創業“100周年”という企業を目にすることは多いのですが、“200周年”、“300周年”という企業は少ないようです。今回紹介する「株式会社カステラ本家福砂屋」(カステラほんけ ふくさや)は2024年で創業400周年だそうです。
創業年の1624年(寛永元年)は、徳川幕府がスペイン船の来航を禁止しスペインとの国交を断絶しています。随分昔ですね。創業当時は砂糖や米を扱っていたようですが、ポルトガル人より伝授されたカステラなどの南蛮菓子づくりを始めたそうです。現在は主にカステラを販売しています。
先日「フクサヤキューブ」という可愛らしいカステラを購入しました。小さいキューブ型の箱にカステラ2切れが入っており1回で食べ切るのにちょうどよいサイズです。箱の模様を季節に合わせることで季節毎に限定商品として展開されています。
調べたところ、こちらのカステラは一人の職人さんが最初から最後まで丹精込めてつくり上げており、おまけに無添加だそうです。お味は上品な甘さで、一人ひとりに配るのに最適です。 また、明治時代の12代清太郎の代から、1年に1度、毎年5月に「卵供養」を行っており、卵に感謝し供養すると同時に、物を大切に扱うことの教えや従業員の健康と社業の発展を祈るそうです。こういった真摯な姿勢をずっと守り続けていることで400年という長きにわたり老舗として続いているのだな、と感じました。(タイム)
●登録商標:フクサヤキューブ\FUKUSAYACUBE
登録番号:第5385297号
登録日 :平成23(2011)年 1月 21日
権利者 :株式会社カステラ本家福砂屋
(J-PlatPat)
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/TR/JP-2010-051409/40/ja