キャラメルパッケージで「3Dアート」

  • 2022年12月28日

#商標

ポップコーンのフレーバーとしても人気のキャラメルですが、たまにキャラメルそのものを食べたくなります。
キャラメルといえば何といっても黄色い箱の「森永ミルクキャラメル」を思い浮かべます。
箱のデザインも歴史を感じさせ見ていて面白いのですが、久々に購入したところ「3Dアート」が楽しめるパッケージになっていました。

キャラメルパッケージで3Dアート

外側のフィルムに人や動物の絵が印刷されており、箱の内側に印刷された背景と重ね合わせることで奥行きのある空間を演出しています。
シンプルですが心躍る仕掛け。素晴らしいアイデアに脱帽です。

このパッケージは、2022年「日本パッケージデザイン大賞2023」の菓子部門 銅賞を受賞しました。(タイム)

●登録商標:
登録番号:第89075号
登録日 :大正6(1917)年 11月 6日

サバチとツナチ ~ネーミングの工夫~

  • 2022年12月22日

#商標

 最近食べて美味しいと思ったお菓子を紹介します。
 サバのチップス「サバチ」とマグロ(ツナ)のチップス「ツナチ」です。

サバチとツナチ

 サクサクとした食感で薄い塩味、「サバチ」の方はほんのり甘みもあります。それぞれ、サバ、マグロを70%も使用しているので、魚の風味がすごいです。東海地方の名菓「坂角のゆかり」(海老をふんだんに使用した煎餅)のサバ版、マグロ版のような感じです。健康に良さそうなのも嬉しいポイントです。

サバチとツナチ

 少しわかりにくいですが赤みがかった方が「ツナチ」です。家族の中では3対1で「ツナチ」の方が人気です。

サバチとツナチ

 パッケージには「商標登録出願中」と表示されていますが、それぞれ、文字商標「SABACHI」(登録6321782)とパッケージの商標(登録6437358)、文字商標「TUNACHI」(登録6376443)とパッケージの商標(登録6361490)が登録されていました。

 「SABACHI」と「TUNACHI」は、それぞれ「SABACHIPS(サバチップス)」、「TUNACHIPS(ツナチップス)」の語尾(PS)を省略した造語のようですが、もし「SABACHIPS」、「TUNACHIPS」で出願されていたら、審査において商標法3条1項3号(商品の品質を普通に表示したに過ぎない商標)で拒絶されていたかもしれません。この拒絶理由を回避するためかどうかはわかりませんが、上の商標は、ネーミングを工夫して「SABACHI」、「TUNACHI」で出願され、拒絶理由通知を受けることなく登録査定されています(ヒロ)。

2022年私的ナンバーワンおやつ

  • 2022年12月14日

#商標

年末ですね。
2022年も和・洋問わず、いろいろなおやつを食べましたが、その中で一番印象に残っているものをご紹介したいと思います。
それは、仙台の株式会社菓匠三全が運営する、ずんだ茶寮の「ずんだシェイク」です。
「ずんだシェイク」とは、甘いバニラシェイクに、ずんだ(枝豆をすりつぶしたもの)を混ぜたものです。この絶妙な組み合わせに、虜になる人が多いと言われています。

ずんだシェイク

数年前からずっと食べたいと思っていながら、なかなか機会に恵まれずにいたのですが、今年11月にJR名古屋タカシマヤで開催された大東北展で、ついに飲むことができました。
「ずんだシェイク」は、長年の期待を裏切らないおいしさで、あっという間に飲み干してしまいました。(数日後、再び買いに行きました。)
また来年も、このようなおいしい出会いがあるといいなと思っています。

写真に写っている、「枝豆を象った図形(※)」と「ZUNDA SARYO」からなる商標は、2004年10月22日付け、指定役務「飲食物の提供」で商標登録されています(登録番号第4812488号)。

※図形部分は、写真では黄緑色ですが、登録商標では黄色で表されています。

(さくらもち)

どうなる?福島県西郷村の「TOKIO-BA」

  • 2022年12月07日

#商標

10月に福島県へ旅行に行ってきました。コロナ禍により3年以上ぶりの訪問になりました。
名古屋よりも早く色づき始めた紅葉を楽しみながら、白虎隊自刃の地であり、珍しい建築様式の「さざえ堂」(正式名称は円通三匝堂(えんつうさんそうどう))がある飯盛山や、茅葺屋根の民家が並び、江戸時代の風情が残る「大内宿」などを見てきました。

旅の途中、ちょうど西郷村の近くを通りがかったので、あの「TOKIO-BA」にも行ってみました。

TOKIO-BA

「TOKIO-BA」は、福島県の魅力発信に取り組むTOKIOの3人が、福島県西郷村で始めた創造型プロジェクトで、私が行った日は、福島県産品を販売するマルシェ「フクシマBAルシェ」が開かれていて、たくさんの人が訪れていました。

「TOKIO-BA」は、8万平米もの広大な土地を有するようですが、まだほとんど何もありません。
J-PlatPatで「TOKIO-BA」を検索すると、商標出願されていることがわかります。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/TR/JP-2021-075718/1C48139A269BBBB84029A8C7E9A3611DD45346431BF125E59935356167DB1568/40/ja
指定商品または指定役務を見ると、彼らがここで何をやろうとしているのか、垣間見えそうです。これからの展開を楽しみにしています。(シスぞう)

TOKIO-BA – 株式会社TOKIO
https://www.tokio.inc/s/tokio/page/tokio-ba?ima=1624