ハッと一息!
弁理士、特許技術者、商標実務者、図面作成者、業務管理者が書き込みます
鬼滅の刃関連の商標出願
大ブームの「鬼滅の刃」に、私の子供も夢中です。先日、近所の手芸屋さんに鬼滅っぽい布が売っている、とお友達に聞いたから連れて行って欲しい、というので一緒に行きました。
昔ながらの手芸店ですが、手作りマスクブームもあり、賑わっていました。入口付近には、教えてもらった通り、数種類の鬼滅っぽい布が売られていました。数年前だったら、ただの格子柄にしか見えなかったのが、今では、緑と黒の格子柄を見ると、炭治郎だと連想するのは、人間の脳の知覚とは不思議なものだと思います。
子供は胡蝶しのぶさん推しなのですが、それらしい布は見当たらず、店員さんに尋ねたところ、「古典柄はあるが、特徴のある柄のものは版権の問題から、おそらく入荷しない」と言われて子供はガッカリ。結局、禰豆子ちゃんっぽい柄の布をお小遣いで買い、羽織ったりして楽しそうに遊んでいます。(写真)
出版元である集英社は、最近、キャラクターの名前やマンガに登場するフレーズなど、鬼滅関連の商標を相次いで出願しています。また、炭治郎、禰豆子、善逸、義勇、しのぶ、煉獄の6人の羽織、着物の柄が商標出願されています。(2020/6/24出願)
これらは、J-PlatPatの「商標検索」で、出願人「株式会社集英社」と検索すると見ることができます。タイムラグがあるため、現在は公報のみですが、数週間すれば出願、登録情報検索で見られるようになります。出願日や公開日で絞り込み検索をすると、見つけやすいです。
個人的には、6つの図案の出願は、特許庁の判断が分かれるのではないかと予想しています。今後の審査の行方に注目していきたいです。
ちなみに私は、義勇さんと善逸くんが好きです。(マロン)
*「鬼滅の刃」は集英社の商標です。
知的財産とは
「特許」や「商標」という言葉は聞いたことがあっても、「知的財産」というとピンとこない方は、意外に多いのではないでしょうか。日本弁理士会のWebサイト(https://www.jpaa.or.jp/intellectual-property/)では、知的財産について、「人間の知的活動によって生み出されたアイデアや創作物などには、財産的な価値を持つものがあります。そうしたものを総称して「知的財産」と呼びます。」と説明されています。特許や商標は知的財産に含まれます。上記リンクでは事例も交えてさらに詳しく説明されていますので、興味のある方はぜひご覧ください。(ランナー)
ヘアードライヤー
以前、家族で旅行した時、宿泊した施設の大浴場に見たことのない形をしたドライヤーを見つけました。
そのドライヤーは羽根がなく、真ん中が空洞になっていました。以前テレビCMで、ダイソンの羽根のない扇風機を見たことがあったためダイソンだとわかりました。
このドライヤーの名前はDyson Supersonic Ionicヘアードライヤーです。値段がなんと49,500円(税込)とかなり高価格。使ってみたところ、自宅で使っているドライヤーより風力が強く髪の毛の乾くスピードが速く感じました。
このドライヤーは意匠登録第1513825号で意匠登録されています。
興味がある方は是非Jplatpatで検索してみてください。(うさぎ)
電子書籍
最近、ニュースなどで話題のトランプ政権の元大統領補佐官ボルトン氏の回顧録“The Room Where It Happened: A White House Memoir”が発売になったと聞いたので、探してみました。Amazon.co.jpではペーパーバックが3600円ほど、電子書籍が1900円ほどでした。すぐ読めるし、安いしと思いつつ、結局買わずに電子書籍で無料サンプルを試し読みしています(笑)。なお、現在は紙の本が品薄になっているようです(2020/6/24現在)。
電子書籍を読むために私が使っているのは、amazon kindleです。知ってるよ、という方も多いと思いますが(笑)、iPhoneに入れて読んでいます。紙の本と異なり、知らない単語も辞書機能で気軽に調べられるので重宝しています。

amazon kindleのロゴは、商標登録番号第5169216号、指定商品「テキスト・画像・音声の受信及び読み込み用の携帯用電子情報端末,電子出版物・その他文章の閲覧に用いる携帯用電子情報端末,コンピュータハードウェア,コンピュータソフトウェア,その他電子応用機械器具及びその部品,電気通信機械器具」等で商標登録されています。
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