ネーミングの重要性

  • 2023年12月13日

#商標

先日、「日本ネーミング大賞2023」の受賞結果が発表されました。
今年で第4回の開催を迎えた本アワード、今年の最優秀賞は歌声合成ソフト「初音ミク」でした。

応募対象は、対象期間の1年間に生み出されたネーミングに限らず、この期間に日本国内で販売または提供されている「商品名」「サービス名」「社名」等ということで、受賞ネーミングには馴染みのあるもの、懐かしさを感じるものもありました。
また、「商標登録」されていることが応募の必須条件です。

常設賞のなかに「地域ソウルブランド部門/賞」というものがあり、毎年戦略エリアを設定して地域経済の活性化を図るべく多数のエントリーを促しています。今年は福岡県で、昨年は沖縄県、一昨年は北海道でした。愛知県が戦略エリアとなった際には、地元企業の皆様で多数エントリーして地元を盛り上げていただきたいものです。

ペン

新しい商品やサービスを開発したら、想いをこめた「ネーミング」でドレスアップして世界へ発信していくことが重要です。
弊所では生み出した大事なネーミングを商標登録するお手伝いをします。そのネーミングと似たものが競合する企業で既に使用されていないか事前に調査しネーミングの見直しのための助言をすることもできます。
お気軽にお問い合わせください。

ちなみに、個人的な感想になりますが、審査委員特別賞を受賞した「レンタルなんもしない人」、ちゃんと商標登録されていることに驚きました♪(カカオ)
日本ネーミング大賞 (j-naming-award.jp)

名古屋・栄 中日ビル

  • 2023年12月06日

#商標

名古屋の繁華街というと名古屋駅と栄の2つが挙げられますが、現在栄は、目覚ましい再開発により活性化している名古屋駅に後れを取っています。
理由の一つは、栄は、老朽化したビルが多くその取り壊しと建て替えを行っている最中であり、商業施設/店舗が全体的に少なくなりそれに伴い集客も少なくなっているという事です。

その建て替え中のビルの一つに「中日ビル」があります。
1966年に建てられ長年名古屋のレトロ感あふれるビルとして親しまれていましたが、建て替えにより2024年春グランドオープンします。

名古屋栄 中日ビル 名古屋栄 中日ビル

複合ビルとして、地下1階から5階・7階にはショップとレストラン、その他ホテル、ホール、屋上広場、オフィスになります。
7階の屋上広場は憩いの場として、栄の街並みを見渡すことができ、人気スポットとなること必至でしょう。
(タイム)

●中日ビル公式サイト
https://chunichi-building.jp/

●関連商標(J-PlatPatより)
商標権者 :中部日本ビルディング株式会社
登録商標(標準文字):これからも、まちとサカエる。
登録番号 :商標登録第6698883号
登録日 :令和5年5月17日
(上記URL)
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/TR/JP-2022-135505/41DB6D48172104020DBBB54A428156D99454BB5AE423959C1508690DC2257226/40/ja

佳作

  • 2023年11月30日

#商標

先日、書店で「続窓ぎわのトットちゃん」の本を見かけ買いました。「続窓ぎわのトットちゃん」は、2023年10月に発行されています。私は、小学生のとき「窓ぎわのトットちゃん」の本の読書感想文を書き、読書感想文名古屋市コンクールの佳作で表彰されました。
この本を見かけたことで、表彰されたことを鮮明に思い出しました。

「続窓ぎわのトットちゃん」は、著者が黒柳徹子氏で、発行所が株式会社講談社です。
「窓ぎわのトットちゃん」は、新聞、雑誌等(商品区分第16類)について商標登録されています。「窓ぎわのトットちゃん」は、権利者が株式会社講談社、登録番号が第3253119号、登録日が1997年1月31日、です。

書店を訪れることは、さまざまな本との出会いがあり、また、時期による話題がありいいなと思いました。(ラズベリー)

書店

Baciチョコレート

  • 2023年11月22日

#商標

 こんにちは、ヒロです。
 先日、新婚旅行でイタリアに行っていた弟夫婦からチョコレートのお土産を貰いました。イタリアで1907年に創業されたペルジーナ(Perugina)社のチョコレートです。

Baciチョコレート Baciチョコレート

 商品名の「Baci」は、イタリア語でキス「Bacio」の複数形の意味だそうです。1922年の開発当初はその見た目から「Cazotto」(ゲンコツ)という名前だったのが、「Baci」に変えたところイタリアで大人気になったのだとか。
 ヘーゼルナッツ入りの一口サイズのチョコレートで、甘すぎず、チョコとナッツの香りが口の中にひろがります。1粒に1枚、4か国語で愛に関する格言が書かれた紙切れ(Cartiglio)が入っています。

Baciチョコレート Baciチョコレート

 パッケージの「PERUGINA」は昭和50(1975)年10月27日に商標登録(第1167253号)されており、「Baci」のロゴも昭和54(1979)年2月27日に商標登録(第1374902号)されています。会社・商品自体の歴史もとても長いですが、日本での商標登録の歴史も長いですね。

Baciチョコレート公式HP:https://www.baciperugina.com/intl/

会社名、商品名、サービス名を商標登録しませんか?
商標登録に関するご質問・ご相談は、「こちら」から服部国際特許事務所までお気軽にお寄せください。

においガラス

  • 2023年11月16日

#商標

スイマーです。
スーパーで買い物をしているとカプセルトイの器械が列をなして置かれているのをよく見ますね。眺めているとここ数年アクリル製のキーホルダーやスタンドのおもちゃが増えたなと感じます。ネットで話題になったキャラクター、地域限定品など様々な物が透明なアクリル樹脂にカラフルに印刷されていて、気になった物があると私も挑戦して回してしまいます。

においガラス

アクリル樹脂はいろいろな呼び名があり今回の私のブログのタイトルの「においガラス」の名前でも呼ばれています。そして商標名も数多くあるようで、ドイツエボニック社の「プレキシグラス」もそのひとつです。

Wikipedia アクリル樹脂

赤福朔日餅

  • 2023年11月10日

#商標

少し前のことになりますが、知り合いから「朔日餅(ついたちもち)」をいただきました。
「朔日餅」とは、元日を除く毎月1日に、伊勢神宮へお参りする「朔日参り(ついたちまいり)」をする人々をもてなすために販売されている、季節にちなんだ月替わりの餅菓子のことです。

赤福朔日餅 赤福朔日餅

伊勢神宮のおはらい町にある赤福本店では、朔日餅を目当てに朝早くから多くの人が並ぶそうです。持ち帰りの場合は前日に配布される整理券が必要ですが、オンラインでの予約も可能で、三重・愛知・大阪・京都・兵庫のデパートでも取り扱いがあります。

赤福は三重県の定番のお土産ですが、朔日餅は月に一度しか販売がないので、特別感がありますね。(シスぞう)
赤福朔日餅 https://tsuitachi.akafuku.co.jp/okuru

赤福朔日餅、朔日餅は、4件の商標が登録されています(第1949801号第2016873号第2300175号第2707540号)。

登録商標は身の回りにたくさんあります。何故なら、会社のロゴマークや、オリジナルの商品名、サービス名を商標登録して使い続けることで、大きなブランド力が備わるからです。知名度アップ、売り上げアップの効果が見込めるだけではありません。他人に商標登録されたり、粗悪品が販売されたりすることを防ぐ効果もあるので、どんなビジネスにおいても重要なものです。
御社の商標登録に関するご質問・ご相談は、「こちら」から服部国際特許事務所までお気軽にお寄せください。

キッズデザイン賞

  • 2023年11月01日

#商標】 【#意匠】 【#特許】 【#発明

先日、ネットサーフィンしていた時、「キッズデザイン賞」という言葉を目にしました。なんとなく「デザイン=意匠に関係していそう」と思い、記事「子供の近視を抑制『アイケアークリップ」キッズデザイン賞」を読んでみました。

キッズデザイン賞は子供たちが「安全に暮らす」「感性や創造性豊かに育つ」「子供を産み育てやすい社会をつくる」という目的を満たすために、製品・サービス・空間・活動・研究の中から優れた作品を選びます。広く社会に発信していくことを目的として、子供用デザインのほか、大人や一般向けに開発されたものでも、子供や子育てに配慮されたデザインであれば対象となるようです。

キッズデザイン賞

記事で紹介されていた「アイケアークリップ」は東京都のクリア電子株式会社が開発した商品です。特許や意匠も取得している会社かなと思いJ-Plat Patで検索した結果、予想通り特許2件、意匠4件、商標18件がありました。

また、「キッズデザイン賞\KIDS DESIGN AWARD」も商標登録されていました。(商標登録第5010693号、権利者:特定非営利活動法人キッズデザイン協議会)

キッズデザイン賞と知的財産が少し似ているように感じ、関心を持ちました。
子供たち、そして子育てをする家族のために役立つ発明で生活が豊かになるといいですよね。(うさぎ)

キッズデザイン賞(ホームページ)https://kidsdesignaward.jp/

黒七味

  • 2023年10月25日

#商標

 七味といえば、赤ベースの色味のイメージがありますが、「黒七味」は、原料を煎って作られているものだそうで、本当に真っ黒に見えました。

原 了郭 黒七味

 木製の容器に「登録商標」の印刷があったので調べてみると、全体デザインだけでなく(第4224606号)、毛筆縦書き文字での「黒七味」も登録されていました(第5157375号)。第5157375号の登録情報を見てみると、「全体として『黒色をした七味唐辛子』の意味合いを容易に認識させるので、(中略)単に商品の品質を表示したものとして把握、認識されるにすぎないものとして認める」として、一度、拒絶査定となっていますが、その後の拒絶査定不服審判にて、「その全体をもって一種の造語として認識、把握されるとみるのが相当であり(中略)、自他商品識別標識としての機能を十分に果たし得る」とされ、登録審決となっていました。

 色+一般的な調味料としての七味、では、標準文字での登録は難しいと考えられますが、七味といえば通常赤なのに黒であり、かつ、縦書き毛筆文字という、いわば合わせ技で登録になったようです。

 お味は、香ばしく、一般的な七味よりも優しい辛さに感じられ、牛すじ煮にかけて美味しくいただきました。(マロン)

株式会社 原 了郭 「黒七味」
http://www.hararyoukaku.co.jp/lineup/yakumi.html

二段鍵盤ピアノ

  • 2023年10月20日

#今日の発明

 今日(10月20日)と関連の深い発明について紹介します。今回紹介するのは、まるでチェンバロのような二段鍵盤を備えたピアノ「エマヌエル・モール式ピアノフォルテ」です。

MIM Double Manual Piano CN5266

 1931年の今日は、ハンガリーの作曲家・ピアニスト・楽器発明家であるエマヌエル・モール(Emánuel Moór)が亡くなった日です。モールは5つのオペラや8つの交響曲などを遺した作曲家ですが、楽器の発明でも知られ、中でも二段鍵盤ピアノが有名です。

Emánuel Moór

 モール式ピアノは、片手で2オクターブの音程を掴めるように、鍵盤を上下2段に重ねたものです。私も若い頃ピアノを習っていましたが、確かに片手で2オクターブ幅の和音を出せれば、表現の幅がぐっと広がりそうな気がします。モールは欧米で行った演奏旅行で積極的にモール式ピアノを用いて普及に努めたとのこと。

 さらに調べてみたところ、二段鍵盤ピアノに関する記事を見つけました。その記事にはピアノという楽器の発達段階でさまざまな変形ピアノが開発されては消えていった経緯がコンパクトに紹介されています。

 普段、楽器を発明として捉えることは少ないと思いますが、楽器もまた、まぎれもなく発明の歴史、技術史の一部なのだなと感じました。(blink)

采女納言(うねめなごん)

  • 2023年10月11日

#商標

先日三重県に行った際、四日市の銘菓「采女納言」を購入しました。

采女納言(うねめなごん)

「采女納言」は、「なが餅」で有名な、三重県の「株式会社なが餅 笹井屋」さんが製造販売している商品で、水車小屋を象った最中の中に、粒あんと求肥が入っています。

采女納言(うねめなごん) 采女納言(うねめなごん)

食べるとほろほろっと崩れるほど繊細な最中、たっぷりの粒あん、やわらかい求肥の組み合わせが最高です。
あんがたっぷりで、1個で満足感を得られるのですが、しばらくするとまた食べたくなる、とても魅力的なお菓子です。

「采女納言」は、2009年3月6日付け、指定商品「菓子及びパン」で商標登録されています(登録第5211846号)。(さくらもち)