ヒロです。9月の初めから11月の終わりまで計4回開催される侵害訴訟実務研修に参加しています。
この研修では「侵害訴訟に強い弁理士の養成を主眼に、実際の侵害訴訟資料をアレンジした題材を用い、訴訟実務経験のない弁理士も疑似的に侵害訴訟を経験することができる」とのことで、付記弁理士登録したものの訴訟実務に携わる機会に乏しい自分に打って付けの研修だと思い参加することにしました。
研修の前半では参加者が複数のグループに分かれ、訴状等の起案とクライアントとの訴訟作戦会議を想定した模擬相談を行い、後半では侵害訴訟における数々の論点について近年の判決動向に基づいた解釈・知識を習得できるよう講師陣による論点解説がなされる実践的な研修です。
毎回の終了後に出題される自宅起案(訴状、答弁書、原告準備書面)を提出すると、次回の講義で提出起案全体の講評を講師から聞くことができる他、各受講者の起案に対する個別の講評がメールで届き、非常に参考になります。
1回目の研修の後、研修会場(弁理士会館)のすぐ近くにある特許庁庁舎に立ち寄ってみました。土曜日のため職員はいませんでしたが、普段の業務で深い関わりのある「特許庁」を前にして何だか身が引き締まる思いがしました。