市場の隙間(空白領域)を分析し、自らビジネスを仕掛けていく「攻めの知財」へと変革していく必要があります。
とはいえ、「自社だけで取り組むのはハードルが高い……」と感じる方も多いかもしれません。 実は、公的機関であるINPIT(工業所有権情報・研修館)では、公募型の「IPランドスケープ支援事業」を行っています。専門家の力を借りながら実践できる心強い制度ですので、まずはこうした支援策の活用から検討してみてはいかがでしょうか。(カモミール)
※「IPランドスケープ」は登録商標です。

「経営戦略に資するIPランドスケープ実践ガイドブック」について | 経済産業省 特許庁
[INPIT]IPランドスケープ支援事業 | 独立行政法人 工業所有権情報・研修館

お豆腐について

  • 2026年08月05日
#発明

今年から気温40℃以上の日を「酷暑日」と制定されましたね。連日全国でその酷暑日が観測されていますが、当地名古屋も茹だるような暑い日が続いています。
気温も湿度も高い日が続きどうしても食欲が落ちる夏、私は毎日のようにお豆腐を冷や奴にして食べています。

豆腐

豆腐は中国から伝えられたとされていますが、その時代は奈良時代や鎌倉時代など諸説あるようです。その後長い間、大豆を煮て絞り凝固剤と混ぜ水分を絞ったちょっと固めの木綿豆腐が食べられていましたが、江戸の元禄時代にやっと冷や奴に美味しい絹ごしが豆腐料理店「根ぎし 笹之雪」によって発明されました。お店は300年以上経た今も東京で続いていて、一度行ってみたいと思うお店です。

つるんと喉越しの良い絹ごし豆腐は、栄養もあり冷たくても温かくしても一年中美味しく食べられ、食卓に欠かせない食べ物ですね。
ちなみに我が家で毎日のように食べている冷や奴は、充填豆腐をパカッと皿に開け生姜を摺り刻み葱をのせ出汁醤油を掛けたものです。簡単が一番なのです。
(スイマー)

豆腐 – Wikipedia
笹乃雪 | 創業三百三十三年 豆富料理 根ぎし