“Made in TSUBAME”のカトラリー

  • 2019年03月01日
#商標

先日、買い物の途中、とてもスタイリッシュなカトラリーが並んでいるのが目に留まり、思わず手にとって見てみました。
まずスプーンを持ってみたところ、想像以上に薄くて軽く、持ちやすいものでした。
ひっくり返して裏を見てみると、そこには”Made in TSUBAME”の文字が。
“Made in Japan”ではないところが斬新で気になり、調べてみました。
すると、金属洋食器の生産やステンレス加工の高い技術で広く知られるものづくりの街、新潟県燕市の商工会議所が、燕市、またはその周辺地区で製造された優れた品質の商品に対して、”Made in TSUBAME”の認証を行っていることがわかりました。地域ブランドを前面に押し出したこの”Made in TSUBAME”のマークから、職人さんたちの高い技術で作られた商品としての誇りや自信を感じます。またこちらのロゴマークは平成23年に商標登録されており、”燕”の漢字がモチーフとなっているそうで、とても目を惹く素敵なデザインです。
この日はスプーンとフォークを購入して帰りましたが、今後も”Made in TSUBAME”の商品に注目していきたいと思います。(レモン)

商標登録第5400384号
登録日:平成23年3月25日

さつまいもキャラメル

  • 2019年01月21日
#商標

昨年、大河ドラマ“西郷どん”のご当地、鹿児島へ行ってきました。
さすがに、薩摩というだけあり、薩摩芋関係のお土産が数多く並んでいました.
その中で一番気になったものは、“さつまいもキャラメル”です。
皆さんご存知“ボンタンアメ”のメーカー「セイカ食品株式会社」の製品で、“ボンタンアメ”同様もっちりとしたあの何とも言えない食感で、やさしいおいしさと素朴さに満ち溢れたキャラメルでした。
全国的に知られているのは“ボンタンアメ”ですが、“さつまいもキャラメル”は、箱に「第二十二回(1998年)全国菓子大博覧会 名誉総裁賞 受賞」と明記もされており、そういう意味でもお勧めです。(タイム)

●セイカ食品株式会社のロゴ(キャラメルの箱の右上に明記)
商標登録第1681254号
登録日:1984年4月20日

お菓子のネーミング

  • 2019年01月15日
#商標

先日、六花亭のお菓子詰め合わせセットを購入しました。
9種のお菓子が1つずつ入っているものだったのですが、定番のバターサンド以外、初めて食べるお菓子ばかりで、六花亭のお菓子の種類の豊富さにびっくりしました。
味はもちろん全て美味しかったのですが、「大平原」や「北加伊道」など、ネーミングにもこだわりが感じられ、「きっと商標登録されているのでは?」と考え、j-PlatPatを覗いてみました。
出願人「六花亭製菓株式会社」で検索してみたところ、227件ヒットしました。
思った以上にたくさんの登録商標や、出願済みの商標があり、「どんなお菓子なんだろう」と、名前からお菓子を想像するのが楽しかったです。

写真は、お菓子の詰め合わせが入っていた箱です。このお花の柄も商標登録されていました。(さくらもち)

地域ブランド総選挙

  • 2018年11月20日
#商標

みなさん、「東海・北陸 地域ブランド総選挙」をご存じですか? この総選挙では、各地域の大学生と地域団体商標権者がチームを組み、地域の商品の魅力を「Instagram®」上で発信します。そして勝ち進んだ10チーム程度が決勝戦で新商品や新ビジネスのアイデアのプレゼンテーションを行い、最優秀賞を目指します。決勝戦の日時は12月12日(水)13:00~17:30、場所は名古屋国際センター別棟ホールです。是非ご注目ください!(ランナー)
https://www.chiiki-brand.com/

災害用簡易トイレ

  • 2018年11月09日
#商標】 【#特許

西日本豪雨の発生から100日となる10月14日、倉敷市真備町では犠牲者を追悼する催しが行われたそうです。今でも不便な暮らしを強いられている方がいらっしゃる現実に胸が痛みます。

今年は自然災害が多く、弊所でも防災グッズの備蓄をするなど防災意識を高めています。
水、食品の備蓄など欠かせないことはたくさんありますが、個人的にはトイレの問題が一番気になります。建物が倒壊して仮設トイレが設置されるまでどう凌ぐのか・・。

調べてみました。たくさんの種類のものが販売されているなか、気になるものを見つけました。「ゆうぺーる」という簡易洋式トイレです。蓋付きのバケツのような形状なので、部屋や玄関などに置いて椅子や物入れとして日常生活で使用することもできます。特許取得済、日本製ということで期待できます。(発明の名称:簡易トイレ、特許第4931906号)
同梱されている消臭吸収剤の「ヒノキパック」は登録商標です。(商標登録第5869830号)

自宅に備蓄して不安材料を1つでも減らしておきたいと思います。(すーママ)

参考サイト:http://www.yamato-nb.com/items/u-pail-toilet/up53

タグ付きガニ

  • 2018年10月18日
#商標

こんにちはタイムです。
厳しかった夏も終わりましたが、日中はまだまだ暑いですが、夕方以降は秋らしく気温も低く過ごしやすくなりましたね。

涼しくなると恋しくなるのは温泉です。そして、温泉のパンフレットに載っている各地方の地元料理の写真に目を奪われます。
とくにこの時期になると、“タグ付き〇〇ガニ”というコピーの温泉パンフレットが見受けられます。

“タグ付きガニ”とは地元の漁港で獲れたカニを他と識別するために付けられた、プラスチック製のタグが付けられたカニのことです。
種類としては、「越前ガニ(黄)」、「加能ガニ(水色)」、「香住ガニ(緑)」他多数あります。
カニは、生息地が異なると同じ種類であっても味覚が異なるため、水揚げされる漁港により味覚に差が出るようです。
例えば、同じ松葉ガニであっても、香住漁港で水揚げされる香住ガニの場合は、他のものと違い、深海ミネラル豊富な水深500~2500mで育っているため、甘味が強く瑞々しいのが特徴とのことです。

この秋は、“タグ付き〇〇ガニ”をはじめとした、自然の恵みを食し心身ともにゆったり過ごし英気を養いたいものです。

●上記に挙げたかにの種類中「越前ガニ」は商標登録されています。
登録番号:第5089307号
登録日 :平成19年(2007)11月9日
権利者 氏名又は名称:福井県漁業協同組合連合会

コミコンという名前

  • 2018年09月26日
#商標

スイマーです。
先月、アメリカのサンディエゴ・コミコンがソルトレイク・コミコンに商標権をめぐる裁判で勝訴したという記事を読みました。 “Comic Con”と”Comic-Con”の名称使用の差止めを命じられたソルトレイク側は名称の変更をしたとのことです。
地名+コミコンの名前が付いたイベントは他にも世界中にあり、東京でも開催されています。今後各地のイベント名がどうなっていくのか、成り行きを見ていきたいと思います。

ウィキペディアより
コミコン・インターナショナル

スーパーの食品売場にある登録意匠

  • 2018年09月05日
#商標】 【#意匠

 スーパーの食品売場でいつも目にする商品の中には、商品自体やパッケージが意匠登録されているものがあります。その中で、今年(平成30年)登録されたものを2つ紹介します。いずれも、一つの商品に対し意匠権及び商標権の両方で保護が図られています。
 1.サントリーホールディングス(株)の缶チューハイ「明日のレモンサワー」は、缶の正面に男性の顔、背面に女性の顔のイラストが特徴的に描かれており、物品「包装用缶」について、意匠登録(第1597505号、登録日:平成30年1月19日)されています。また、同出願人により、指定商品「レモンを使用した又はレモン風味のサワー、レモンを使用した又はレモン風味の酎ハイ」について、「明日のレモンサワー」が商標登録(第5949930号)されています。
 2.味の素(株)の冷凍食品「香炒飯」は、物品「包装用袋」について、パッケージの正面部分のデザインが部分意匠として登録(第1602331号、登録日:平成30年3月30日)されています。また、同出願人により、指定商品「チャーハンのもと、チャーハン、冷凍チャーハン」について、「香炒飯/かおりチャーハン(AJINOMOTOのロゴ入り)」が商標登録(第6030986号)されています。(コナン)

アートアクアリウム展

  • 2018年08月22日
#商標

先日、名古屋の松坂屋美術館で開催されているアートアクアリウム展に行ってきました。このアートアクアリウム展は、夏の風物詩として日本人に親しまれてきた「金魚」をテーマに、様々な意匠を凝らした水槽と光、音楽を暗闇の中で組み合わせ、幻想的な雰囲気を作り出している展覧会です。全体的に和をモチーフにしている作品が多いためか、外国人のお客さんも多くたいへん賑わっていました。この展覧会は期間限定で全国各地で行われています。

このアートアクアリウム展の名前、最近よく聞くようになったので、商標登録されてるのでは?と特許事務所員の感を働かせてJ-platpatで調べてみると、ホームページでも掲載されているロゴ「ART AQUARIUM」が2014年1月10日に商標登録されていました。

http://artaquarium.jp/
(ホームページ左上にあるロゴ)

名古屋では9月16日までアートアクアリウム展が行われています。興味があれば足を運んでみてはいかかでしょうか(ポテト)

二重構造の陶磁器カップ

  • 2018年07月23日
#商標】 【#特許

先月の事になりますが、今年の父の日も家族で食事&何かプチギフトを用意しようと雑貨屋さんへ足を運んだところ、父の日ギフトコーナーで気になる陶磁器のカップを見つけました。

外箱の説明によると、二重(中空)構造のため保冷、保温に優れていて結露しにくく、電子レンジOK、食洗機OKとのこと。そして「製造特許取得商品」「清山窯」とあり、カップの底には商標らしき「キーポ」「清山」という文字が。

非常に気になります。(特許事務所員あるある)

おなじみJ-PlatPatで調べてみました。
「キーポ」は登録商標(第4291591号)で、登録日は平成11年7月9日。権利者は株式会社清山でした。この権利者名で特許検索をしたところ、二重構造の焼物容器に関する特許出願が2件ヒットしました。20年ほど前に出願されていましたが、いずれも拒絶査定となっていました。特許にはなりませんでしたが、製法は普及して多様なカップが作られ定番商品となっているようです。日本の技術を垣間見られる良い商品に出会えました。

父から使用感など特にコメントはありませんが、晩酌や食後のお茶にと出番が多いようなので、そこそこ気に入ってもらえたのかなぁと思っています♪(すーママ)