一枚焼きトースター abien BREAD GRILL

  • 2024年05月22日
#商標

 abien BREAD GRILL(アビエン ブレッドグリル)は、上下のプレートで食パンを挟んで焼く一枚焼きトースターです。「マジックグリル」(ホットプレート)で有名なアビエンが開発した新商品です。2023年12月~2024年2月、クラウドファンディング運営サイトのMakuakeに応援購入プロジェクトが掲載されました。

https://www.makuake.com/project/abien_bread_grill/

 先日、サポーターの一人である私の家にも商品が届きました。ふた前面の中央部には「abien」の文字が記されています。

abien BREAD GRILL(アビエン ブレッドグリル)

 電源を入れ、モード選択ダイヤルを回してQUICK/LOW/HIの調理モードを選択するとプレートが予熱されます。予熱完了のランプが点灯したら、下プレートに食パンを置き、ふたを閉じてスタートボタンを押すと焼き上げが開始します。焼き上げが完了してブザーが鳴ったらふたを開きます。

abien BREAD GRILL(アビエン ブレッドグリル) abien BREAD GRILL(アビエン ブレッドグリル)
(左:焼き上げ前、右:焼き上げ後)

 食パンの両面が上下プレートに接触した状態で焼かれているので、両面とも均一に焼かれます。周りに無駄な空間が無いため、プレートの熱は効率良く食パンに伝わり、水分を外に逃がしません。また、上下プレートを抑えているバネの力が強すぎないため、食パンを過度に潰すことなく、ふわっとした食感が保たれます。上下プレートは取り外して水洗いすることができるので、手入れも簡単です。
 なお、「abien BREAD GRILL」及び「アビエン ブレッドグリル」は商標登録出願中(商願2023-132897, 2023-132898)です。(コナン)

(参考:商標URL)
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/TR/JP-2023-132897/40/ja
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/TR/JP-2023-132898/40/ja

缶詰ソフトパン

  • 2024年05月14日
#商標

事務所で備蓄している非常持出袋に入っていた保存食の入替時期となり、賞味期限を迎えた缶詰ソフトパン3種をいただきました。

缶詰ソフトパン「AST 新・食・缶ベーカリー」

5年間の長期保存ができる食品で、災害に見舞われることなくローリングストックできたことを有難く思いながらいただきます。
まずは卵不使用のプレーンから、プルトップ式の缶をあけてお皿に出してみました。縦長のカップケーキのような見た目です。

缶詰ソフトパン「AST 新・食・缶ベーカリー」

しっとりしてやわらかく、ほんのり甘いので美味しく食べ進めることができました。
家族にも好評でした。食べ応えがあり、保存水と一緒に食べれば、より満腹感を得られそうです。

缶詰ソフトパン「AST 新・食・缶ベーカリー」

缶を開けたらすぐ食べられるのは大きなメリットですが、空き缶が災害ゴミになってしまう懸念があります。紙のラベルがキレイに剥がせたので、分別しやすい点はよいなと思いました。

紙のラベルにある「AST 新・食・缶ベーカリー」は、登録商標(第5610551号)です。
備蓄している非常持出袋は、防災防犯ダイレクトで購入した地震対策30点避難セットで、2012年度グッドデザイン賞を受賞しています。「防災防犯ダイレクト」も、登録商標(第6423555号)です。
備蓄品が使いものにならない!ということがないよう、食品だけではなく備品の使用期限のチェックも忘れずに行いたいと思います。

後日、オレンジピールの入っているオレンジ味も美味しくいただきました。黒糖はまだなので楽しみです。1缶でおにぎり約2個分のカロリーがあるとのことなので、おやつではなく朝食や昼食にいただくのが正解ですね♪(カカオ)

缶詰ソフトパン24缶セット |防災プロの地震対策ショップ (pro-bousai.jp)
地震対策30点避難セット |防災プロの地震対策ショップ (pro-bousai.jp)

創業400周年カステラ本家福砂屋

  • 2024年05月10日
#商標

 創業“100周年”という企業を目にすることは多いのですが、“200周年”、“300周年”という企業は少ないようです。今回紹介する「株式会社カステラ本家福砂屋」(カステラほんけ ふくさや)は2024年で創業400周年だそうです。

 創業年の1624年(寛永元年)は、徳川幕府がスペイン船の来航を禁止しスペインとの国交を断絶しています。随分昔ですね。創業当時は砂糖や米を扱っていたようですが、ポルトガル人より伝授されたカステラなどの南蛮菓子づくりを始めたそうです。現在は主にカステラを販売しています。

 先日「フクサヤキューブ」という可愛らしいカステラを購入しました。小さいキューブ型の箱にカステラ2切れが入っており1回で食べ切るのにちょうどよいサイズです。箱の模様を季節に合わせることで季節毎に限定商品として展開されています。

カステラ本家福砂屋 フクサヤキューブ

 調べたところ、こちらのカステラは一人の職人さんが最初から最後まで丹精込めてつくり上げており、おまけに無添加だそうです。お味は上品な甘さで、一人ひとりに配るのに最適です。

 また、明治時代の12代清太郎の代から、1年に1度、毎年5月に「卵供養」を行っており、卵に感謝し供養すると同時に、物を大切に扱うことの教えや従業員の健康と社業の発展を祈るそうです。こういった真摯な姿勢をずっと守り続けていることで400年という長きにわたり老舗として続いているのだな、と感じました。
(タイム)

●登録商標:フクサヤキューブ\FUKUSAYACUBE
登録番号:第5385297号
登録日 :平成23(2011)年 1月 21日
権利者 :株式会社カステラ本家福砂屋
(J-PlatPat)
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/TR/JP-2010-051409/40/ja

灯油、ジェット燃料及びロケット燃料〜ケロシン〜

  • 2024年05月02日
#今日の発明

 今日(5月2日)に関連する発明を紹介しようと思います。5月2日は、カナダの発明家、地質学者のエイブラハム・ゲスナー(Abraham Pineo Gesner、1797.5.2〜1864.4.29)が生まれた日です。

 エイブラハム・ゲスナーは、発明家であり、地質学者でもあります。1842年、エイブラハム・ゲスナーは、ユネスコの世界遺産に登録されているミグアシャ国立公園で最初の化石を発見しました。

 そして、1846年、エイブラハム・ゲスナーは、後に石油工業の父と呼ばれましたが、プリンスエドワード島で石炭の乾留による新しい照明用の油を精製し、これをケロシンと名づけました。また、1850年代に、エイブラハム・ゲスナーは、石油から灯油を蒸留する処理工程を発明しました。

エイブラハム・ゲスナー
(写真はトロント大学「Dictionary of Canadian Biography, vol. 9」から引用)
Loris S. Russell, “GESNER, ABRAHAM,” in Dictionary of Canadian Biography, vol. 9, University of Toronto/Université Laval, 2003–, accessed April 11, 2024, http://www.biographi.ca/en/bio/gesner_abraham_9E.html.

 ケロシンを主成分として作られるものに、灯油、ジェット燃料、ケロシン系ロケット燃料などの石油製品があります。ケロシンは、灯油の中でも、より純度が高く、水分が少ないため、上空1万mでも、凍らずに飛行機の燃料になるようです。

 私は、祖父母が1990年代、2000年代に灯油のストーブを使用していたのを見たことがあります。灯油ストーブは、パワフルで、暖房機能だけでなく、やかんでお湯を沸かしたり、お餅を焼いたりすることができます。電気ストーブもいいですが、電気を使用しない灯油ストーブは、高い熱効率を実現し、また停電時に使用できます。人類の長い歴史のなか、時代とともに人々の生活を豊かにする発明をしてくれた先人に感謝です。(ラズベリー)

「石油の開拓者たち」、著者村上勝敏、論創社、1996
JAXA公式コミュニティサイト:https://fanfun.jaxa.jp

博多あまおう

  • 2024年04月24日
#商標

 先日、昨年寄付した福岡県の自治体から、ふるさと納税の返礼品が届きました。「博多あまおう」です。

博多あまおう

 真っ赤で大粒の苺に子供たちは大喜び。あっという間に食べてしまいました。
 「あまおう」は、この苺(品種)の特長を表す「あかい・まるい・おおきい・うまい」の頭文字と「甘いイチゴの王様になるように」という願いをこめて名づけられたそうです。

博多あまおう

 「博多あまおう」は、福岡県下のJAグループで販売する際に使用されるブランド名とのことですが、「果実」などを指定商品として商標登録されています(第5042710号)。「あまおう/甘王」も、「博多あまおう」より先に、果実などを指定商品として商標登録されています(第4615573号)。
 なお、商標法上、品種名は商標登録できませんが、「あまおう」の場合、商品名が決まっていない段階で先に品種登録出願を行ったため、品種名(「福岡S6号」)と商品名(「あまおう」)とが異なることとなり、結果的に「あまおう」を商標登録でき、ブランド向上にも繋がったとのことです(ヒロ)。

「博多あまおうのこだわり」(JA全農ふくれん)
「あまおう」(Wikipedia)

すてきなクッキー缶

  • 2024年04月19日
#意匠

スイマーです。
人気洋菓子店のクッキーを手に入れました。

クッキー缶

名古屋駅の百貨店に朝から列が出来ているのは知っていましたが、予約してもかなり先まで買えない品だったので、手にした時はとても嬉しかったです。

最近はブリキ製の缶が人気のようで、缶だけを売っているサイトや入れ物である缶を目当てに品を購入する方もいるようです。今回手に入れたお店のクッキー缶も文字を使った意匠がとても上品で、クッキーも美味しいです。食べ終わった後は、何に使おうかいろいろ考えています。

クッキー缶によく使われているブリキは鋼板の表面をスズで覆った物です。スズは鉄より腐食しにくいという事で古くからおもちゃや食品などに用いられてきました。
先人の知恵で美味しいお菓子を食べられて幸せです。

カフェタナカ
ブリキ – Wikipedia

いい予感しかしない!

  • 2024年04月10日
#商標

先日、ちょっと変わったネーミングのお菓子をいただきました。愛媛のお土産で、その名も「い~よかん しか しない!」です。

い~よかん しか しない!

「い~よかん しか しない!」は、愛媛県産伊予柑の蜜漬け果皮と果汁を入れた、風味豊かなマドレーヌで、四国・愛媛銘菓「一六タルト」でお馴染みの、一六本舗の商品です。解説はいらないと思いますが、伊予柑と「いい予感」をかけているのですね。

い~よかん しか しない!

実は、この商品があることは以前から知っていて、明るくて思い切ったネーミングだなぁと思っていました。「しか」と限定して強調しているところがまた良いです。

愛媛に旅行に行ったら絶対買おうと思っていたのですが、貰って気が付きました。これは貰っても嬉しい気分になるお土産向きの素晴らしいネーミングです。だって、いい予感しかしないのですから!
ネーミングって大事ですね。何かいい事が起きそうな気がします。(シスぞう)

「い~よかん しか しない!」は、商標登録(J-PlatPat)されています。
御社の大切な商品名やサービス名も商標登録して保護しませんか?
お問い合わせ・ご相談はこちらからお気軽にどうぞ。

シーサーの日

  • 2024年04月03日
#商標】 【#意匠

シー(4)サー(3)と読む語呂合わせから4月3日はシーサーの日です。
シーサーの名前は「獅子(しし)」を沖縄方言で発音したもので、シーサーは悪霊を追い払う魔除けの意味を持つと言われているようです。

昨年家族旅行で沖縄に行った際には様々な場所でシーサーを見かけました。
一番印象的だったシーサーはホテルの近くにあった「壺屋うふシーサー」でした。「うふ」とは沖縄方言で大、大きいという意味です。

シーサー

知的財産でシーサーに関連するものをJ-Plat Patで検索したところ、シーサーの置物に関する意匠が33件、商標「シーサー」は12件ヒットしました。(うさぎ)

源氏物語と著作権

  • 2024年03月27日
#著作権

 今年、2024年の大河ドラマ「光る君へ」は、源氏物語などの著書として知られる紫式部が主人公です。紫式部は、平安中期の歌人、作家であって、実名や正確な生没年はわかっていません。ですが、著作権の保護期間は没後70年ですので、平安時代からは十分に時間が過ぎており、源氏物語などの平安時代の文学作品は、著作権が発生しておらず、パブリックドメインとなっています。ですから、大和和紀作「あさきゆめみし」のように、漫画化することも問題ありません。もちろん、源氏物語の著作権は切れていても、「あさきゆめみし」には著作権が存在しています。

源氏物語あさきゆめみし

 また、源氏物語には、現代語訳されたものも多くあります。最近ですと、瀬戸内寂聴訳や角田光代訳といったところが有名でしょうか。現代語訳されたものは、訳者に著作権があります。一方で、訳者も没後70年が経過した与謝野晶子訳や谷崎潤一郎訳の源氏物語は、パブリックドメインとなっており、与謝野晶子訳のものは「青空文庫」で読むことができます。(谷崎潤一郎訳は「作業中の作品」となっており、まだ読めませんでした。)
 これを機に、源氏物語のいろいろな現代語訳を読み比べるのも面白そうだな、と思いつつ、まずは、学生時代に途中で挫折した「あさきゆめみし」への再チャレンジから始めたいと思います。(マロン)

ぐい呑みと枡(ます)

  • 2024年03月26日
#特許

 弊所(服部国際特許事務所)で取れた特許に係る商品を紹介します。ぐい呑みと枡です。「枡」は日本酒や米の質量の計測に使ったり、清酒を入れる酒器としても楽しめるものです。

ぐい呑みと枡(ます)

 さらに蓋を付ければ、酒器としてのぐい呑みを収納する木箱にもなります。酒飲みには、酒を入れる器に枡を選ぶこともできれば、枡の箱から取り出したぐい飲みを酒器に選ぶこともできます。うれしい限り !(^^)!

ぐい呑みと枡(ます)

 その時の気分に応じて酒器を選ぶ楽しみも生まれるという具合です。ぐい呑みを土産に手渡すには、ぐい呑みを手渡す人や受け取る人の趣向に合わせた形状や絵柄に入れ替えることもできます。
 お酒に関心ある方への贈り物として、気の利いた上品で粋な商品です。こんな多用途多機能のお土産品はいかがですか?

ぐい呑みと枡(ます)
(図は特許公報から引用)

 日本酒ブームの昨今、日本酒PRのアイディアの集積品です。これは、日常の何気ないちょっとした工夫が特許になるという事例です(特許第7190194号)。なお、この商品は種子島焼の応援のために製作しました。(おにぎり)