ゴッホ展

  • 2026年02月18日
#商標】 【#著作権

先日、愛知県美術館で開催中の「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」に行ってきました。

ゴッホ展

印象派の絵画が好きで、モネやルノワールなどの展覧会があると足しげく通っているのですが、最近はデジタルアートを取り入れた没入体験型の展覧会が増えているように感じます。
ゴッホやモネ、ルノワールは死後70年経過しているため著作権は消滅しておりパブリックドメインになっていますが、それら作品の同一性を損なわない範囲で動画や3Dに複製されていて、まるでそれら絵の世界に自分が身を置いたような不思議な体験が得られます。

ゴッホ展

ゴッホ展

今回のゴッホ展では、絵画だけでなく手紙も公開され、ゴッホとその家族がどのような関係であったかや、「ゴッホ」がどのようにして世界的に著名な画家になったかについて物語をもって紹介されています。その物語を理解し、大型スクリーンに映し出される有名絵画を見て回ることで、まるで映画をみているように、絵のストーリーを感じられます。
10年程前は展覧会というと時代や画家ごとに分類された部屋に絵画とその紹介文が展示されるというのが通常でした。技術の進歩で絵の世界をより近く感じられるように進化していますね。

ゴッホ展

ちなみに、「ゴッホ」という名称を商標出願しても公序良俗違反(故人の著名な氏名を無断で使用し、不利益を与えること等)で登録される可能性は低いようです。(カモミール)

ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢 | 展覧会 | 愛知県美術館

Fab 4

  • 2026年02月04日
#著作権

本日2月4日(Feb.4)は、ある偉大なアーティストの愛称「Fabulous Four」にちなみ、そのアーティストの記念日とされています。

そのアーティストとは「ビートルズ」

今から60年以上前にデビューし、1970年に事実上解散するまで多くの楽曲いわゆる著作物を生み出してきました。活動期に発表された自作曲は、すべてメンバーが作詞作曲しており、最も多いクレジットは、ジョン・レノンとポール・マッカートニーとの共同名義である「レノン=マッカートニー」となっています。

レノン=マッカートニー作品は、今もなお世界中の人々を魅了し、影響を与えて続けています。その一方、レノン=マッカートニー作品の著作権は、当事者間に長きに渡る金銭的な問題を生じさせることになります。

これは、最初にレノン=マッカートニー作品の著作権を管理する音楽出版社「ノーザン・ソングス社」を設立した際、ジョンやポールらが著作権を十分に理解していない状態で、同社と契約を締結したことに起因するとされています。

興味のある方は以下の本に詳しく書かれていますので、是非。(p)
ノーザン・ソングス~誰がビートルズの林檎をかじったのか | シンコーミュージック・エンタテイメント | 楽譜[スコア]・音楽書籍・雑誌の出版社

引用リンク
ビートルズ – Wikipedia
レノン=マッカートニー – Wikipedia

では最後に、みんな大好き変拍子を置いておきます。

「アイドル」といえば・・・

  • 2024年06月12日
#著作権

「アイドル」と聞いてみなさんは何が思い浮かびますか?
私は「人」より先に「曲」が浮かびました。そうです、YOASOBIの「アイドル」です。

「アイドル」はテレビアニメ「推しの子」のオープニング主題歌としてリリースされ、アニメを見ていない人でも聞いたことのあるヒット曲。日本だけでなくアメリカのビルボードチャートで首位を獲得するほどに。

イヤホン

その「アイドル」が日本音楽著作権協会(JASRAC)の2024年JASRAC賞で金賞を受賞したネットニュースを見ました。

medal

JASRACは主に音楽の著作物の著作権に関する管理事業や外国著作権管理団体等との著作権の相互保護などの活動をしている一般社団法人です。

著作権も作曲者や作詞者及び音楽出版社にとっての大事な役割を持つ権利保護です。(うさぎ)

源氏物語と著作権

  • 2024年03月27日
#著作権

 今年、2024年の大河ドラマ「光る君へ」は、源氏物語などの著書として知られる紫式部が主人公です。紫式部は、平安中期の歌人、作家であって、実名や正確な生没年はわかっていません。ですが、著作権の保護期間は没後70年ですので、平安時代からは十分に時間が過ぎており、源氏物語などの平安時代の文学作品は、著作権が発生しておらず、パブリックドメインとなっています。ですから、大和和紀作「あさきゆめみし」のように、漫画化することも問題ありません。もちろん、源氏物語の著作権は切れていても、「あさきゆめみし」には著作権が存在しています。

源氏物語あさきゆめみし

 また、源氏物語には、現代語訳されたものも多くあります。最近ですと、瀬戸内寂聴訳や角田光代訳といったところが有名でしょうか。現代語訳されたものは、訳者に著作権があります。一方で、訳者も没後70年が経過した与謝野晶子訳や谷崎潤一郎訳の源氏物語は、パブリックドメインとなっており、与謝野晶子訳のものは「青空文庫」で読むことができます。(谷崎潤一郎訳は「作業中の作品」となっており、まだ読めませんでした。)
 これを機に、源氏物語のいろいろな現代語訳を読み比べるのも面白そうだな、と思いつつ、まずは、学生時代に途中で挫折した「あさきゆめみし」への再チャレンジから始めたいと思います。(マロン)

著作権

  • 2024年02月14日
#商標】 【#著作権

 2004年から開始されたビジネス著作権検定は、著作権に関する検定であってサーティファイ著作権検定委員会が主催しています。昨年、私はビジネス著作権検定上級に合格しました。

ビジネス著作権検定

 ビジネス著作権検定を表示する上記ロゴマークは、商標権者が株式会社ウイネットの登録商標(登録日:2004年11月5日、商標登録番号:第4815092号)となっています。

 弊所では、著作権に関するご相談のほか各種のサポートを行います。著作権のサポートの例を下記に記載しますので参考になさってください。

〈著作権に関する相談〉
『もしかしたら著作権を侵害しているかも』とお考えの方には、著作権について適切なアドバイスをします。

〈著作物の管理〉
デザインに関する仕事をされている方には、著作物を自分で管理する他、管理会社に委託するなどの管理方法をアドバイスします。

〈オーファンワークス(著作権者不明の著作物)の利用〉
著作権者不明の著作物を利用したい方には、裁定制度のための著作権者の捜索方法など、著作物の利用の実現に向けたアドバイスをします。

〈商品や広告のデザイン〉
商品制作や広告制作をするにあたり、イラストやフレーズの使用について、著作権を侵害しないか迷うことがあります。著作権を侵害しないか確認する他、商標権、意匠権を含めてアドバイスをします。

〈文化庁への著作権登録〉
著作権の移転登録、著作者の実名の登録、創作年月日等の登録、出版権設定の登録、出版権移転の登録を行います。国内の著作権登録、外国の著作権登録、国内および外国の各種契約書の作成等を承っております。

 弊所には、弁理士及びビジネス著作権検定上級合格者がいます。著作権に関するご相談、ご依頼は、こちらからお気軽にお問い合わせください。(ラズベリー)

著作権に関する資料PDF:pamphlet-chosakuken202102.pdf (jpaa.or.jp)
ビジネス著作権検定:https://www.sikaku.gr.jp/bc/introduction/

宇宙教育のすすめ

  • 2024年01月31日
#知的財産】 【#著作権

JAXAの打ち上げた小型月着陸実証機(SLIM)が世界で5カ国目に月面着陸に成功しましたね。残念ながら着陸姿勢に問題があり予定していた月探査は難しいようですが、この先この計画がどうなっていくのか目が離せません。
ところでJAXAのサイトでは教育に使える様々な教材が無料で公開されています。使用には著作権、知的財産権における利用条件がありますので、よくお読みになりご家庭で挑んでみて下さい。
https://edu.jaxa.jp/materialDB/

画像は数年前にスマホで撮った月の写真です。何かが映り込んでますね。
(スイマー)

月

ミッキーマウスの著作権

  • 2024年01月09日
#著作権

 人気キャラクターである初代ミッキーマウスの著作権が2024年1月1日に切れ、アメリカでパブリックドメインとなりました。これにより、初代ミッキーの二次創作が可能になります。パブリックドメインとなるのは、1928年に制作された短編映画「蒸気船ウィリー」に登場するもので、現代版とは、目の描き方や手袋や靴などが異なっています。また、ミッキーマウスの商標権はディズニーが保有しているため、パブリックドメインとなったからとはいえ、その使用には注意が必要です。

 2023年には、一足先に著作権切れを迎えた「クマのプーさん」をホラー映画化した「Winnie-the-Pooh: Blood and Honey(邦題「プー あくまのくまさん」が公開されたことも話題になりました。今後、パブリックドメインとなったミッキーマウスを題材とした作品が登場するかもしれませんね。(マロン)

参考URL:
初代版ミッキーマウスの著作権が失効、パブリックドメインに(CNN)
https://www.cnn.co.jp/business/35213395.html

映画「プー あくまのくまさん」公式サイト
https://akumano-pooh.com/

特許多腕人間方式 -海野 十三-

  • 2023年09月13日
#弁理士】 【#特許】 【#著作権

 弁理士が主人公の小説を紹介します。タイトルは「特許多腕人間方式」、昭和初期の作家「海野 十三(うんの じゅうざ)」による小説です。

 海野 十三(本名:佐野 昌一)は、ミステリー小説やSF小説を数多く発表し、「日本SF小説の父」と呼ばれています。海野氏は、作家デビュー後の昭和11年(1936年)、39歳のときに弁理士の資格を取得し、その2年後に「佐野電気特許事務所」を開設しています。

 「特許多腕人間方式」は、海野氏が44歳のとき、昭和16年(1941年)に発表された作品です。特許事務所を経営する弁理士のもとに1人の発明家が訪れ、「3本目の腕」に関する特許出願の依頼をするところから話が始まります。弁理士が、出願手数料および出願印紙料として発明家から受け取った百円紙幣(当時は大金)と対話(一人二役)しながら出願用の明細書を書き進めるという、ユーモラスかつシュールな場面が出てきます。特許請求の範囲の記載の中で「少なくとも」という表現を使い、特許範囲(権利範囲)を拡大したとして弁理士の腕前を披露する場面や、出願後に拒絶理由通知書が届き、審査官と面会し、拒絶理由の解消に奮闘する場面もあります。現在の弁理士実務にも通じるものを感じます。

特許多腕人間方式

 全体的にユーモアが散りばめられており、オチもなかなか。短編小説のため、あっという間に読み終えました。
 この作品は、海野氏の死後50年以上経過しており、著作権の保護期間が満了しているため、青空文庫などで自由に読むことができます(ヒロ)。

「特許多腕人間方式」青空文庫

AIが絵を描く時代?

  • 2022年09月14日
#意匠】 【#著作権

スイマーです。
ここのところ私の利用しているSNSではAIに学習をさせて絵を描かせるというアプリが話題になっています。

AI

学習させるには何度もアプローチを変え調整をしなければならず、ちゃんとした作品にするにはそれなりの絵心が必要ですが、出来上がりに拘らなければとても簡単に絵が完成するようです。とても面白いです。
しかし、学習させる元の素材は自分が権利を持っているものならば問題は無いと思いますが、もし他人の作品で学習させた場合元の素材の意匠の権利や著作権はどうなるのでしょうか?アプリの規約はどうなっているのか?

出来上がった絵の権利も含め賛否両論のAIの進化にこれからも目が離せない日々です。

浜名湖ガーデンパーク

  • 2022年08月24日
#商標】 【#著作権

 浜名湖ガーデンパークに行ってきました。ガーデンパークには、浜名湖花博のときに作られた作詞家の秋本康氏が原作の「のたね」、「パパフラ」、「ママフラ」、「キュウタン」、「ジョウロン」、「ハッチー」と6つのキャラクターがありました。

浜名湖ガーデンパーク

 園内を歩いていると、「のたね」だけに著作権マークが付いていました。

のたね

 不思議に思い、公式ホームページを見ると、6つのキャラクターを、いずれも「のたね」のシリーズとして著作権管理されているようでした。商標はどうなのかと気になって調べてみると、こちらも「のたね」のみが登録されていました(権利者は静岡県)。

 まだ暑い日が続きますが、もう少し気候がよくなったら、違う花を見に、また行ってみたいと思いました。(マロン)

浜名湖ガーデンパーク 「のたね」サイト
https://www.hamanako-gardenpark.jp/notane/