辛辛魚

  • 2022年07月13日
#商標

 夏になると、無性に辛いものが食べたくなります。食べたくなったときにいつでも食べられるよう、我が家では「辛辛魚(カラカラウオ)」のカップラーメンをストックしています。

 「辛辛魚」というのは、東京(※)にあるラーメン店「麺処 井の庄」のメニュー名「辛辛魚らーめん」に由来します。「辛辛魚らーめん」は、豚骨ベースのラーメンに、唐辛子と粉末の鰹節を混ぜた真っ赤な粉が盛られた、激辛ラーメンです。「辛辛魚」のカップラーメンは、「麺処 井の庄」が監修し、「寿がきや食品」が製造販売しています。

辛辛魚

 私は辛さには強い方ですが、このカップラーメンはかなり辛いため、辛さを中和するための飲み物および汗を拭くためのタオルを用意し、準備万端にしてから食べ始めます。生半可な気持ちでは完食できませんが、ただ辛いだけでなく、辛さの中にもうまみがあるため、しばらく経つとまた自然と食べたくなります。この夏を「辛辛魚」とともに乗り切りたいと思います。

※名古屋にも支店があります。

「辛辛魚」は、2016年11月11日付けで商標登録されています(登録第5896486号)。(さくらもち)

名古屋名物?「シャチボン」復活

  • 2022年07月06日
#商標

ここ名古屋の食文化は、独特な進化を遂げてきたおかげで、「なごやめし」目的で観光に訪れる方も多いでしょう。
その中でも名古屋的スイーツというと、ひよこの形をしたケーキ「ぴよりん」が人気だと思います。揺れに弱く、すぐに崩れてしまう繊細さから、「ぴよりんチャレンジ」という言葉が生まれるほど、持ち帰りが難しいことでも話題になりました。

そんな「ぴよりん」の先輩的存在である、「シャチボン」というスイーツがあったのはご存じでしょうか。
先日この「シャチボン」が、11年ぶりに復活販売され話題になっています。

シャチボン

「シャチボン」は、イチゴの舌を出して愛嬌のあるシャチホコの形をしたシュークリームです。
JR名古屋駅の、名古屋うまいもん通り 広小路口にある「カフェデンマルク」にて、14時から販売されています。毎日売り切れてしまうようですが、機会があったら食べてみてください。

シャチボン

「シャチボン」は、ジェイアール東海フードサービス株式会社によって商標登録されています。(シスぞう)

J-PlatPat
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/TR/JP-2001-114150/964D9CCE34A052B8531BDA86F3EB16267122B49D4B3A970470F50B1C7A15C123/40/ja

梅雨入りしました

  • 2022年06月29日
#特許

我が服部国際特許事務所のある東海地方も6月半ばに梅雨入りをし、ブログを書いている今も雨が降ってジメジメとした日が続いています。
この時期はいつも折りたたみ傘を持って出掛ける事にしていますが、携帯用の傘を鞄に入れる度に(昔から比べると随分小さく軽くなってこれも進歩だなぁ)と感じます。
「傘 特許」をネットで検索してみると、いろいろな面から工夫された様々な傘が表示され、読んでいるだけでワクワクし手に入れて使ってみたくなります。街に溢れるビニル傘は手軽で便利ですが、機能や材質を工夫して作られた最新の傘も気になる季節です。

さて、いよいよ梅雨本番の季節がやってきた!といっているうちに今年の梅雨は駆け足で去っていったようです。確定すれば1951年の統計開始以来最短の13日間になる見込みです。驚きですね。(スイマー)

ポンポン咲きダリア

  • 2022年06月22日
#商標】 【#意匠】 【#特許

 6月になり、4月に球根を植え付けたダリアの開花が楽しみです。
ダリアの開花の時期は、6月から11月です。このダリアのパッケージには、意匠と2つ以上の商標が用いられているようです。

ポンポン咲きダリア

 球根が入っていた網の袋に貼付されていた写真の台紙は、「物品の台紙」意匠登録第1068135号として意匠登録されていました。
 総合園芸メーカーの株式会社花の大和は、意匠と商標だけでなく特許も保有しているようです。(ラズベリー)

カーボンニュートラルの特許出願

  • 2022年06月15日
#特許

 2020年10月26日、日本の菅首相(当時)は、国会の所信表明演説で「2050年までにカーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」と宣言しました。この宣言は経団連にも波及しました。では、この宣言に伴ってカーボンニュートラルに関する特許出願が急増したのか検証しようと、2020年10月から1年半が経過した今、公開公報を調べてみました。
 特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)にて、明細書に「カーボンニュートラル」の言葉が含まれる公報の件数を出願年毎に検索したところ、下のような結果が得られました(2022年5月31日現在)。

カーボンニュートラルの特許出願

 既に2001年には、明細書に「カーボンニュートラル」という言葉を記載した出願がされていました。例えば特開2003-129058に、「特にバイオマスはカーボンニュートラルであり、地球温暖化防止京都会議(COP3)での国際公約を達成する意味でも積極的に使用して石油、石炭等を代替すべき資源であるといえる。」と記載されています。1997年12月の京都議定書をきっかけとして、地球温暖化や気候変動に対する関心が高まってきたことを反映しているように思われます。
 その後、「カーボンニュートラル」という言葉を記載した出願件数は増加しますが、2009年(コペンハーゲンでCOP15が開催された年)をピークとして減少し、2015年頃からはほぼ横這い傾向にあります。ちなみに2015年のCOP21では各加盟国の削減目標を定めたパリ協定が採択されました。冒頭に紹介した菅首相の宣言があった2020年10月末から11月前半の段階では、出願の増加傾向は特にみられませんでした。
 将来の地球環境のため、カーボンニュートラル関連の発明が数多く創出されることを願っています。(コナン)

美味しいおつまみ

  • 2022年06月08日
#商標】 【#特許

 カルディなどで、人気のおつまみ「カズチー」。チーズの中に入った数の子のプチプチ感が独特で、お気に入りのおつまみの一つです。おつまみとしてだけではなく、おやつとしても食べてしまうのですが……

カズチー

 先日購入したパッケージには、「特許取得」の文字が! これまであまり記憶になく、製造元である井原水産のオンラインショップのパッケージ写真にも「特許取得」の記載はありません。
 気になったので、J-PlatPatで調べてみると、令和3年8月31日に登録されていました。(特許番号:特許第6936457号、特許法第30条第2項、新規性喪失の例外適用あり)
 やはり、比較的新しい特許でした! (マロン)

 「カズチー」は、井原水産株式会社の商標です。
 カズチードットコム(オンラインショップ)

元祖青森のっけ丼(商標登録第6042537号)

  • 2022年06月01日
#商標

初めて飛行機で国内旅行をしたのが青森県でした。名古屋からは、とても遠いと思っていましたが実際は小牧空港から80分でビックリしました。東北は予想通り寒かったですが食事がとても美味しかったです。中でも海鮮は絶品でした。青森市にある青森魚菜センターではオリジナルの海鮮丼を作る体験をしました。

元祖青森のっけ丼

利用方法
1.「のっけ丼」食事券を購入(10枚:1,500円・5枚:750円)
2.丼ご飯を引き換えに行く(並盛り:券1枚・大盛り:券2枚)
3.館内の約30店舗から好きな具材に引き換え(お店や量によって枚数は異なる)
4.オリジナル海鮮丼の完成!

元祖青森のっけ丼

約30店舗もあるので、どのお店でどの具材と交換するかとても迷いました。各店の店員さんとのコミュニケーションがその場のアットホームな雰囲気を作っているように感じました。
また青森に行く機会があれば足を運びたいと思います。(うさぎ)

参考:のっけ丼とは|元祖 青森のっけ丼 (nokkedon.jp)

飛行機械

  • 2022年05月23日
#今日の発明

 今日5月23日と関連の深い発明について紹介します。今回紹介するのは、プロイセンに生まれたドイツの発明家であり、航空技術のパイオニアとして名高い”The flying man”オットー・リリエンタール(Otto Lilienthal, 1848.5.23~1896.8.10)が発明した「飛行機械」(Flugapparat, Flying machine)です。オットー・リリエンタールは174年前の今日、プロイセン王国ポメラニア地方アンクラム(現ドイツ連邦共和国メクレンブルク=フォアポンメルン州)で生まれました。
 設計技師となったオットーは、1867年、弟グスタフとともに有人飛行の研究をはじめます。普仏戦争に従軍した時期を除き、ハンググライダーの開発等を精力的に行いました。1891年の実験開始時点では飛行距離は25m程度でしたが、1893年には250mにまで飛行距離を延ばし、1894年には米国で特許も取得しています。合計2,000回以上もの飛行実験を行いましたが、1896年に墜落事故を起こし、頸椎損傷で亡くなりました。

 リリエンタールは飛行実験だけでなく、蒸気機関の開発等を行ったことでも知られています。その蒸気機関は当時の小型蒸気機関の中でも安全性が高く、得られた利益を飛行実験の資金に回すことができました。生涯で25件の特許を取得し、うち4件が飛行技術関連です。
 リリエンタールの飛行実験は母国ドイツだけでなく世界中で広く報道されたため、世間の注目を集めました。あのライト兄弟に刺激を与えるなどさまざまな影響を残し、現在の航空技術に繫がる礎を築いたといえそうです。

関連リンク
オットー・リリエンタール – Wikipedia

(blink)

絹とうふしっかり

  • 2022年05月18日

ちょっと珍しいお試し品をいただく機会がありました。
森永乳業の「絹とうふしっかり」という常温保存可能なお豆腐で、7.2カ月間(216日間)の長期保存が可能だそうです。
森永乳業で豆腐を製造していることを知らなかったのですが、ホームページによると歴史は思いのほか長く、1977年に保存料を使用せず長期保存可能な豆腐の開発に成功し、1989年に宅配限定商品として発売開始されていました。そして、2019年に「常温」保存可能な豆腐としてリニューアル発売されたようです。

絹とうふしっかり

保管しやすい形状なので、ローリングストックにも最適です。災害時にはとくに意識して摂取したいタンパク質を補給することができます。

常温で長持ちさせる技術は特許を取得しているのでは?と思いましたが、ホームページ上には表示がありませんでした。
J-PlatPatにて、「森永乳業」、「豆腐」のキーワードで検索してみたところ特許は26件がヒットしました。発明の名称「充填豆腐様食品およびその製造方法」などの特許出願は関連のある技術かもしれません。

さて、肝心のお味ですが、まだ食べていないので分かりません。せっかく常温長期保存が可能なので、ストックしておき賞味期限が近づいたら食べたいと思います。
2020年にこだわりの「挽き搾り製法」を導入し、より美味しくリニューアル!とありますので期待できそうです。美味しかったら備蓄品候補になりそうです♪(カカオ)

森永乳業 森永 絹とうふ(takuhaimilk.ne.jp)

マッチ箱 – レトロなイラスト

  • 2022年05月11日
#商標

先日、防災グッズとしてマッチを購入しました。
普段使う機会はあまりありませんが、改めて見てみるとマッチ箱のイラストが独特で素敵です。

マッチ箱

以前は、お店の広告としてマッチが持てはやされており、それぞれ趣向を凝らしたかわいらしいマッチ箱を目にすることが多かったです。広告のないメーカーオリジナルのデザインはレトロな雰囲気を醸し出しており、愛好家にとっては収集の対象のようです。
マニアの方が収集するのも納得できます。(タイム)

●登録商標
登録番号:第5965612号
登録日 :平成29(2017)年 7月 21日
権利者 :株式会社日東社