今日(8月24日)と関連の深い発明について紹介します。今回紹介するのは「ポテトチップス」です。ポテトチップスは、1853年の今日、アメリカの料理人であるジョージ・クラムにより考案されたと言われています。
誕生逸話はこうです。ある大富豪から「ポテトフライが厚すぎる」として、クラムは何度もポテトフライを作り直しさせられます。うんざりしてしまったクラムは、フォークで刺せないほどに薄く切ってカリカリに揚げて、大富豪を困らせようと企てます。ところが大富豪は困るどころか、逆にこのカリカリ薄切りポテトを大変気に入ったそうです。
思わぬことから発明が生まれることもあるのです。(ランナー)
ハッと一息!
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アートアクアリウム展
先日、名古屋の松坂屋美術館で開催されているアートアクアリウム展に行ってきました。このアートアクアリウム展は、夏の風物詩として日本人に親しまれてきた「金魚」をテーマに、様々な意匠を凝らした水槽と光、音楽を暗闇の中で組み合わせ、幻想的な雰囲気を作り出している展覧会です。全体的に和をモチーフにしている作品が多いためか、外国人のお客さんも多くたいへん賑わっていました。この展覧会は期間限定で全国各地で行われています。
このアートアクアリウム展の名前、最近よく聞くようになったので、商標登録されてるのでは?と特許事務所員の感を働かせてJ-platpatで調べてみると、ホームページでも掲載されているロゴ「ART AQUARIUM」が2014年1月10日に商標登録されていました。
http://artaquarium.jp/
(ホームページ左上にあるロゴ)
名古屋では9月16日までアートアクアリウム展が行われています。興味があれば足を運んでみてはいかかでしょうか(ポテト)
専売特許の日
8月14日は、専売特許の日です。堀田瑞松によって出願された「錆止塗料及ビ其塗法」に対して、1885年(明治18年)8月14日に特許第1号が付与されたことにちなんでいます。明細書を見ると、出願日が明治18年7月1日となっているので、出願から特許査定まで、今と比べるとずいぶん早いですね。
特許第1号の明細書は、以下のURLで見ることができます。(マロン)
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/web/PU/JPC_1/5057BF50DF8583E2
PAT.P
テレビを発明した人々
テレビ技術と関連の深い発明家について、ご紹介します。
一人目は、ロシア系アメリカ人の発明家、ウラジミール・ツヴォルキン(Vladimir Zworykin、1888-1982)。彼は、ブラウン管によるテレビ送受信システムや、電子顕微鏡を発明したことで知られています。サンクトペテルブルクの工業大学で学んだ後、ロシア革命後にアメリカに移民し、その後ウェスティングハウスやRCAなどで働きながら、長くテレビ技術の開発に携わりました。引退後、アメリカ国家科学賞を受賞しています。
二人目は、アメリカ人のフィロ・ファーンズワース(Philo Farnsworth、1906-1971)です。ファーンズワースは、電子顕微鏡開発を手掛けるなどし、300もの特許を国内外に保有していた著名な発明家です。
二人のテレビ技術は、ともに1936年のベルリンオリンピックで使用されるほど完成度は高かったようです。
この他にもたくさんの発明家の努力があって、今日の高品質テレビ技術が製品化していることに共感します。 (blink)
詳細は以下リンク先(Wikipedia)をご覧下さい。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ウラジミール・ツヴォルキン
https://ja.wikipedia.org/wiki/フィロ・ファーンズワース