食品ロス削減を支える知財

  • 2022年08月31日

#商標】 【#特許

 日本では年間500万トン以上(2020年度環境省推計で522万トン)の食品が捨てられています。食品ロスが発生する要因として、生産者から消費者への流通の仕組みに一因があると言われています。食品ロス削減に貢献するため、スーパーやコンビニエンスストアで食品を購入する際、賞味期限・消費期限の近い商品から購入することが推奨されています。

食品ロス

 食品ロス削減を目的として、NTTドコモは、2021年10月「ecobuy」アプリを使ったサービスを開始しました。ドコモユーザーは、対象店舗で賞味期限・消費期限が近い商品を購入し、スマホでレシートを撮影してシステムに送信すると、ポイントをもらうことができます。

https://d-card.jp/kakeisoudan/articles/r825y7k5r1p/

https://r-tsushin.com/sdgs/nttdocomo_ecobuy/

 このシステムについて、NTTドコモは「ecobuy」の商標権(商標登録第6082392号)及び「情報処理装置及び情報処理システム」の特許権(特許第6462105号)を取得しています。特許公報には、「ユーザが期限の近い商品を購入すると特典が与えられるのでその種の商品を購入しようという動機を持つことになり、これにより、期限切れにより廃棄される商品、いわゆるフードロスを少なくすることができる。」という発明の効果が記載されています。このように、私たちは知的財産を通じてSDGsの課題に貢献することができます。(コナン)

食品ロス

浜名湖ガーデンパーク

  • 2022年08月24日

#商標】 【#著作権

 浜名湖ガーデンパークに行ってきました。ガーデンパークには、浜名湖花博のときに作られた作詞家の秋本康氏が原作の「のたね」、「パパフラ」、「ママフラ」、「キュウタン」、「ジョウロン」、「ハッチー」と6つのキャラクターがありました。

浜名湖ガーデンパーク

 園内を歩いていると、「のたね」だけに著作権マークが付いていました。

のたね

 不思議に思い、公式ホームページを見ると、6つのキャラクターを、いずれも「のたね」のシリーズとして著作権管理されているようでした。商標はどうなのかと気になって調べてみると、こちらも「のたね」のみが登録されていました(権利者は静岡県)。

 まだ暑い日が続きますが、もう少し気候がよくなったら、違う花を見に、また行ってみたいと思いました。(マロン)

浜名湖ガーデンパーク 「のたね」サイト
https://www.hamanako-gardenpark.jp/notane/

日間賀島

  • 2022年08月17日

#商標

先週末に友人と愛知県の日間賀島に行ってきました。名古屋から車で1時間ほどのところにある「師崎港(もろざきこう)」から高速船に乗り、約10分で日間賀島に到着します。
名古屋から近くて日帰りでも楽しめる場所で、県内にもかかわらず旅行をした気分になりました。

家族にお土産として「日間賀島 島のり」を買って帰りました。「日間賀島 島のり」は日間賀島漁業協同組合が販売している海苔で、パッケージが商標登録されています(商標登録第4481826号)。

日間賀島島のり

名古屋からも近く、年中新鮮な海鮮が楽しめるのでまた違う季節に行ってみたいと思いました。(うさぎ)

参考:
日間賀島観光ナビ https://www.himaka.net/
日間賀島漁業協同組合 http://jf-himakajima.com/

タクマ式ボイラ

  • 2022年08月10日

#今日の発明】 【#特許

 今日8月10日と関連の深い発明について紹介します。今回紹介するのは、明治生まれの実業家、発明家であり、株式会社タクマの創業者の田熊常吉(1872.2.8~1953.12.22)が発明した「タクマ式ボイラ」です。

 田熊常吉は107年前(1915年(大正4年))の今日、当時の農商務省外局であった特許局に、我が国初の国産ボイラーであるタクマ式ボイラの特許を出願したとされています。なお、1912年に発明し、翌年特許取得、との情報もあります。
 田熊常吉は30代に材木商として成功した後、ボイラー製造事業に出資して失敗、多額の負債を負いました。しかし、その後独力でボイラー開発を行い、タクマ式ボイラの完成に漕ぎ付けます。これにより、外国製ボイラーの輸入に歯止めがかかるほどの成功を収めたとのことです。

 1936年、田熊常吉は自宅に田熊常吉研究所を設立しました(現・株式会社タクマ)。株式会社タクマは現在、毎年10~30件規模の特許出願を行う研究開発企業となっています。

関連リンク
1. 8月10日 – Wikipedia
2. 田熊常吉 – Wikipedia
3. タクマ(企業) – Wikipedia
(blink)

ココトモバウム

  • 2022年08月03日

#商標

6月、ホテルインディゴ犬山有楽苑にて、4年ぶりに開催された所員&家族交流会に参加し、久々の会食とホテル滞在を楽しみました。
翌日は、犬山城下町で食べ歩きをしたかったのですが、とても蒸し暑い日になり断念。何か美味しそうなものでも買って帰ろうと思っていると、道すがらすれ違う人の多くが同じ紙袋を掲げているのに気づきました。カラフルで印象的な図柄が目を引く紙袋に書かれていた「COCOTOMO BAUM」で検索してみると、犬山城入口の近くにある「ココトモファーム」というお店のバウムクーヘンと判明しました。

訪れた犬山城三の丸店は、白を基調としたデザイン性の高い内装のお店で、バウムクーヘンの展示やドリンクショップも併設され、試食や無料のお茶などもいただけ、休憩がてら立ち寄るにも最適なお店でした。

ココトモバウム

購入したバウムと一緒に入っていた冊子やHPを見ると、「ココトモファーム」は、愛知県犬山市の米農家で、看板商品である自家製米粉100%グルテンフリーのバウムクーヘン「ココトモバウム」の製造から販売まで手がけているそうです。代表取締役ご自身が発達障害グレーゾーンということで、障害がある人が特性を生かして働ける場所を増やし、適所で能力を伸ばし、経済的な自立をめざせるよう様々な取り組みを進めているそうです。
たまたま出会ったお店ですが、地元愛知県にこのような企業があることを知ることができ、バウムを買って応援したいという気持ちになりました。

紙袋や冊子にある「COCOTOMO BAUM」と「COCOTOMO FARM」の図柄は登録商標です。
(登録番号第6375138号、第6392022号)

自宅用に購入した白米のソフトバウムはしっとり優しい味でとても美味しかったです。次は玄米のハードバウムを食べてみたいです。常温で日持ちもするのでちょっとした手土産にも良さそうです♪(カカオ)

ココトモバウム|犬山市
株式会社ココトモファーム |ココでトモだちになろう