BIONTECH商標

  • 2021年11月02日

#商標

 こんにちは、ヒロです。
 1ヵ月ほど前、ファイザー社の新型コロナウイルスワクチンを接種(2回目)しました。接種済証に貼り付けられたシールには、図案化されたアルファベットで「BIONTECH」との表示がありました。

BIONTECH

 J-PlatPatで「BIONTECH」を検索キーワードにして調べてみると、「T」の部分が少し違うものの、全体的には略同じ登録商標(国際商標1478253)を見つけました。

BIONTECH

 国際商標1478253の基礎出願(欧州連合知的財産庁)の出願日は2012年7月18日、国際登録日は2019年4月5日、日本での登録日は2021年4月16日、商標権者は「BioNTech SE」となっています。国際登録から約1年後に新型コロナウイルス感染症が世界的に流行し始め、その約1年後に日本で商標登録されたようです。

 商標権者の「BioNTech SE」(以下、「バイオンテック」)は、トルコ系ドイツ人夫妻等によって2008年にドイツで設立されたバイオテクノロジー企業とのことです(Wikipedia「バイオンテック」)。バイオンテックは、2020年3月よりファイザー社とともに新型コロナウイルスワクチンの開発を進め、わずか1年足らずでワクチンを実用化しました。バイオンテックとファイザーが開発・実用化したのは、mRNAワクチンという種類のワクチンです。mRNAワクチンは、2020年12月に史上初めて承認された新しいワクチンで、従来のタンパク質系ワクチンと比べ、製造時に病原体の産生を必要とせず、より速く、より安価に、より標準化された方法で、製造工程において不良率が少なく製造できるという利点があるそうです(Wikipedia「RNAワクチン」)。

 日本ではワクチン接種者の増加が奏功しているのか、2021年10月末時点で新規感染者数が落ち着いてきています。しかし、まだまだ油断できません。感染拡大防止に努めながら、このパンデミックの一日も早い終息を願うばかりです。

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