スパイスカレー

  • 2021年07月30日

#商標

 先日、ネットサーフィンをしていたところ、「印度カリー子」さんというスパイス料理研究家の、スパイスカレーのレシピに出会いました。

 彼女のレシピで使用するスパイスは、基本的に、「クミンシード」、「コリアンダーシード」および「ターメリック」の3つのみ(私は辛い食べ物が好きなので、「カイエンヌペッパー」を足します。)です。他の具材も、たまねぎ、トマト、ヨーグルトなど手軽に手に入れられるものだけです。それでいて、スパイスが香る本格的なカレーができあがるため、大変気に入り、リピートして作っています。この夏はスパイスカレーをたくさん食べて元気に乗り切りたいと思います。

 「印度カリー子」は、指定商品「カレー」等で商標登録されています(登録第6176763号、登録第6393357号)。(さくらもち)

樹脂製のアクセサリー

  • 2021年07月21日

#特許

長年の友人がUVレジンでアクセサリーをつくっています。
UVレジンとは紫外線で固まる特殊な樹脂液です。
好きな型に流し込んだUVレジン液の中に好きな小物を入れたり、UVレジン液そのものを着色した後、紫外線を当てて硬化させオリジナルのアクセサリーに仕上げます。

ひとくちにレジン液といっても、調べてみると固まりやすさや内包物への馴染みやすさ、丈夫さなど製造会社によってさまざまな技術があり製法特許も申請されています。
街の雑貨店や文具店などにいろいろな作成キットが売られていて目にする事もあると思いますが、簡単に作れるからこそ作成者のセンスが物を言う、なかなか奥の深い世界だなと感じます。
(スイマー)

オリジナルザッハトルテ

  • 2021年07月19日

#商標

ウィーンにあるホテル・ザッハーが、ザッハトルテを全世界送料無料で送るという、期間限定のキャンペーンをやっていることを知り、取り寄せてみました。

ザッハトルテは、チョコレート味のスポンジ全体をチョコレートでコーティングしたケーキですが、1832年に料理人のフランツ・ザッハーが考案し、後に次男のエドゥアルトが開業したホテル・ザッハーの、レストランとカフェで提供されたのが始まりだそうです。
レシピは門外不出でしたが、ホテルが財政難に陥った折に、ウィーン王室御用達の洋菓子店「デメル」が販売権を得ることになります。
その後、レシピは広く知られるようになり、ホテル・ザッハー側が、デメルを相手取って商標権の使用と販売の差し止めを求める裁判を起こしますが、7年に及ぶ裁判の結果、双方にザッハトルテの販売が認められます。
その結果、デメルのものは「デメルのザッハトルテ(Demel’s Sachertorte)」、ホテル・ザッハーのものは「オリジナルザッハトルテ(Original Sacher-Torte)」として売られています。

注文したオリジナルザッハトルテは、暑さにも耐えて無事に届きました。木箱にしっかり収まっていて、崩れることもありませんでした。

強~烈に甘く濃厚なケーキですが、酸味の利いた杏ジャムがスポンジの間に挟んであり、味のアクセントになっています。また、ホテルで供されるのと同じように、無糖ホイップを添えていただくことで、甘さが少し和らぎます。コロナ渦において、貴重な海外体験ができました。(シスぞう)

ザッハトルテ(Wikipedia)

共通テストと知財

  • 2021年07月07日

#知的財産

 知的財産の知識は大学入試に役立つでしょうか。2020年度センター試験の現代社会において、第4問の問5に、現代の情報通信技術に関する概念や法制度に関する記述として最も適当なものを4つの選択肢の中から選ぶ問題がありましたが、③は次のようなものでした。
 「③日本では、知的財産に関する事件を専門的に扱う裁判所は、設置されていない。」
 日本には知的財産高等裁判所(2005年設立)がありますから、この選択肢は誤りです。

 ある高等学校の「情報」の教科書には、「情報システムが支える社会」という章の「情報社会における法律」という節で、産業財産権(特許権、実用新案権、意匠権、商標権)及び著作権の概要が説明されています。「情報」は、現在では受験科目ではありませんが、今年3月、「情報」が2025年以降の共通テストの教科に加わることが発表されました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210324/k10012933181000.html

 これにより、一般高校生の知的財産権に対する関心が多少は増えるかもしれません。ただし、大学入試センターが発表した「情報」のサンプル問題では、通信の基礎知識、プログラミング、統計処理の問題が選ばれています。知識の暗記よりも考える力が重視される傾向にある共通テストでは、知的財産権の知識問題が出る可能性は基本的に低そうです。しかし、国の政策次第で知的財産に対する世間での関心が高まれば、出題傾向にも影響があるかもしれません。(コナン)