キッズデザイン賞

  • 2023年11月01日

#商標】 【#意匠】 【#特許】 【#発明

先日、ネットサーフィンしていた時、「キッズデザイン賞」という言葉を目にしました。なんとなく「デザイン=意匠に関係していそう」と思い、記事「子供の近視を抑制『アイケアークリップ」キッズデザイン賞」を読んでみました。

キッズデザイン賞は子供たちが「安全に暮らす」「感性や創造性豊かに育つ」「子供を産み育てやすい社会をつくる」という目的を満たすために、製品・サービス・空間・活動・研究の中から優れた作品を選びます。広く社会に発信していくことを目的として、子供用デザインのほか、大人や一般向けに開発されたものでも、子供や子育てに配慮されたデザインであれば対象となるようです。

キッズデザイン賞

記事で紹介されていた「アイケアークリップ」は東京都のクリア電子株式会社が開発した商品です。特許や意匠も取得している会社かなと思いJ-Plat Patで検索した結果、予想通り特許2件、意匠4件、商標18件がありました。

また、「キッズデザイン賞\KIDS DESIGN AWARD」も商標登録されていました。(商標登録第5010693号、権利者:特定非営利活動法人キッズデザイン協議会)

キッズデザイン賞と知的財産が少し似ているように感じ、関心を持ちました。
子供たち、そして子育てをする家族のために役立つ発明で生活が豊かになるといいですよね。(うさぎ)

キッズデザイン賞(ホームページ)https://kidsdesignaward.jp/

シャワーについて

  • 2023年03月29日

#発明

スイマーです。
名前の通り泳ぐ事が好きなのですが、ここのところ全く泳ぎに行けません。
無心で泳いだ後に浴びる温水シャワーは、染みるように優しかったなぁと思い出し、再びプールに通う機会を探っています。

さて、そのシャワーは19世紀後半にフランスで発明されたもののようです。
最初はパイプに穴を開けたものだったようですが、1920年代に今のシャワーヘッドが発明されると一気に普及していきました。便利で快適なものは広がるのも早いですね。

写真は我が家で活躍するシャワーヘッドです。
シャワー

シャワー – Wikipedia

一酸化炭素中毒の解毒剤

  • 2023年03月01日

#発明

 最近、新聞で気になる記事をみかけましたので紹介します。『ガス中毒「特効薬」期待』(副題:同志社大学開発 COなど解毒化合物)という記事です。

火災ガス中毒「治療薬」開発 同大など(読売テレビニュース)

 記事によると、一酸化炭素(CO)やシアン化水素によるガス中毒を解毒する化合物を、同志社大学の北岸宏亮教授(有機化学)らのチームが開発したとのこと。火災で死因の多くを占めるガス中毒に対する「特効薬」として、救急現場などでの実用化を目指すとしています。

 北岸教授が所属する同志社大学のホームページにもプレスリリースが載っています。この研究成果は米国科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載予定で、オンラインでは日本時間2023年2月21日に公開されるようです。論文へのリンクも紹介されていますので、興味のある方は覗いてみて下さい。オープンアクセス論文なので無料で閲覧可能、ダウンロードもできます。

 記者発表があったということはすでに特許出願された筈と思い、特許庁の公報検索システムJ-PlatPatで公報を検索してみました。するとその名も「シアン解毒剤」という登録公報がありました。意外なことに権利はすでに消滅し、パブリックドメインとなっています。
・「特許第5619500号」(2010年7月12日出願、2014年9月26日登録、2019年9月26日年金不納による抹消)

 また、Googleで検索すると、2010年頃から北岸教授ら同志社大学のグループや川口章教授ら東海大学のグループが火災時に発生する有毒ガスに対する解毒剤の研究を進めてきた経緯があるようです。つまり、かなり前から研究が進められてきている化合物の最新版が発表され、今回の記事となったようです。

 解毒剤というと地下鉄サリン事件で知られるようになったアトロピンを連想してしまいますが、一酸化炭素中毒にも解毒剤があり得るのか!と少し意外な感じがしました。
 火事などで発生する一酸化炭素は無色無臭で、いつの間にか死んでしまうという恐ろしいイメージがあります。少しでも早く救急現場での解毒剤使用が実現し、一人でも多くの人命が助かるように願わずにはいられません。(blink)

梅雨期間の特定

  • 2022年11月30日

#発明

スイマーです。
今年の6月に書いたブログです。

梅雨入りしました | 弁理士法人 服部国際特許事務所 – 名古屋 (hattori.co.jp)
梅雨入り後わずか13日で梅雨明けが発表され、統計最短の記録になるかもしれないと書きました。

梅雨

しかしその後もジメジメとした雨は降り、結局統計として発表された正式な東海地方の梅雨開けは7月23日ごろで平年並みといったところでしょうか。

気象庁から出される速報と、経過を考慮し検討した結果の発表とはきちんとした区別がなされているようです。
統計を取り始めた1951年といえば71年前ですが、この頃と今では観測機器も大幅に進歩したと思われます。新しく開発、発明された技術もあるかもしれません。
日進月歩で進んでいく科学技術と地道な観測統計で、これからも生活に役立つ情報発信を期待しています。

気象庁 | 過去の梅雨入りと梅雨明け(東海) (jma.go.jp)

永遠に留める

  • 2021年05月07日

#発明

国立国会図書館ホームページ内電子展示会のページに「写真の中の明治・大正」というコーナーがあります。

よく知っている街の古い姿や道を行く人々がたくさん写っていて、この時代まだ珍しい写真機を使って目に映るものを永遠に留めようとした情熱が伝わってきます。

ウィキペディアによると写真の発明は1827年にフランス人ジョゼフ・ニセフォール・ニエプスによるものとあります。それまでも投影機として写真に似たものはありましたが、映像を留める事は出来ませんでした。
(スイマー)

写真史 – Wikipedia
電子展示会 | 国立国会図書館-National Diet Library (ndl.go.jp)

知財にちなんだ記念日

  • 2021年03月24日

#弁理士】 【#特許】 【#発明】 【#知的財産】 【#知財イベント】 【#著作権

 知財イベント紹介というタイトルですが、今日は知財にちなんだ記念日をご紹介します。みなさんはいくつご存じですか?

 4月18日  発明の日(日本)
 4月23日  世界図書・著作権デー(ユネスコ)
 4月26日  世界知的所有権の日(世界知的所有権機関)
 7月 1日  弁理士の日(日本)
 7月22日  著作権制度の日(日本)
 8月 1日  愛知の発明の日(愛知県)
 8月14日  専売特許の日(日本)
11月18日  音楽著作権の日(日本)

 こうしてみると、なぜか4月と暑い季節に記念日が多いようです。海外に目を向ければ、発明家の日というのがあります。たとえば米国では、エジソンの誕生日が発明家の日になっています。

 まもなく4月。今年も発明の日、世界知的所有権の日がやってきます。また日本では毎年、発明の日を含む1週間は科学技術週間に指定されています。日和がよくなるこの季節、発明や科学に思いを巡らせてみるのもよいかもしれません。(blink)

関連リンク:
1.発明の日(4月18日)
2.世界図書・著作権デー(4月23日)
3.サン・ジョルディの日(4月23日、参考)
4.子ども読書の日(4月23日、参考)
5.世界知的所有権の日(4月26日)
6.弁理士の日(7月1日)
7.著作権制度の日(7月22日)
8.愛知の発明の日(8月1日)
9.専売特許の日(8月14日)
10.音楽著作権の日(11月18日)
11.発明家の日
12.科学技術週間

逆転の発想! ~自動運転の世界~

  • 2020年12月07日

#特許】 【#発明

このような技術を活用しませんか?
ノイズとなる電磁波を遮断する表面加工技術は世の中に沢山あります。
反対に、ミリ波レーダーが照射するミリ波を透過する、そのうえ目隠しし(目視を遮断する)、外観は美しい!、という表面処理加工の技術は希少な価値をもっています。
このような希少な価値ある技術を提供する会社をご紹介します。
ご興味のある方は弊社(服部国際特許事務所)までお問い合わせください。
「ミリ波レーダー」は、ミリ波(電磁波の中で波長が1〜10ミリ)を照射し、対象物などから反射して戻ってくるまでの時間から障害物までの距離を測定する装置で、自動運転に広く採用されています。(おにぎり)

名古屋企業コラボ商品

  • 2020年12月04日

#発明

複数の企業などが共同で製作するコラボ商品ですが、先日名古屋の企業コラボ商品を見つけました。

コラボ商品というと、漫画やアニメ、映画などと文具やお菓子とのコラボ商品を目にすることが多いのですが、名古屋の企業同士で更に食品メーカー同士のコラボ商品ということで、目新しさを感じました。

それが、味噌・しょうゆなどの調味料メーカーの「イチビキ株式会社」と、豆のお菓子が有名な「春日井製菓株式会社」のコラボ商品、「ゆで旨ピーナッツ 鶏だし胡椒味」です。
この“鶏だし胡椒味”とゆでたピーナッツがまさに“発明”的な美味しさの組合せ。
中部地方の人にとっては、両社とも普段よく食しているメーカーなので、きっと味も馴染み深い懐かしい味なのだろうと思います。(タイム)

紅茶について

  • 2020年08月19日

#発明

スイマーです。
家にいる時間が長い今年は、いろいろな紅茶を通販で取り寄せ自宅で楽しんでいます。
私たちが日常的に飲むいわゆる緑茶は、アジアの山岳地帯に自生していた椿科の常緑樹が原種で、最初は薬として飲まれていたようです。
新鮮な緑の葉を熱湯で煎れる緑茶から、発酵させて飲むウーロン茶や紅茶になったのはいつ頃で、誰が発明発見したのか確かなことはわかっていません。
時代や偶然、人々のあゆみいろいろな要素があったのでしょうね。

日本紅茶協会 紅茶の歴史より
https://www.tea-a.gr.jp/knowledge/tea_history/

必要は発明の母

  • 2020年04月30日

#発明

スイマーです。
新型コロナの影響で、世界中でマスクや医療品の不足が叫ばれている中、日本のいろいろな企業がそれらの製造に乗り出しています。
その中にはその企業独特のノウハウが生かされた製品もあるのではないでしょうか。
今まで思いもしなかった工夫が凝らされた物もあるかもしれません。
こんな時、思い出すのは「必要は発明の母」という言葉です。
何か出来ることは無いか?いつも頭に留めておきたいと思います。