ハート形のぶどう

  • 2023年09月22日
#知的財産

ご近所の方から、ぶどうをいただきました。

マイハート

このところ毎年いただくぶどうで、岡崎市の駒立で購入されるそうです。
「マイハート」という粒がハート形をした珍しい品種で、種なしで皮ごと食べることができます。甘くて美味しく、綺麗なハート形を見つけるととても幸せな気分になります。毎年この時期のお楽しみとなっています。

マイハート

調べてみたところ、「マイハート」は志村葡萄研究所で開発された品種で、「シャインマスカット」と「ウインク」を交配させたぶどうでした。
私たちが交配した品種 – 志村葡萄研究所〜Shimura Grape Research Institute〜

優良品種は「品種登録制度(種苗法)」により保護することも可能です。
農林水産省の品種登録データ検索ページで調べてみると、「マイハート」の登録はありませんが、「シャインマスカット」と「ウインク」の登録がありました。

農林水産分野でも知的財産は重要です。
日本弁理士会のホームページでは知的財産を活用したアグリビジネスなど農水知財の概要を紹介しています。
知財を活用!農林水産ビジネス | 日本弁理士会

農水分野の知財についても弊所にお任せください。お問い合わせお待ちしております。

さて、岡崎市のぶどうといえば駒立が有名です。
ぶどう狩りは10月10日頃まで営業しているようなので岡崎方面でのレジャーを検討中の方、オススメですよ♪(カカオ)
岡崎駒立ぶどう狩り組合│岡崎市 駒立 ぶどう狩り

特許多腕人間方式 -海野 十三-

  • 2023年09月13日
#弁理士】 【#特許】 【#著作権

 弁理士が主人公の小説を紹介します。タイトルは「特許多腕人間方式」、昭和初期の作家「海野 十三(うんの じゅうざ)」による小説です。

 海野 十三(本名:佐野 昌一)は、ミステリー小説やSF小説を数多く発表し、「日本SF小説の父」と呼ばれています。海野氏は、作家デビュー後の昭和11年(1936年)、39歳のときに弁理士の資格を取得し、その2年後に「佐野電気特許事務所」を開設しています。

 「特許多腕人間方式」は、海野氏が44歳のとき、昭和16年(1941年)に発表された作品です。特許事務所を経営する弁理士のもとに1人の発明家が訪れ、「3本目の腕」に関する特許出願の依頼をするところから話が始まります。弁理士が、出願手数料および出願印紙料として発明家から受け取った百円紙幣(当時は大金)と対話(一人二役)しながら出願用の明細書を書き進めるという、ユーモラスかつシュールな場面が出てきます。特許請求の範囲の記載の中で「少なくとも」という表現を使い、特許範囲(権利範囲)を拡大したとして弁理士の腕前を披露する場面や、出願後に拒絶理由通知書が届き、審査官と面会し、拒絶理由の解消に奮闘する場面もあります。現在の弁理士実務にも通じるものを感じます。

特許多腕人間方式

 全体的にユーモアが散りばめられており、オチもなかなか。短編小説のため、あっという間に読み終えました。
 この作品は、海野氏の死後50年以上経過しており、著作権の保護期間が満了しているため、青空文庫などで自由に読むことができます(ヒロ)。

「特許多腕人間方式」青空文庫

とよたエコフルタウン

  • 2023年09月08日
#知的財産

 先日、豊田市にある「とよたエコフルタウン」へ行ってきました。
豊田市は、SDGs達成のための活動をリードしていく「SDGs未来都市」に政府から選ばれています。
「エネルギー」「モビリティ」「ウエルネス」を重点に、SDGs達成に向けた取り組みを広げています。とよたエコフルタウンは、豊かな暮らしを目指す拠点であり、10年先、50年先を見据えた新たな取り組みの事例を体感できる施設です。

とよたエコフルタウン

 とよたエコフルタウンには、小型モビリティや、世界規模の課題問題、ドローン、豊田市の歴史、SDGsなどに関する展示があり、水素ステーション、植物栽培ユニット、オフグリッドトレーラーハウスなどの施設がありました。
また、空気中の水分を飲料水に変換し、1日4ℓ生成可能な装置も見ることができました。災害時の断水や清潔な水が飲めない新興国の水不足に期待できます。

 ものづくりのまちから、モノ、コト、ヒトがつくるまちへ、というビジョンと社会の方向性を知ることができ、さらに、50年後の豊田市という映像があり、50年後の社会を見るのはとても印象的でした。
内容が気になる方は、ぜひ、とよたエコフルタウンへお出かけください。(ラズベリー)

とよたエコフルタウン https://toyota-ecofultown.com/

登録商標の主張

  • 2023年08月30日
#商標

スイマーです。今回も北陸の話です。
富山県に行った際に、お土産にこんなお菓子を購入しました。

反魂旦

包み紙のデザインに商標登録番号が可愛らしく融け込んで表示され、とても興味を持ち手に取りました。
さりげなく目に触れる形で権利の主張が出来てますね。

株式会社美都家 反魂旦
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/TR/JP-1960-026872/2F99BCDA77B870542CFA25CF779804849C728A7FB45D45655A43ACE3F2231CB0/40/ja
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/TR/JP-1958-021282/03561336DC7912C5C68F75FDC5A5F719F399260CA7D1FBB31DF6AB69CADABD0D/40/ja

きよめぱん

  • 2023年08月23日
#商標

先日、「きよめぱん」という商品を見かけたので買ってみました。
「きよめぱん」は、名古屋市の熱田神宮の東門近くにある老舗「きよめ餅総本家」の商品です。

「きよめ餅総本家」の看板商品といえば、こし餡をやわらかい羽二重餅でくるんだ銘菓「きよめ餅」で、熱田詣りの土産として古くから愛されていますが、「きよめぱん」は、「きよめ餅」が丸ごと入ったパン・・ではなく、餅粉をブレンドしたパンで餡をくるんだ商品です。

きよめぱん

商品パッケージの中にあるリーフレットによると、戦後の混乱期に配給用のパンを製造していたことがあるそうで、当時の「きよめパン」を生まれ変わらせた、“パンのようなおまんじゅう”とのこと。
確かに、しっとりとしてモチモチ食感の生地は、パンとは少し違う不思議な感じで、とても美味しかったです。

先日ご紹介した「なごにゃん」と同様、認知度の高い商品の派生商品は注目度も高く、「きよめ餅」と一緒に買いたくなりますね。(シスぞう)

きよめ餅総本家の「きよめ」は、昭和29(1954)年に商標登録されています。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/TR/JP-1952-003921/8B5623A71A4A77B0B352B1E399F4D4C8D5662B52E2EFE0D13AC831629BE22C42/40/ja

Pokémon Sleep

  • 2023年08月16日
#商標

今年の7月にリリースされたスマートフォン向けゲームアプリ「Pokémon Sleep」をダウンロードしてみました。寝る際にアプリを稼働し、枕元にスマートフォンを置くだけで睡眠を計測・記録して遊べるゲームです。コンセプトは「朝起きることが楽しみになる」。実際にプレイしてみると自分の睡眠のデータを見ることができ睡眠の大切さなどを改めて実感するようになりました。また、ゲーム内で寝ているポケモンたちの寝顔も可愛くてついついやり続けてしまいます。

枕元 スマートフォン

「Pokémon Sleep」は商標登録がされており(商標登録第6271841号)、権利者は任天堂株式会社、株式会社クリーチャーズ、及び株式会社ゲームフリークの3社による共同出願です。出願日(2019年5月22日)及び登録日(2020年7月21日)を見てもわかるように数年の企画・開発を重ね、今年リリースされたのでしょうか。(うさぎ)

Pokémon Sleep 公式サイト:https://www.pokemonsleep.net/

Xの行方

  • 2023年08月09日
#商標

 Twitterのサービス名が「X」に変更されました。これに対し、ロックバンドX JAPANのYOSHIKI氏が「X JAPAN商標登録してあると思うけどなー」とツイートして、話題となっています。確かに、Twitter JAPANの「Twitter」部分を「X」に置き換えると、「X JAPAN」になってしまいます。

X

 日本の商標法では、「極めて簡単で、かつ、ありふれた標章のみからなる商標」は商標登録を受けることができず(商標法第3条第1項)、審査基準において、「極めて簡単で、かつ、ありふれた標章」について「ローマ字の1字又は2字からなるもの」と例示されています。つまり、ロゴなどがない状態の「X」のみでは識別力がなく、商標登録されることはありません。

 上述の「X JAPAN」は、標準文字で商標登録されています(第4750523号)。また、アメリカでも、マイクロソフトやメタが標準文字ではないものの「X」を商標登録しています。ほかにも、Xの文字に関する登録は多数あるようです。

 今後のTwitter改め「X」のブランディングの行方が気になるところです。(マロン)

参考URL:
「Twitter」は「X」に、「Twitter Japan」は「X Japan」に……? YOSHIKI「商標登録してあると思うけどなー」
https://news.yahoo.co.jp/articles/e32abb6c2170e977c0e6e91e5ac751ba7dd7e1ee

MetaそしてMicrosoftが既に米国でXを商標登録済
https://news.yahoo.co.jp/byline/kuriharakiyoshi/20230725-00359274

万年筆の書き心地

  • 2023年08月02日
#商標

 コロナ禍のはるか前からブームになっていた「万年筆」にも、「インク沼」なる流行りコトバにもまったく縁がなかった私ですが、最近になって万年筆を使い始めました。といっても定価で千円程度の安価なものですが、ほとんど筆圧をかけずにサラサラ書けるためとても書きやすく、気に入っています。

 買い求めやすい価格帯の万年筆にも最近はいろんなものがありますが、私が選んだのは、最寄りの書店の筆記具コーナーで目についた、株式会社パイロットコーポレーションの「カクノ」という万年筆です(商標登録56414865697648)。私が買ったのは本体もキャップも透明なものですが、インクカートリッジの残量が確認しやすく、便利です。安いのでインクの色ごとに購入してもよさそうです。

万年筆カクノ

万年筆カクノ

 パッケージには「きっと書くのが楽しくなる」とあり、ペン先にはユーモラスなイラストが描かれています。同社のホームページにはこどもにも読みやすく書かれた使い方紹介があり、万年筆がはじめてでも困らずに済みそうです。

 万年筆は軽いタッチでサラサラ書けるので、長時間使用しても疲れにくいそうです。作家さんが愛用されるというのも納得です。カクノに慣れてきたら、別の万年筆も試してみようと思います。(blink)

補助犬のイベント

  • 2023年07月28日
#商標

少し前、近所の商業施設で開催された、「補助犬について、知ろう!学ぼう」というイベントに行ってきました。
「人をサポートする犬」というと盲導犬のイメージが強いかと思いますが、身体の不自由な方をサポートする介助犬、耳の不自由な方をサポートする聴導犬も活躍しています。

イベントでは、広い商業施設内に、盲導犬、介助犬、聴導犬それぞれのブースが設けられ、それぞれの犬たちが、どのように人をサポートするかといった実演をしていました。

盲導犬のブースでは、盲導犬と歩く体験が可能で、私も参加してみました。
“アイマスクをして、まっすぐ歩き、Uターンして、イスに座る”という一連の動きをするのですが、盲導犬と適度な距離を保つのが難しく、離れすぎてしまったり、近づきすぎてしまったりしました。
街で見かける、盲導犬ユーザーさんと盲導犬との息の合った歩行は、たくさんの練習と、信頼関係によるものなのだなと、感心しました。

イベントでは、グッズ販売もしており、私は写真のクッキーを購入しました。

中部盲導犬協会

このオレンジ色のシールに描かれた“上を見上げた犬”は、「アイちゃん」というそうで、このアイちゃんのマークは、2011年3月18日付け、指定役務「盲導犬に関する知識の教授」等で商標登録されています(登録第5400234号)。
今後、アイちゃんマークが付されたグッズなどを、応援の気持ちでいろいろ集めてみたいと思います。(さくらもち)

社会福祉法人 中部盲導犬協会:http://www.chubu-moudouken.jp/
社会福祉法人 日本介助犬協会:https://s-dog.jp/
社会福祉法人 日本聴導犬協会:https://www.hearingdog.or.jp/
アイちゃんのマーク(登録第5400234号):https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/TR/JP-2010-078746/C9BB55A100809B47EA22F1BDC970E6C8A68B5B124C45A7A56B0F96906AB73C5C/40/ja

尾張津島天王祭

  • 2023年07月25日
#商標

 先日、事務所行事で尾張津島天王祭の天王川公園で開催された宵祭を観覧しました。津島神社及び天王川公園は愛知県津島市にあります。天王祭はここ5年程、中止や規模を縮小して開催していましたが、今年は、観光桟敷が設けられ、通常開催となりました。事務所では11年ぶりに天王祭の観光桟敷にお客様、所員及び所員の家族が集まり、会話や食事にとても素晴らしい時間を過ごしました。

 天王祭は日本三大川祭りや日本三大提灯祭りの一つに称されています。規模の大きさや歴史、由緒があります。天王祭は津島神社の祭礼として600年近く続いており、斎竹立、船分け、稚児打廻し、宵祭、朝祭と行事があります。

 天王祭の起源は、室町時代に津島神社の神葭神事をもとにしたと言われていますが明らかではありません。当時、津島には5つの村(米之座、今市場、筏場、下溝、堤下)があり、豊かな経済力をもっていたため、これを基盤として盛大に行われてきました。天王祭は織田信長、豊臣秀吉、尾張藩主が観覧しています。

 天王祭は昭和55年(1980年)に国の重要無形民俗文化財に指定されました。さらに、天王祭は平成28年(2016年)にユネスコ無形文化遺産に登録されました。また、「尾張津島天王祭」は商標登録第6117611号に登録されています。

巻藁船(まきわら)

 宵祭には、500個以上の提灯を掲げ、5艘の巻藁船(まきわら)が天王川を漕ぎ渡ります。車河戸において巻藁船は、提灯の如意点火があり、御旅所に向け出船します。

巻藁船(まきわら)

 巻藁船はとても華麗であり壮大で、提灯や紋章、光が水面に揺らぐ光景は印象的でした。
尾張津島天王祭は趣があり日本の昔から現代までのいくつもの時代の歴史や風情を感じました。(ラズベリー)