ハンドクラフトフェア

  • 2019年07月05日
#実用新案】 【#意匠】 【#特許

先日名古屋吹上ホールで開かれたハンドクラフトフェアに行ってきました。
2019ハンドクラフトフェア in NAGOYA
http://www.handcraft-nagoya.or.jp/

手芸や創作小物の材料を展示販売する催しです。
会場は個人や企業の即売に加え教室や服飾学校の発表会も兼ねていて、お子さん連れから御年輩の方々までいろいろな世代の人達がたくさんのお店を楽しそうに覗いていました。
伝統工芸と最新技術がモザイクのように並んだブースの中、時々見受けられる“特許”や“実用新案”“意匠”の文字についつい目が留まる良い一日でした。
(スイマー)

システムデスクの特許

  • 2019年06月26日
#特許

子供部屋の参考にするため、ニトリの「こども新生活カタログ」を店頭からもらってきました。パラパラと見ていると「くみあわせですく」に「特許取得済み」のマークを発見しました。「くみあわせですく」は、机、本棚、ワゴン、LEDライトがセットになっているものです。調べてみると、特許[第5395946]を取得しており、その目的は、「机の脇に置いても奥側に置いてもすっきりとする書棚を備えたシステムデスクを提供すること」とありました。
子供の勉強机は長く使うものなので、成長過程に伴って、各々使い勝手のいい組み合わせで机をアレンジできるのは助かりますよね。しかも、リーズナブルで、「♪お値段以上~♪」の歌にも頷けました。(まるしば)

発明の内容が気になる

  • 2019年05月24日
#特許

とある場所で画像1枚目の表示を見かけました。よく見ると画像2枚目のように特許番号が記載されていたので、これは発明なんだと認識したわけです。発明の内容が気になった方は特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)で調べてみてください。(ランナー)

   

人気のタオル

  • 2019年04月26日
#意匠】 【#特許

今回は、我が家で使用しているタオルをご紹介します。
「エアーかおる」(商標登録第5108950号 等)という商品名のタオルで、岐阜県の浅野撚糸株式会社が販売をしています。一般のタオルに比べ、「吸水力が高い」「空気をよく通すため、部屋干しでもすっきり乾く」という特徴があります。
 タオルに使用する糸をねじり合わせる「撚糸」という工程において、特許技術(特許第4204498号)が用いられているようで、この技術のおかげで、「吸水力が高まる」「空気をよく通す」といった特徴が生まれるようです。
 このタオルは、テレビ等でよく紹介される人気の商品で、私もテレビで見て興味を持ち、購入に至りました。使用して半年程になりますが、ドライヤーの使用時間が短くなった気がします。髪を乾かす際はもっぱらこのタオルを使用しています。(さくらもち)

超極細毛で特許

  • 2019年03月18日
#特許

 こんにちは、まるしばです。

 歯ブラシが傷んできたので、買い置きの歯ブラシを手に取ると「特許技術」の文字が付されているのを見つけました。使い心地の良いライオンのシステマを愛用しているのですが、今までこの製品が特許に関係していることに気付いていませんでした。超極細毛で特許[第3943780号]を取得しています。
 調べてみると、この発明から得られる効果に「歯茎への当たり具合がソフトで使用感に優れた歯ブラシを得ること」が含まれていました。毎日実感していたので、とても納得させられました。ただ、今のパッケージからは特許に関しての表記はなくなっていました。
 調べたところ、特許権は存続していましたが、システマのホームページ上では、この特許についての記載は見当たりませんでした。
 日常使っている歯ブラシの「特許技術」の文字から、いろいろ気付かされた一日でした。

すぐ開きキャップ

  • 2019年03月06日
#特許

 チューブのからしとにんにくを買ったら、同じ特許番号が書かれていました。J-PlatPatで調べてみると、シロウマサイエンス株式会社という富山県の会社とヱスビー食品が特許権者でした。内容をみると、少ししか回さなくても閉まったことがわかりやすい構造のチューブのねじ部分についての特許でした。さっそく試してみると、確かに、「カチッ」と閉まったことがわかりやすかったです。

 食品に特許番号が書かれているのを見かけることがあります。調べると、この特許のように、食品そのものではなく容器や包材の特許であることもあります。中身だけでなく、外側も工夫されていて、私たちは手軽に美味しいものが食べられるのだな、と、日頃、あまり表に出ない包材メーカーさんにも感謝の気持ちです。(マロン)

今日の発明~集積回路(キルビー特許)

  • 2019年02月06日
#特許

 今日(2月6日)と関連の深い発明について紹介します。今回紹介するのは、「ジャック・キルビーによる集積回路」、いわゆるキルビー特許です。

 2000年のノーベル物理学賞を受賞した米国人発明家、ジャック・セイント・クレール・キルビー(Jack St. Clair Kilby)は、今からちょうど60年前(1959年)の今日、アメリカ合衆国に世界初の集積回路に関する発明について特許出願しました。彼が、テキサス・インスツルメンツ(TI)に勤務していた時です。これが「キルビー特許」USP3,138,743号です。

 なお、キルビー特許出願の数か月後、同じく米国フェアチャイルドセミコンダクター社のロバート・ノイスは、独自に集積回路に関する発明について出願しました(「プレーナー特許」(半導体の平面上に回路を構成する技術に関する特許))。一般に、キルビーとノイスの両名が集積回路の発明者とされています。

 キルビー特許の関連特許は後々、日本をはじめ、多くの国の半導体メーカーと特許騒動を起こし、テキサス・インスツルメンツ社は莫大な特許料収入を得ることとなりました。キルビー特許に対しては、集積回路の前段階のアイデアに過ぎない、プレーナー特許こそが今日の集積回路技術の祖である、という見解もあります。このため、米国本国においても、キルビー特許は産業の活性化を阻害する悪性特許であるとの激しい論争があったとのことです。

 とはいえ、キルビーは集積回路以外にも電卓やサーマルプリンタなど約60の特許を取得した著名な発明家であり、テキサスA&M大学で教鞭をとった学者でもあります。詳細は以下のリンク先をご覧ください。
ジャック・キルビー(Wikipedia)
キルビー特許(Wikipedia)

ドラマの中の知的財産

  • 2019年01月30日
#特許

通勤電車内の過ごし方の1つとして、見逃し配信サービスでテレビドラマの視聴を楽しんでいます。
昨年10月から放送された「下町ロケット:続編」では、中小企業の佃製作所が幾つかの困難を乗り越えて夢を叶えていく姿に毎回ドキドキワクワクしながら見ていました。

知的財産に関する内容がちらほらと出てきて面白く、なかなかリアリティもあったと思います。例えば、佃製作所が協力関係を結ぼうとしている会社(B社)が他の会社(C社)から特許侵害を指摘されてしまう場面があります。その会社(B社)が特許調査していたにもかかわらず開発した時期と同時期にC社が出願していたため特許公開される18ヶ月を経過しておらずB社が気づけなかったということです。
この会社(B社)を救うために佃製作所が尽力する中で、顧問弁護士が対抗策として「クロスライセンス」を提案したことなど。(←失敗)
他の会社C社)から会社(B社)が特許侵害を指摘された技術は、実はある論文で発表された構造に独自の開発で作られたものであり(既に公開されている技術を使用していたので)、訴えた会社(C社)の特許はそもそも特許要件を満たしていなかった、すなわちB社の実施は特許侵害に当たらなかったのです。

最終回のラストシーンで佃社長が「みんな、一つ提案があるんだが、(中略)、特許申請しないか?」と社員に問いかけます。この行方は「新春ドラマ特別編」で明らかになりました。不具合を改善する過程で変更した技術を特許申請し、最後はライバル会社のライセンス契約を受け入れます!
ドラマはハッピーエンドが気持ちいいですね♪(すーママ改め、カカオ)

湯たんぽ

  • 2019年01月18日
#特許

 年末から年明けにかけて寒い日が続いていますね。この季節は、寝るときに湯たんぽを使用しています。

 熱湯を入れておけば、快適な温かさが朝まで続きます。この湯たんぽでは、本体との間に環状の空気層を形成するカバーが設けられているため、低温火傷の心配が軽減されます。

 先日、ふとキャップを見ると、「PAT.」の表示があることに気づきました。

 特許番号の表示はありませんでしたが、J-PlatPatで検索項目「発明の名称」を「湯たんぽ」にして調べてみると、対応していると思われる特許が見つかりました(特許第3295405号:カバー付き湯たんぽ)。


特許第3295405号 図1

 この特許発明では、「本体」、「カバー」、「キャップ」の構成を工夫することにより、本体の構造を強化し、熱変形を防止するとともに、湯量の多少に拘らず本体の変形と復原が正常、確実に行われるようにすることができるとのことです。
 暖かくなる春まで、この湯たんぽのお世話になります。(ヒロ)