コインロッカーに扉の親子?

  • 2019年08月30日

#実用新案

先日利用した有料コインロッカーが素晴らしすぎました! 通常の扉(親扉)に鍵穴付きの小さな扉(子扉)が設けられており、改めてお金を払うことなく財布やスマホを出し入れできるではありませんか。やはりというべきか、このグッドアイデアは実用新案登録(第3185319号)されていました。(ランナー)

 

今日の発明 ~圧力釜~

  • 2019年08月22日

#今日の発明

 今日(8月22日)と関連の深い発明について紹介します。今回紹介するのは、圧力釜(圧力鍋、Pressure cooker)です。

 圧力釜というと、私が子供の頃、母がよく、玄米を炊くのに使っていたことを思い出します。この圧力鍋を発明したのが、フランスの物理学者であり発明家のドニ・パパンです。パパンは圧力調理器の発明者ですが、蒸気機関の先駆者としても知られています。

 ドニ・パパン(Denis Papin)は1647年の今日(8月22日)、フランス中部の都市ブロワで生まれました。いったんは医者になったものの、数学や力学への興味が捨てきれず研究生活に入ります。その後はイギリスにわたり、1679年(今から340年前)、蒸気圧を利用した調理器を発明しました。

 もっともこれは、調理器というよりも調理設備というべき大きなものだったようです。以後250年間、圧力調理器は、このような業務用サイズのままだったのです。
 その後、1938年になって、アメリカのアルフレッド・ビッシャー(Alfred Vischer)が家庭用の圧力釜を特許出願し、大戦後はアメリカのライフスタイルとともに全世界に普及しました。
 一方、日本では、これとは全く別の流れで圧力釜が普及したようです。というのも、日本では戦前から玄米食が推奨され、玄米を柔らかく炊ける圧力釜が国産化されていたからです。

 大戦時は戦火を交えた両国ですが、経緯は異なっても、同じように圧力釜が普及したというのが興味深いところです。(blink)

詳しくは、以下のリンク等を参照して下さい。
1)ドニ・パパン
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%8B%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%91%E3%83%B3
2)圧力鍋
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%A7%E5%8A%9B%E9%8D%8B

フリーサイズブックカバー

  • 2019年08月16日

#特許

娘の通う学校では、毎朝ホームルームの前に読書タイムがあります。家での読書時間が以前ほど取れなくなっていたので、これはとても貴重な取り組みだと感じています。
読みたい本を自由に選んで持っていくのですが、文庫に限らず様々な大きさの本があり、何か良いブックカバーはないかなと探していたところ、ありました!特許取得済のBeahouse フリーサイズブックカバーです。〈特許第5717295号〉。
早速購入してみました。サイズも厚さもバラバラの本がこのブックカバーで全て対応できるようになりました。日本製で、生地は人体に有害なホルムアルデヒドを含んでいないノーホルマリン加工で肌の弱い方でも安心です。カラーラインナップも豊富で迷いましたが、シンプルなデニムネイビーを気に入ってくれたようです♪(カカオ)

夏休み 子ども向けロボット教室

  • 2019年08月09日

#発明

こんにちは、タイムです。

先日、小中学生対象のロボット教室に行ってきました。
私にとっては、あまり馴染みのない世界ですが、ネットで調べるとかなりの数のロボット関連の教室があるのですね。

今回私がお邪魔した教室は、夏休みの2日間を使い、1日目に予め用意されたキットによりロボットを作成し、2日目が対戦、というプログラムでした。私は2日目の対戦を見学しました。
参加者は、小学4年生から中学3年生で、前日に作成したロボットに自前の装飾を施し、教室内は個性豊かな色とりどりの作品であふれていました。
雌雄を決するのは、日頃から鍛え抜かれたゲームコントロール力でもありますが、ロボットに加えた装飾などがこれに絡んできます。
対戦の様子は、静かにゲーム機を操りつつ周りは白熱、という感じでした。
この子供たちのなかに、将来、特許出願の発明者に名を連ねる人がいるのだろうな、と思いつつ、会場を後にしました。

森永ミルクキャラメル

  • 2019年08月02日

#商標

 黄色い箱のキャラメルといえば「森永ミルクキャラメル」。「森永ミルクキャラメル」のパッケージには「登録商標第五七九二三七二号」と表示されています。

 

 調べてみると、パッケージに使用されているのと同じ商標(下記商標1)が登録(第5792372号)されていました。

商標1:第5792372号
 この商標の出願日は平成27(2015)年7月30日、登録日は平成27(2015)年9月11日なので、比較的歴史の浅い登録商標といえます。

 

 「ミルクキャラメル」を検索キーワードにしてさらに調べてみると、下記商標(商標2)が登録(第89075号)されていることがわかりました。

商標2:第89075号
 この商標の出願日は大正6(1917)年7月24日、登録日は大正6(1917)年11月6日なので、100年以上の長い歴史のある登録商標といえます。この商標と上記商標1とは、「ミルクキヤラメル」の書体や「エンゼルマーク」周りの文字の配置等、細かな点で違いがあるものの、全体としてはよく似ています。商標1では、商標2の全体のイメージを維持しつつ、デザインがやや現代風に変更されているように思います。

 

 ちなみに、上記商標2に係る商標権は、平成29(2017)年10月10日に更新登録されており、存続期間の満了日は令和9(2027)年11月6日となっています。現在商品に使用されているのは商標1(第5792372号)ですが、商標2(第89075号)も、復刻版の販売時等に使用されるのかもしれません。(ヒロ)