デアバウムクーヘン

  • 2023年01月05日
#商標

昨年のクリスマスはユーハイムの「デアバウムクーヘン」を家族へ贈るお菓子として購入しました。
以前より気になっていたものの購入する機会がなかったのですが、たまたま見かけたテレビ番組で紹介されていて今年のクリスマスはこれだ!と即決しました。

ユーハイム「デアバウムクーヘン」 ユーハイム「デアバウムクーヘン」

外箱がクリスマス仕様になっていて可愛らしいです。
でこぼこした山型フォルムが魅力的なデアバウムは、昔のままの配合と製法で焼き上げられているそうです。画像の原材料名を見て分かるように、マーガリンやショートニング等の植物油脂を使わず、バターを使い、膨張剤等の食品添加物を使用せず、自然の材料だけを使って作られていて、安全・安心なお菓子作りに対する強いこだわりを感じます。

ユーハイム「デアバウムクーヘン」

本社は神戸市にありますが、実は愛知県安城市に中央工場があります。
ユーハイムのお菓子が安城市のふるさと納税の返礼品に採用されていることを初めて知りました。

ユーハイムは、創始者カール・ユーハイムが日本での永住を決意し、横浜で日本における1号店をオープンしてから100周年になります。
創業100周年にあたる2009年には、外箱に印刷されている「SEIT 1909」を含むユーハイムのロゴとデアバウムのでこぼこを表現したような図柄が商標登録出願されています。(登録第5299158号

ユーハイム

クリスマスにはケーキにチキン・・と食べすぎてしまったので、デアバウムを家族でいただくのはもう少し後になりそうです。とても楽しみ♪(カカオ)

ユーハイムの歴史 | ユーハイム | Juchheim
ユーハイム  デア バウム (L) | お礼品詳細 | ふるさと納税なら「さとふる」 (satofull.jp)

キャラメルパッケージで「3Dアート」

  • 2022年12月28日
#商標

ポップコーンのフレーバーとしても人気のキャラメルですが、たまにキャラメルそのものを食べたくなります。
キャラメルといえば何といっても黄色い箱の「森永ミルクキャラメル」を思い浮かべます。
箱のデザインも歴史を感じさせ見ていて面白いのですが、久々に購入したところ「3Dアート」が楽しめるパッケージになっていました。

キャラメルパッケージで3Dアート

外側のフィルムに人や動物の絵が印刷されており、箱の内側に印刷された背景と重ね合わせることで奥行きのある空間を演出しています。
シンプルですが心躍る仕掛け。素晴らしいアイデアに脱帽です。

このパッケージは、2022年「日本パッケージデザイン大賞2023」の菓子部門 銅賞を受賞しました。(タイム)

●登録商標:
登録番号:第89075号
登録日 :大正6(1917)年 11月 6日

サバチとツナチ ~ネーミングの工夫~

  • 2022年12月22日
#商標

 最近食べて美味しいと思ったお菓子を紹介します。
 サバのチップス「サバチ」とマグロ(ツナ)のチップス「ツナチ」です。

サバチとツナチ

 サクサクとした食感で薄い塩味、「サバチ」の方はほんのり甘みもあります。それぞれ、サバ、マグロを70%も使用しているので、魚の風味がすごいです。東海地方の名菓「坂角のゆかり」(海老をふんだんに使用した煎餅)のサバ版、マグロ版のような感じです。健康に良さそうなのも嬉しいポイントです。

サバチとツナチ

 少しわかりにくいですが赤みがかった方が「ツナチ」です。家族の中では3対1で「ツナチ」の方が人気です。

サバチとツナチ

 パッケージには「商標登録出願中」と表示されていますが、それぞれ、文字商標「SABACHI」(登録6321782)とパッケージの商標(登録6437358)、文字商標「TUNACHI」(登録6376443)とパッケージの商標(登録6361490)が登録されていました。

 「SABACHI」と「TUNACHI」は、それぞれ「SABACHIPS(サバチップス)」、「TUNACHIPS(ツナチップス)」の語尾(PS)を省略した造語のようですが、もし「SABACHIPS」、「TUNACHIPS」で出願されていたら、審査において商標法3条1項3号(商品の品質を普通に表示したに過ぎない商標)で拒絶されていたかもしれません。この拒絶理由を回避するためかどうかはわかりませんが、上の商標は、ネーミングを工夫して「SABACHI」、「TUNACHI」で出願され、拒絶理由通知を受けることなく登録査定されています(ヒロ)。

2022年私的ナンバーワンおやつ

  • 2022年12月14日
#商標

年末ですね。
2022年も和・洋問わず、いろいろなおやつを食べましたが、その中で一番印象に残っているものをご紹介したいと思います。
それは、仙台の株式会社菓匠三全が運営する、ずんだ茶寮の「ずんだシェイク」です。
「ずんだシェイク」とは、甘いバニラシェイクに、ずんだ(枝豆をすりつぶしたもの)を混ぜたものです。この絶妙な組み合わせに、虜になる人が多いと言われています。

ずんだシェイク

数年前からずっと食べたいと思っていながら、なかなか機会に恵まれずにいたのですが、今年11月にJR名古屋タカシマヤで開催された大東北展で、ついに飲むことができました。
「ずんだシェイク」は、長年の期待を裏切らないおいしさで、あっという間に飲み干してしまいました。(数日後、再び買いに行きました。)
また来年も、このようなおいしい出会いがあるといいなと思っています。

写真に写っている、「枝豆を象った図形(※)」と「ZUNDA SARYO」からなる商標は、2004年10月22日付け、指定役務「飲食物の提供」で商標登録されています(登録番号第4812488号)。

※図形部分は、写真では黄緑色ですが、登録商標では黄色で表されています。

(さくらもち)

どうなる?福島県西郷村の「TOKIO-BA」

  • 2022年12月07日
#商標

10月に福島県へ旅行に行ってきました。コロナ禍により3年以上ぶりの訪問になりました。
名古屋よりも早く色づき始めた紅葉を楽しみながら、白虎隊自刃の地であり、珍しい建築様式の「さざえ堂」(正式名称は円通三匝堂(えんつうさんそうどう))がある飯盛山や、茅葺屋根の民家が並び、江戸時代の風情が残る「大内宿」などを見てきました。

旅の途中、ちょうど西郷村の近くを通りがかったので、あの「TOKIO-BA」にも行ってみました。

TOKIO-BA

「TOKIO-BA」は、福島県の魅力発信に取り組むTOKIOの3人が、福島県西郷村で始めた創造型プロジェクトで、私が行った日は、福島県産品を販売するマルシェ「フクシマBAルシェ」が開かれていて、たくさんの人が訪れていました。

「TOKIO-BA」は、8万平米もの広大な土地を有するようですが、まだほとんど何もありません。
J-PlatPatで「TOKIO-BA」を検索すると、商標出願されていることがわかります。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/TR/JP-2021-075718/1C48139A269BBBB84029A8C7E9A3611DD45346431BF125E59935356167DB1568/40/ja
指定商品または指定役務を見ると、彼らがここで何をやろうとしているのか、垣間見えそうです。これからの展開を楽しみにしています。(シスぞう)

TOKIO-BA – 株式会社TOKIO
https://www.tokio.inc/s/tokio/page/tokio-ba?ima=1624

梅雨期間の特定

  • 2022年11月30日
#発明

スイマーです。
今年の6月に書いたブログです。

梅雨入りしました | 弁理士法人 服部国際特許事務所 – 名古屋 (hattori.co.jp)
梅雨入り後わずか13日で梅雨明けが発表され、統計最短の記録になるかもしれないと書きました。

梅雨

しかしその後もジメジメとした雨は降り、結局統計として発表された正式な東海地方の梅雨開けは7月23日ごろで平年並みといったところでしょうか。

気象庁から出される速報と、経過を考慮し検討した結果の発表とはきちんとした区別がなされているようです。
統計を取り始めた1951年といえば71年前ですが、この頃と今では観測機器も大幅に進歩したと思われます。新しく開発、発明された技術もあるかもしれません。
日進月歩で進んでいく科学技術と地道な観測統計で、これからも生活に役立つ情報発信を期待しています。

気象庁 | 過去の梅雨入りと梅雨明け(東海) (jma.go.jp)

焼き栗

  • 2022年11月24日
#商標

 先日、栗のパッケージに登録商標が記載されているのを見つけました。福栗は焼き栗です。

焼き栗

 この焼き栗をそのままで食べても、モンブランケーキにして食べても、美味しかったです。
 これまでに食べた焼き栗は、皮が全部付いた栗か、皮無しの栗でした。皮が付いている栗は風味があります。しかし、栗に皮が全部付いていると皮をむくのに時間がかかり手が汚れ大変です。
 パッケージに記載の通り、この焼き栗は、栗の皮が割れていてむきやすいです。調理もしやすく、食べやすかったです。(ラズベリー)

「福栗」
権利者:株式会社神光商事
商標登録出願:第2011-64660号
登録日:2012年3月30日

アップサイクル

  • 2022年11月16日
#商標】 【#特許

 近年、環境に対する意識が高まる中、「アップサイクル」という言葉がよく使われるようになっています。例えば特開2022-115087号公報に次のように記載されています。

 「アップサイクル」とは、リサイクルの一形態であり、捨てられるはずの廃棄物に対してデザインやアイデアといった新たな付加価値を持たせることで、別の新しい製品にアップグレードして生まれ変わらせることである。前述してきた実施形態は、食品廃材や期限切れ直前食品に対し、・・・食品として人が口にすることのできる醗酵組成物にアップグレードしている、と言うことができる。

 この公開公報の出願人である有限会社ソーイは、静岡県沼津市で発酵食品の開発を行っている会社です。ホームページに、アップサイクルに対する理念が掲載されています。

 https://soijp.com/product/upcycling/

 「ごみという概念をなくし、すべての資源を循環させる技術思考」を意味する商標として、「UP 0 TECH®(アップゼロテック)」(商標登録第6550670号)が、以下の指定商品や指定役務などについて登録されています。

UP 0 TECH

 (例)
 第3類(化粧品)
  アップサイクリング(廃棄物の再生)で製造した化粧品
 第30類(菓子、食品)
  アップサイクリング(廃棄物の再生)で製造したコーヒー
  アップサイクリング(廃棄物の再生)で製造したパン
 第40類(加工処理)
  アップサイクリング(廃棄物の再生)に関する情報の提供及び助言

 ホームページには、「UP 0 TECH®で産み出される技術や手法によってサーキュラーエコノミーの実現を目指していきたい」と書かれています。今後、ますますニーズが高くなる技術であると期待します。(コナン)

ヘルプマーク

  • 2022年11月10日
#商標

 先日、アーティストの椎名林檎さんのアルバム特典グッズがヘルプマークに似ている、ということで、発売が延期される、というニュースがありました。
 最近目にすることも多くなってきた白い十字とハートマークを組み合わせたヘルプマークは、義足や人工関節の使用、内部障害など、外見からは分からなくても援助や配慮を必要としていることを知らせることで援助が得やすくなるようにと、東京都福祉保健局が作成したピクトグラムです。2012年10月から都営地下鉄大江戸線で標示が開始されました。ヘルプマークの商標は、呼称はなく、権利者は東京都です。(商標登録第5624913号)
 ヘルプマークは、愛知県でも、各市町村の障害福祉担当課や県の保健所で配布されています。

ヘルプマーク

 また、赤い十字の「赤十字マーク」は、戦争や紛争などで傷ついた人々や、その人たちを救護する軍の衛生部隊や赤十字の救護員・施設等を保護するためのマークであって、「赤十字マーク」を掲げている病院や救護員などには、絶対に攻撃を加えてはならない、と国際法や国内法で厳格に定められています。赤十字マークの使用は、赤十字社と法律に基づいて定められている組織に限られ、一般の病院や医薬品などにも使用が禁止されています。
 皆が優しい気持ちで助け合って生きられる世界を願っています。(マロン)

助け合いのしるし ヘルプマーク(東京都福祉保健局のサイト)
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/helpmarkforcompany/

加賀棒茶

  • 2022年11月02日
#地域団体商標

石川県の金沢へ週末行ってきました。古い町並みで有名な「ひがし茶屋街」や海鮮を堪能できる「近江町市場」などを回ってきました。旅行中に購入した加賀棒茶というほうじ茶はとても香りがよく味も深みがあり美味しかったです。ペットボトルのパッケージも華やかでかわいらしく気に入っています。

加賀棒茶 加賀棒茶_地域団体商標

パッケージの横側に加賀棒茶についての説明があり、最後の文には「加賀棒茶は石川県茶商工業協同組合が保有する地域団体商標です。」と書かれています。
J Plat-Patで検索をかけてみたところ、商標登録第6219164号でした。(うさぎ)

加賀棒茶 地域団体商標 – いれ方 石川県茶商工協同組合 (teakumiai-ishikawa.com)
商標登録第6219164号 加賀棒茶(かがぼうちゃ) | 経済産業省 特許庁 (jpo.go.jp)