日本では年間500万トン以上(2020年度環境省推計で522万トン)の食品が捨てられています。食品ロスが発生する要因として、生産者から消費者への流通の仕組みに一因があると言われています。食品ロス削減に貢献するため、スーパーやコンビニエンスストアで食品を購入する際、賞味期限・消費期限の近い商品から購入することが推奨されています。
食品ロス削減を目的として、NTTドコモは、2021年10月「ecobuy」アプリを使ったサービスを開始しました。ドコモユーザーは、対象店舗で賞味期限・消費期限が近い商品を購入し、スマホでレシートを撮影してシステムに送信すると、ポイントをもらうことができます。
https://d-card.jp/kakeisoudan/articles/r825y7k5r1p/
https://r-tsushin.com/sdgs/nttdocomo_ecobuy/
このシステムについて、NTTドコモは「ecobuy」の商標権(商標登録第6082392号)及び「情報処理装置及び情報処理システム」の特許権(特許第6462105号)を取得しています。特許公報には、「ユーザが期限の近い商品を購入すると特典が与えられるのでその種の商品を購入しようという動機を持つことになり、これにより、期限切れにより廃棄される商品、いわゆるフードロスを少なくすることができる。」という発明の効果が記載されています。このように、私たちは知的財産を通じてSDGsの課題に貢献することができます。(コナン)