abien HOME DRYER

  • 2025年01月15日
#商標

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

少し時を遡りますが、昨年のクリスマスに弊所顧客である株式会社abienの「abien HOME DRYER」という製品を家族にプレゼントとして購入してみました。

abien HOME DRYER

アンモナイトのような形状でとてもオシャレです。
また、1台で7つのモードを備えています!

abien HOME DRYER

  • SPEEDモード:布団やお部屋をすばやく暖める、強風量×中風温
  • DRYモード:布団を隅々まで暖める、中風量×中風温
  • MITEモード:布団などにひそむダニ対策に使用できる
  • WARMモード:足元などスポット暖房に使える、弱風量×高風温
  • CIRCULATEモード:室内の空気循環や扇風機に最適な、弱風量×低風温
  • CLOTHINGモード:衣類や靴の室内での乾燥に、強風量×高風温
  • PETモード:動物が嫌がらない周波数・低騒音で送風できる、弱風量×低風温

私の家では主にWARMモードとCIRCULATEモードを使用しています。
WARMモードは寒い冬のリビングや洗面所で大活躍していて、風量が強くとても暖かいです。CIRCULATEモードは空気環境をするためエアコンの下や部屋の角に設置して使用しています。
ペットは飼っていないのでPETモードは使う機会がないですが、それ以外にまだ4つのモードが残っているので全て使ってみるのが楽しみです。

「abien HOMEDRYER(標準文字)」(商標第6835200号)及び「アビエン ホームドライヤー(標準文字)」(商標第6835201号)は弊所で商標登録をさせていただきました。
貴社の製品で商標登録などの知的財産をご検討されていればぜひ弊所までお問い合わせ下さい。(うさぎ)

まるでこたつ

  • 2025年01月08日
#特許

 気になっていた岡本株式会社の「まるでこたつ」シリーズ。
今年、ついに購入しました。いろいろ種類があって悩みましたが、「靴下サプリ まるでこたつ足首ウォーマー」にしました。

靴下サプリまるでこたつ足首ウォーマー

 裏を見ると特許番号の記載がありました。(特許第6043982号)

靴下サプリまるでこたつ足首ウォーマー

 特許公報を読むと、足首にあるツボ「経穴」をピンポイントで刺激するための素材と形状が特徴の発明であることがわかりました。

靴下サプリまるでこたつ足首ウォーマー

 色が違っている楕円の部分が経穴を刺激するようです。履いてみると、暑くなりすぎることなく、確かに身体の内側からも温まる感じがします。手軽にツボを刺激でき、体質改善が期待できるのがいいですね。

 足元をしっかり温めて、寒い冬を乗り切っていきたいと思います。(マロン)

名古屋銘菓

  • 2024年12月25日
#商標

八百屋さんやスーパーでいちごを見かける季節になりましたね。
いちごを見ると、「ああ、またあれが食べられるなぁ」とわくわくする和菓子があります。

それは、愛知県名古屋市北区に本店を構える、株式会社きた川さんの「いちご羽二重」です。
いちごの季節限定のため、毎年、具体的な販売開始日は公式ウェブページで発表されます。今年も販売開始したとの情報を得たので、早速買ってきました。

いちご羽二重

※きた川さんの公式ウェブサイト(https://www.owarigashi-kitagawa.jp/ichigohabutae)によると、いちごの上から羽二重の毛布をまとっている姿がオフィシャルのようです。

ふわっふわの羽二重餅、上品な甘さのこしあん、ジューシーないちごが、最高の組み合わせです。特に、羽二重餅のすべすべ、ふわっふわな手触りには、毎度衝撃を受けます。

また、きた川さんを代表するお菓子といえば、「へそくり餅」。
こちらは通年販売の商品で、ぷるんとした羽二重餅の中にシロップ漬の金柑が隠されています。

へそくり餅
※中身の写真を撮り忘れました。。

「へそくり餅」は全国で大人気で、各地の催事でも飛ぶように売れるとか。
そんな「へそくり餅」ですが、「へそくり」は、「菓子及びパン」等を指定商品として、2004年5月28日付で商標登録されています(登録第4774453号)。

貴社も大事な商品・サービス名を商標登録しませんか?
商標登録に関するご相談、ご依頼は、こちらからお気軽にどうぞ。
もちろん個人のお客様も大歓迎です。(さくらもち)

STONE ROLLS

  • 2024年12月18日
#商標

先日、さばの缶詰をいただきました。
STONE ROLLSというマークが付いています。

金華さば

・・・STONE ROLLS?
みなれないマークですし、英語としても可笑しい気がします。
興味をひかれたので、少し調べてみました。

そのラベルには、金華さば、みやぎ石巻水揚げ、とも書かれています。
金華さば、というのは石巻の地域ブランド「金華ブランド」で金華ぎん・金華かつおとともにPRされている特産品のようです・・・とここまで調べたときに気づきました。

STONE ROLLS

STONE ROLLSとは、石巻の直訳、みたいなシャレでしょうか?
STONE ROLLS自体を検索してみると、出てきました!

缶詰のラベルやこのHPによれば、STONE ROLLSはストンロルズと読むようです。もっとも、J-PlatPatでは標準文字で、称呼ストーンロールズで登録されています。

宮城県石巻市の島、金華山(きんかさん)海域は魚類が豊富ですが、「この金華山周囲の根に生息して回遊しない鯖のことを金華さばブランドで出荷している。元々は石巻港に上がる根つきの鯖と呼ばれていました。」とのこと。
「金華さば」は地域団体商標ではありませんが、地域ブランドとして期待されているようです。「金華山沖で漁獲され、石巻港に水揚げされた旬の大型の真鯖」。今から味が楽しみです。
blink

カスタマーハラスメントを防止する特許発明

  • 2024年12月11日
#特許

 カスタマ―ハラスメントの問題に対して科学的手段により解決を図る特許発明について紹介します。

 特許第7164793号「音声処理システム、音声処理装置及び音声処理方法」(特許権者:ソフトバンク株式会社)の発明では、顧客からコールセンターのオペレータへの電話での発話音声信号を音声処理装置が認識します。発話音声信号の中に聞き手を侮辱したり、聞き手の人格を否定したりする、聞き手を不快にする等の特定の単語列が検出された場合、特定の単語列が除去、又は、他の単語列に置換されます。また、顧客の感情が評価され、怒りレベルが高い場合、感情が抑制された合成音声が出力されます。これにより、オペレータのストレスが軽減されます。

カスタマ―ハラスメント

 特許第7384558号「有害行為検出システムおよび方法」(特許権者:株式会社日立システムズ)の発明では、例えば店舗での顧客から店員への悪質クレーム等の迷惑行為を有害行為検出システムが検出し、対応を支援します。店員が顧客から悪質クレームを受けた場合、情報端末は音声認識された音声データから有害行為の可能性を表すワードを検出し、サーバへ送信します。サーバは、悪質クレームの状態に関する判定を行い、悪質クレームの度合いが高い場合には、即時に警備員が派遣されます。

カスタマ―ハラスメント

 東京都では2025年4月1日からカスタマ―ハラスメント防止条例が施行されます。商品・サービスの提供者と顧客(消費者)とが相手の立場を相互に尊重し合い、カスタマ―ハラスメントの無い公正で持続可能な社会の実現が求められています。(コナン)

薬にまつわるあれこれ

  • 2024年12月04日
#商標】 【#特許

後発医薬品を示す「ジェネリック」という呼称は世の中に浸透したように思います。
ジェネリック医薬品は新薬(先発医薬品)の特許が切れた後に製造販売される薬で、新薬と同等の有効成分・効能があると厚生労働省から認められている安価な薬です。
以前は、病院で薬を処方される際、ジェネリック希望の意思表示をしたり、医師や薬剤師から希望を聞かれたりした記憶がありますが、今では特に確認されることなく当然のようにジェネリックが処方されている印象です。
医療費削減のために利用推進の取り組みがなされたことで、ジェネリックの普及に一定の効果があったのだと思われます。

薬

ところで、マイナ保険証の話題の陰に隠れてしまいがちですが、10月からジェネリックに関して新たな仕組みが導入されたことをご存じでしょうか。
ジェネリックのある一部の先発医薬品(長期収載品)について、先発医薬品の処方を希望すると、通常の自己負担分とは別に「特別の料金」が加算されるようになりました。
この取り組みにより、さらにジェネリックの普及が進むことが期待されています。
長期収載品の選定療養について | 医療費の節約 | 全国健康保険協会

さて突然ですが、問題です。
登録商標第1号は何の商標でしょうか。

正解は、薬に関する商標です!
(流れから答えが予想できてしまいますね・・)

第1号は、商標登録制度が始まった明治17年(1884年)10月1日に出願され、翌年6月10日に登録されています。J-PlatPatで第50号まで確認してみたところ、「商品ノ種類及品名」から読み取れる限りで、なんと4件を除いた全てが薬関係の商標でした。
書籍「江戸・明治のロゴ図鑑 登録商標で振り返る企業のマーク」によると、江戸時代からの国内主要産業であり、偽造被害も多かった薬に関する商標が、明治時代を通して最も多く登録されたそうです。

今年は商標登録制度が誕生してから140年。上記書籍では、薬の商標以外にもたくさんのレトロな商標が掲載され、歴史的背景などと一緒に紹介されています。図鑑としても読み物としてもとても楽しめる書籍だと思います。
登録商標第1号(魚を捌いていて指を切った人の描写)もなかなか独特なのですが、個人的には、同じく薬に関する登録商標第13号のインパクト、半端ないと思います!!(カカオ)

侵害訴訟実務研修 ~侵害訴訟に強い弁理士を目指して~

  • 2024年11月27日
#侵害訴訟】 【#特許

 ヒロです。9月の初めから11月の終わりまで計4回開催される侵害訴訟実務研修に参加しています。
 この研修では「侵害訴訟に強い弁理士の養成を主眼に、実際の侵害訴訟資料をアレンジした題材を用い、訴訟実務経験のない弁理士も疑似的に侵害訴訟を経験することができる」とのことで、付記弁理士登録したものの訴訟実務に携わる機会に乏しい自分に打って付けの研修だと思い参加することにしました。

 研修の前半では参加者が複数のグループに分かれ、訴状等の起案とクライアントとの訴訟作戦会議を想定した模擬相談を行い、後半では侵害訴訟における数々の論点について近年の判決動向に基づいた解釈・知識を習得できるよう講師陣による論点解説がなされる実践的な研修です。

 毎回の終了後に出題される自宅起案(訴状、答弁書、原告準備書面)を提出すると、次回の講義で提出起案全体の講評を講師から聞くことができる他、各受講者の起案に対する個別の講評がメールで届き、非常に参考になります。

 1回目の研修の後、研修会場(弁理士会館)のすぐ近くにある特許庁庁舎に立ち寄ってみました。土曜日のため職員はいませんでしたが、普段の業務で深い関わりのある「特許庁」を前にして何だか身が引き締まる思いがしました。

特許庁庁舎 特許庁庁舎

カスピ海ヨーグルト

  • 2024年11月21日
#特許

普段何気なく目にする特許製品について紹介します。
今回紹介するのは「カスピ海ヨーグルト」です。

カスピ海ヨーグルト

「カスピ海ヨーグルト」は、普通のヨーグルトとは違いホエイ(ヨーグルトにできる上澄みの水分)が少なく、クリームのような触感があります。特許第 3878953号として登録されていた技術内容が使用されているようです。
特許内容によると発酵温度は27~33℃、発酵時間は5~9時間。普通のヨーグルトは42℃で9時間くらい発酵させるものが多いので、温度に特徴がありますね。特許内容を参考に、自宅のヨーグルトメーカーを使って培養したらおいしく出来上がりました。

登録内容についてご興味のある方は、以下リンク先(J-PlatPat)で検索してみてはいかがでしょうか。(カモミール)

特許情報プラットフォーム|J-PlatPat [JPP]

白馬ブランド

  • 2024年11月19日
#商標

スイマーです。
秋の連休に長野県白馬村に行ってきました。
雄大な山々を望む美しい村は温泉と食も素晴らしく、家族で度々訪れる場所です。

長野県白馬村

白馬村といえば1998年長野オリンピックのスキー競技を思い出しますが、あの感動からもう四半世紀経っていてびっくりしますね。
先日テレビで白馬村の地価が上がっているというニュースを見ました。車で村内を走っていると、開発中の別荘地やおしゃれな商業施設がいくつか目に付き、村の価値が上がっている事を感じます。
こういった再開発は働く場所や観光客などで地域が潤うのはいいのですが、地価上昇はもちろん今まで築いてきた白馬村らしいイメージを損なう可能性があるなと思いました。

さて、帰ってきて早速J-PlatPatで「白馬村」を検索してみると7件の商標が見つかりました。白馬村や周辺地域、観光局などが皆で白馬のブランドを大切にしていますね。

ちょっと力の抜けた感のある白馬村のキャラクター……いろいろなグッズになっていました。かわいいと思います。
§ヴィクトワール・シュヴァルブラン・村男3世

地域の魅力が見えるお菓子~はたはたパイ

  • 2024年11月11日
#商標

先日、秋田へ旅行した際、所員へのお土産を探していたところ「はたはたパイ」というお菓子を見つけました。

はたはたパイ

「うなぎパイなら知っているけど・・はたはた?」と思いましたが、どんな味だろうかと思いながら目立つパッケージに惹かれて買ってみました。

後で調べてみると「はたはたパイ」は1977年に誕生した秋田の銘菓で、男鹿工房の藻塩や、横手の「シバタ焼肉のたれ」を使用し、秋田の伝統的な発酵調味料であるハタハタの「しょっつる」を塗って、ハタハタをイメージした形に焼き上げたパイとのこと。ハタハタ(鰰)は秋田の県魚です。

「はたはたパイ」を看板商品のひとつとする木村屋の初代、山下九助氏は、あんぱんで有名な東京の木村屋で修業を積んで暖簾分けをしてもらい、羊羹を包んでいる内側がアルミ箔の包装材や、薬を包むオブラートを発明したそう。

「はたはたパイ」は、指定商品をパイ菓子として、2015年に商標登録されています(登録第5730530号)。

地域の特色を存分に生かした「はたはたパイ」は、かすかな塩味で香ばしく、とても美味しいお菓子でした。

愛知の県魚は「クルマエビ」ですが、えびせんべいなどのお菓子がたくさんありますので、愛知へ訪れた際は、お土産にどうぞ。(シスぞう)

木村屋について – 横手のスイーツなら木村屋
秋田ずらり│木村屋-しょっつるのほのかな風味とさくさくの食感がやみつきになる木村屋のはたはたパイ。