名古屋ドーナツ

  • 2023年02月08日
#商標

 先日、名古屋ドーナツをいただきました。パッケージは鯱とお城のロゴがとても可愛いです。さらに、ドーナツは、小倉マーガリン味で、美味しく、名古屋名物としてお土産にとてもいいなと思いました。この名古屋ドーナツはメイホウ食品株式会社の商品です。多数の商品があり、どら焼きや饅頭も気になります。

名古屋ドーナツ

 商標登録を調べてみると、名古屋ドーナツは登録されていませんでしたが、多数の商品名のうち4件が登録されています。
 名古屋ドーナツは、いい名前ですが、商標登録をするのは難しいのかなと思いました。メイホウ食品株式会社の登録商標に「ミルキーマジック」があります。この「ミルキーマジック」は、牛乳の味が変わるストローの商品であり、このストローで牛乳を飲んでみたいなと思いました。(ラズベリー)

大切なペットの命を守る~日本動物高度医療センター

  • 2023年02月01日
#商標】 【#特許

 2ヶ月程前、私の家の犬(オス11才)の体調が悪そうだったので受診したところ、かかりつけの獣医から精密検査のために日本動物高度医療センターを紹介されました。

動物病院

 日本動物高度医療センターでは、専門診療分野の獣医師が専門の医療機器を用いて、疾患動物にとって最適な検査・診断・治療を提供します。
   https://www.jarmec.co.jp/

 日本動物高度医療センター(Japan Animal Referral Medical Center)の略称である「JARMEC/ジャーメック」、及び、日本動物高度医療センターのマークは、「動物の治療」を指定役務として商標登録(第5075207号、第5922959号)されています。また日本動物高度医療センターは、「イヌのがん細胞に対する増殖抑制剤」の発明について特許(第6840886号公報)を取得しています。

JARMEC商標

 精密検査の結果、幸い私の家の犬には腫瘍等の異常は認められず、ひとまず経過観察と診断されました。薬の投与で指標数値も改善され、現在は元気に暮らしています。(コナン)

診察

 (注)イラストはイメージであり、日本動物高度医療センターとは関係ありません。

エレキソルト

  • 2023年01月25日
#商標】 【#特許

 「エレキソルト」は、減塩食品の塩味を約1.5倍に増強させるスプーン型、お椀型のデバイスで、明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科の宮下芳明先生の研究室とキリンホールディングス株式会社による共同研究で開発されたものです。現在は、実証実験中、2023年の発売を目指しているそうです。

 エレキソルトは、独自の電流波形の電気味覚技術を搭載し、スプーンやお椀に微弱な電流が流れることで効果を発揮するものです。年末年始にテレビを見ていたところ、いくつかの番組で取り上げられていて、注目しています。

 特許がありそうだな、と思い調べてみたところ、出願人が学校法人明治大学、宮下芳明先生が発明者になっている電気味覚関連の出願が2件ありました。(特開2021-045399、特開2019-212799)
 また、「エレキソルト」の商標が、キリンホールディングス株式会社から出願されており、現在審査中のようです。(商願2022-088846)

 塩分摂取過多と言われる日本人。最初は医療、介護分野からの導入になりそうですが、手頃な価格で買えるようになったら、ぜひ試してみたいと思います。(マロン)

参考記事:明治大学 2022年度プレスリリース

2022年大ヒットしたアレ

  • 2023年01月18日
#意匠

ヤクルト1000飲んだことありますか?
入手困難になるほど話題になっており、コンビニやスーパー、薬局などを巡りましたが売り切れ状態でした。
CMで流れているように「ストレス緩和」「睡眠の質向上」などの効果が本当にあるのか気になりどうしても飲んでみたかった時、ヤクルトレディーが毎朝当事務所の玄関まで来ていることに気づき購入することができました♪

ヤクルト1000

見た目は通常のヤクルトより大きい容器に入っていて味は少しだけ濃いように感じます。
本当に「ストレス緩和」「睡眠の質向上」したのか、プラシーボ効果なのかはわかりませんが睡眠の質に関してはなんとなく向上しているように個人的に感じました。

ヤクルト1000は株式会社ヤクルト本社の製品で上記写真の容器は意匠登録されています。(意匠登録第1648553号)
毎日飲み続けると耐性がつき、効果が感じられなくなるのを考慮して私は平日だけ飲むようにしています。(うさぎ)

<参考>
Yakult(ヤクルト)1000/Y1000
意匠登録第1648553号|J-PlatPat [JPP] (inpit.go.jp)

遠赤グラファイトヒーター

  • 2023年01月11日
#特許

 私の住んでいる名古屋は、めったに雪も降らず、寒さに弱い私も年中過ごしやすいのですが、12月に入ってから冷え込むことが多くなってきました。
 自宅のリビングはエアコンのおかげで快適ですが、入浴時や明け方しか使わない脱衣所・洗面所の寒さは長年の課題でした。短時間しか使わないのに…という抵抗感もあってずっと我慢していたのですが、ついに、新聞のチラシで見つけた遠赤グラファイトヒーターをスポット暖房用に購入しました。

アラジン遠赤グラファイトヒーター

 今回購入したのは、アラジンブランド遠赤グラファイトヒーター(2灯管)です。レトロな外観ながら、衣服が触れると自動で電源OFFする装置も付いています。さっそく使ってみると電源を入れた瞬間、離れた場所でもすぐ暖かくなり、はだかでも大丈夫そうです。今までの極寒の地が嘘のように快適になり大満足です。
 ちなみに遠赤ヒーターが届けられた数日後、名古屋ではいきなり初雪(しかも8年ぶりの積雪10cmを記録する冷え込み)となったのですが、遠赤ヒーターのおかげで何事もなかったかのように過ごすことができました。


画像はウェザーニュースより

 現在、アラジンブランドの家電を販売しているのは株式会社千石という会社です。少し前に、特許庁の広報誌「とっきょVol.51」に記事が掲載されていたので紹介します。
 それによると、付き合いのあった大手企業から“超高性能ヒーターの特許技術を買いませんか?”と勧められたということで、その技術を買い取ったことが社業の転機になった経緯が紹介されています。
 もともとは家電OEM専業であった株式会社千石ですが、技術力を高めるうち、「社内にないリソースは外部から取り込む」との経営方針の下、事業譲渡により取得した特許技術を活用し、成長してきたとのこと。

 株式会社千石のHPには同社の特許第4739314号が紹介されています。J-PlatPatで検索すると、特許第5383741号(特許第4739314号の分割出願)という関連特許もあるようです。これらの公報を参照すると、(公報発行時点で)「特許権者 パナソニック株式会社」となっていますので、上記の「大手企業」とはパナソニック株式会社であったようです。
 現在、特許の約半数が未利用特許(PDF)であるとも云われ、いわゆる宝の持ち腐れであることが問題となっています。ある発明に特許権が与えられている以上、特許権者等以外はその発明を実施することができないため、未利用のままの特許権の存続期間中(最長で約20年)、出願公開後の先行技術文献としての資料的価値以外は発揮されないことになります。これは大きな社会的損失とも考えられます。
 その意味でも、アラジンブランドと株式会社千石の歩みは大いに参考になりそうです。(blink)

デアバウムクーヘン

  • 2023年01月05日
#商標

昨年のクリスマスはユーハイムの「デアバウムクーヘン」を家族へ贈るお菓子として購入しました。
以前より気になっていたものの購入する機会がなかったのですが、たまたま見かけたテレビ番組で紹介されていて今年のクリスマスはこれだ!と即決しました。

ユーハイム「デアバウムクーヘン」 ユーハイム「デアバウムクーヘン」

外箱がクリスマス仕様になっていて可愛らしいです。
でこぼこした山型フォルムが魅力的なデアバウムは、昔のままの配合と製法で焼き上げられているそうです。画像の原材料名を見て分かるように、マーガリンやショートニング等の植物油脂を使わず、バターを使い、膨張剤等の食品添加物を使用せず、自然の材料だけを使って作られていて、安全・安心なお菓子作りに対する強いこだわりを感じます。

ユーハイム「デアバウムクーヘン」

本社は神戸市にありますが、実は愛知県安城市に中央工場があります。
ユーハイムのお菓子が安城市のふるさと納税の返礼品に採用されていることを初めて知りました。

ユーハイムは、創始者カール・ユーハイムが日本での永住を決意し、横浜で日本における1号店をオープンしてから100周年になります。
創業100周年にあたる2009年には、外箱に印刷されている「SEIT 1909」を含むユーハイムのロゴとデアバウムのでこぼこを表現したような図柄が商標登録出願されています。(登録第5299158号

ユーハイム

クリスマスにはケーキにチキン・・と食べすぎてしまったので、デアバウムを家族でいただくのはもう少し後になりそうです。とても楽しみ♪(カカオ)

ユーハイムの歴史 | ユーハイム | Juchheim
ユーハイム  デア バウム (L) | お礼品詳細 | ふるさと納税なら「さとふる」 (satofull.jp)

キャラメルパッケージで「3Dアート」

  • 2022年12月28日
#商標

ポップコーンのフレーバーとしても人気のキャラメルですが、たまにキャラメルそのものを食べたくなります。
キャラメルといえば何といっても黄色い箱の「森永ミルクキャラメル」を思い浮かべます。
箱のデザインも歴史を感じさせ見ていて面白いのですが、久々に購入したところ「3Dアート」が楽しめるパッケージになっていました。

キャラメルパッケージで3Dアート

外側のフィルムに人や動物の絵が印刷されており、箱の内側に印刷された背景と重ね合わせることで奥行きのある空間を演出しています。
シンプルですが心躍る仕掛け。素晴らしいアイデアに脱帽です。

このパッケージは、2022年「日本パッケージデザイン大賞2023」の菓子部門 銅賞を受賞しました。(タイム)

●登録商標:
登録番号:第89075号
登録日 :大正6(1917)年 11月 6日

サバチとツナチ ~ネーミングの工夫~

  • 2022年12月22日
#商標

 最近食べて美味しいと思ったお菓子を紹介します。
 サバのチップス「サバチ」とマグロ(ツナ)のチップス「ツナチ」です。

サバチとツナチ

 サクサクとした食感で薄い塩味、「サバチ」の方はほんのり甘みもあります。それぞれ、サバ、マグロを70%も使用しているので、魚の風味がすごいです。東海地方の名菓「坂角のゆかり」(海老をふんだんに使用した煎餅)のサバ版、マグロ版のような感じです。健康に良さそうなのも嬉しいポイントです。

サバチとツナチ

 少しわかりにくいですが赤みがかった方が「ツナチ」です。家族の中では3対1で「ツナチ」の方が人気です。

サバチとツナチ

 パッケージには「商標登録出願中」と表示されていますが、それぞれ、文字商標「SABACHI」(登録6321782)とパッケージの商標(登録6437358)、文字商標「TUNACHI」(登録6376443)とパッケージの商標(登録6361490)が登録されていました。

 「SABACHI」と「TUNACHI」は、それぞれ「SABACHIPS(サバチップス)」、「TUNACHIPS(ツナチップス)」の語尾(PS)を省略した造語のようですが、もし「SABACHIPS」、「TUNACHIPS」で出願されていたら、審査において商標法3条1項3号(商品の品質を普通に表示したに過ぎない商標)で拒絶されていたかもしれません。この拒絶理由を回避するためかどうかはわかりませんが、上の商標は、ネーミングを工夫して「SABACHI」、「TUNACHI」で出願され、拒絶理由通知を受けることなく登録査定されています(ヒロ)。

2022年私的ナンバーワンおやつ

  • 2022年12月14日
#商標

年末ですね。
2022年も和・洋問わず、いろいろなおやつを食べましたが、その中で一番印象に残っているものをご紹介したいと思います。
それは、仙台の株式会社菓匠三全が運営する、ずんだ茶寮の「ずんだシェイク」です。
「ずんだシェイク」とは、甘いバニラシェイクに、ずんだ(枝豆をすりつぶしたもの)を混ぜたものです。この絶妙な組み合わせに、虜になる人が多いと言われています。

ずんだシェイク

数年前からずっと食べたいと思っていながら、なかなか機会に恵まれずにいたのですが、今年11月にJR名古屋タカシマヤで開催された大東北展で、ついに飲むことができました。
「ずんだシェイク」は、長年の期待を裏切らないおいしさで、あっという間に飲み干してしまいました。(数日後、再び買いに行きました。)
また来年も、このようなおいしい出会いがあるといいなと思っています。

写真に写っている、「枝豆を象った図形(※)」と「ZUNDA SARYO」からなる商標は、2004年10月22日付け、指定役務「飲食物の提供」で商標登録されています(登録番号第4812488号)。

※図形部分は、写真では黄緑色ですが、登録商標では黄色で表されています。

(さくらもち)

どうなる?福島県西郷村の「TOKIO-BA」

  • 2022年12月07日
#商標

10月に福島県へ旅行に行ってきました。コロナ禍により3年以上ぶりの訪問になりました。
名古屋よりも早く色づき始めた紅葉を楽しみながら、白虎隊自刃の地であり、珍しい建築様式の「さざえ堂」(正式名称は円通三匝堂(えんつうさんそうどう))がある飯盛山や、茅葺屋根の民家が並び、江戸時代の風情が残る「大内宿」などを見てきました。

旅の途中、ちょうど西郷村の近くを通りがかったので、あの「TOKIO-BA」にも行ってみました。

TOKIO-BA

「TOKIO-BA」は、福島県の魅力発信に取り組むTOKIOの3人が、福島県西郷村で始めた創造型プロジェクトで、私が行った日は、福島県産品を販売するマルシェ「フクシマBAルシェ」が開かれていて、たくさんの人が訪れていました。

「TOKIO-BA」は、8万平米もの広大な土地を有するようですが、まだほとんど何もありません。
J-PlatPatで「TOKIO-BA」を検索すると、商標出願されていることがわかります。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/TR/JP-2021-075718/1C48139A269BBBB84029A8C7E9A3611DD45346431BF125E59935356167DB1568/40/ja
指定商品または指定役務を見ると、彼らがここで何をやろうとしているのか、垣間見えそうです。これからの展開を楽しみにしています。(シスぞう)

TOKIO-BA – 株式会社TOKIO
https://www.tokio.inc/s/tokio/page/tokio-ba?ima=1624