登録商標の主張

  • 2023年08月30日

#商標

スイマーです。今回も北陸の話です。
富山県に行った際に、お土産にこんなお菓子を購入しました。

反魂旦

包み紙のデザインに商標登録番号が可愛らしく融け込んで表示され、とても興味を持ち手に取りました。
さりげなく目に触れる形で権利の主張が出来てますね。

株式会社美都家 反魂旦
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/TR/JP-1960-026872/2F99BCDA77B870542CFA25CF779804849C728A7FB45D45655A43ACE3F2231CB0/40/ja
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/TR/JP-1958-021282/03561336DC7912C5C68F75FDC5A5F719F399260CA7D1FBB31DF6AB69CADABD0D/40/ja

きよめぱん

  • 2023年08月23日

#商標

先日、「きよめぱん」という商品を見かけたので買ってみました。
「きよめぱん」は、名古屋市の熱田神宮の東門近くにある老舗「きよめ餅総本家」の商品です。

「きよめ餅総本家」の看板商品といえば、こし餡をやわらかい羽二重餅でくるんだ銘菓「きよめ餅」で、熱田詣りの土産として古くから愛されていますが、「きよめぱん」は、「きよめ餅」が丸ごと入ったパン・・ではなく、餅粉をブレンドしたパンで餡をくるんだ商品です。

きよめぱん

商品パッケージの中にあるリーフレットによると、戦後の混乱期に配給用のパンを製造していたことがあるそうで、当時の「きよめパン」を生まれ変わらせた、“パンのようなおまんじゅう”とのこと。
確かに、しっとりとしてモチモチ食感の生地は、パンとは少し違う不思議な感じで、とても美味しかったです。

先日ご紹介した「なごにゃん」と同様、認知度の高い商品の派生商品は注目度も高く、「きよめ餅」と一緒に買いたくなりますね。(シスぞう)

きよめ餅総本家の「きよめ」は、昭和29(1954)年に商標登録されています。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/TR/JP-1952-003921/8B5623A71A4A77B0B352B1E399F4D4C8D5662B52E2EFE0D13AC831629BE22C42/40/ja

Pokémon Sleep

  • 2023年08月16日

#商標

今年の7月にリリースされたスマートフォン向けゲームアプリ「Pokémon Sleep」をダウンロードしてみました。寝る際にアプリを稼働し、枕元にスマートフォンを置くだけで睡眠を計測・記録して遊べるゲームです。コンセプトは「朝起きることが楽しみになる」。実際にプレイしてみると自分の睡眠のデータを見ることができ睡眠の大切さなどを改めて実感するようになりました。また、ゲーム内で寝ているポケモンたちの寝顔も可愛くてついついやり続けてしまいます。

枕元 スマートフォン

「Pokémon Sleep」は商標登録がされており(商標登録第6271841号)、権利者は任天堂株式会社、株式会社クリーチャーズ、及び株式会社ゲームフリークの3社による共同出願です。出願日(2019年5月22日)及び登録日(2020年7月21日)を見てもわかるように数年の企画・開発を重ね、今年リリースされたのでしょうか。(うさぎ)

Pokémon Sleep 公式サイト:https://www.pokemonsleep.net/

Xの行方

  • 2023年08月09日

#商標

 Twitterのサービス名が「X」に変更されました。これに対し、ロックバンドX JAPANのYOSHIKI氏が「X JAPAN商標登録してあると思うけどなー」とツイートして、話題となっています。確かに、Twitter JAPANの「Twitter」部分を「X」に置き換えると、「X JAPAN」になってしまいます。

X

 日本の商標法では、「極めて簡単で、かつ、ありふれた標章のみからなる商標」は商標登録を受けることができず(商標法第3条第1項)、審査基準において、「極めて簡単で、かつ、ありふれた標章」について「ローマ字の1字又は2字からなるもの」と例示されています。つまり、ロゴなどがない状態の「X」のみでは識別力がなく、商標登録されることはありません。

 上述の「X JAPAN」は、標準文字で商標登録されています(第4750523号)。また、アメリカでも、マイクロソフトやメタが標準文字ではないものの「X」を商標登録しています。ほかにも、Xの文字に関する登録は多数あるようです。

 今後のTwitter改め「X」のブランディングの行方が気になるところです。(マロン)

参考URL:
「Twitter」は「X」に、「Twitter Japan」は「X Japan」に……? YOSHIKI「商標登録してあると思うけどなー」
https://news.yahoo.co.jp/articles/e32abb6c2170e977c0e6e91e5ac751ba7dd7e1ee

MetaそしてMicrosoftが既に米国でXを商標登録済
https://news.yahoo.co.jp/byline/kuriharakiyoshi/20230725-00359274

万年筆の書き心地

  • 2023年08月02日

#商標

 コロナ禍のはるか前からブームになっていた「万年筆」にも、「インク沼」なる流行りコトバにもまったく縁がなかった私ですが、最近になって万年筆を使い始めました。といっても定価で千円程度の安価なものですが、ほとんど筆圧をかけずにサラサラ書けるためとても書きやすく、気に入っています。

 買い求めやすい価格帯の万年筆にも最近はいろんなものがありますが、私が選んだのは、最寄りの書店の筆記具コーナーで目についた、株式会社パイロットコーポレーションの「カクノ」という万年筆です(商標登録56414865697648)。私が買ったのは本体もキャップも透明なものですが、インクカートリッジの残量が確認しやすく、便利です。安いのでインクの色ごとに購入してもよさそうです。

万年筆カクノ

万年筆カクノ

 パッケージには「きっと書くのが楽しくなる」とあり、ペン先にはユーモラスなイラストが描かれています。同社のホームページにはこどもにも読みやすく書かれた使い方紹介があり、万年筆がはじめてでも困らずに済みそうです。

 万年筆は軽いタッチでサラサラ書けるので、長時間使用しても疲れにくいそうです。作家さんが愛用されるというのも納得です。カクノに慣れてきたら、別の万年筆も試してみようと思います。(blink)