年始のご挨拶

  • 2019年01月23日

新年あけましておめでとうございます。
平成31年、己亥年(つちのといどし)。
己の年は、自己を確立し、規律正しく歩む年。
亥の年は、次世代に向けて大きなエネルギーを秘めた種をつくる年。

先行き不透明な時代の中、創造された知的財産を明確にします。
その活用方法を試行錯誤しているクライアント(顧客)に対し、これまで築きあげた総力をもって事業の成長に役立つよう貢献してまいります。

当事務所は、大きな変革の中、若い力で乗り越えていく年としたいと思います。
当事務所公式ウェブサイトの求人情報に私たち(所員)の年齢比と男女比を掲載いたしましたのでご覧ください。 (おにぎり)

さつまいもキャラメル

  • 2019年01月21日
#商標

昨年、大河ドラマ“西郷どん”のご当地、鹿児島へ行ってきました。
さすがに、薩摩というだけあり、薩摩芋関係のお土産が数多く並んでいました.
その中で一番気になったものは、“さつまいもキャラメル”です。
皆さんご存知“ボンタンアメ”のメーカー「セイカ食品株式会社」の製品で、“ボンタンアメ”同様もっちりとしたあの何とも言えない食感で、やさしいおいしさと素朴さに満ち溢れたキャラメルでした。
全国的に知られているのは“ボンタンアメ”ですが、“さつまいもキャラメル”は、箱に「第二十二回(1998年)全国菓子大博覧会 名誉総裁賞 受賞」と明記もされており、そういう意味でもお勧めです。(タイム)

●セイカ食品株式会社のロゴ(キャラメルの箱の右上に明記)
商標登録第1681254号
登録日:1984年4月20日

湯たんぽ

  • 2019年01月18日
#特許

 年末から年明けにかけて寒い日が続いていますね。この季節は、寝るときに湯たんぽを使用しています。

 熱湯を入れておけば、快適な温かさが朝まで続きます。この湯たんぽでは、本体との間に環状の空気層を形成するカバーが設けられているため、低温火傷の心配が軽減されます。

 先日、ふとキャップを見ると、「PAT.」の表示があることに気づきました。

 特許番号の表示はありませんでしたが、J-PlatPatで検索項目「発明の名称」を「湯たんぽ」にして調べてみると、対応していると思われる特許が見つかりました(特許第3295405号:カバー付き湯たんぽ)。


特許第3295405号 図1

 この特許発明では、「本体」、「カバー」、「キャップ」の構成を工夫することにより、本体の構造を強化し、熱変形を防止するとともに、湯量の多少に拘らず本体の変形と復原が正常、確実に行われるようにすることができるとのことです。
 暖かくなる春まで、この湯たんぽのお世話になります。(ヒロ)

お菓子のネーミング

  • 2019年01月15日
#商標

先日、六花亭のお菓子詰め合わせセットを購入しました。
9種のお菓子が1つずつ入っているものだったのですが、定番のバターサンド以外、初めて食べるお菓子ばかりで、六花亭のお菓子の種類の豊富さにびっくりしました。
味はもちろん全て美味しかったのですが、「大平原」や「北加伊道」など、ネーミングにもこだわりが感じられ、「きっと商標登録されているのでは?」と考え、j-PlatPatを覗いてみました。
出願人「六花亭製菓株式会社」で検索してみたところ、227件ヒットしました。
思った以上にたくさんの登録商標や、出願済みの商標があり、「どんなお菓子なんだろう」と、名前からお菓子を想像するのが楽しかったです。

写真は、お菓子の詰め合わせが入っていた箱です。このお花の柄も商標登録されていました。(さくらもち)

新春初売り福袋

  • 2019年01月10日
#著作権

あけましておめでとうございます。

元日の初売りでシルバニアファミリーのバレエ劇場が入った福袋を開店一番ゲットしたバレリーナです。シルバニアファミリーは、著作権を有するエポック社の主力商品です。1985年に発売され、一大ブームとなり、一時ブームは去ったものの、再び回復しその人気は健在です。ショッピングモールの昨年の初売りでは、開店30分後にのんびり出かけたら、既に完売(-_-;)。今年は意気込んで開店1時間前に出かけるも、売り場に近い入口には既に100人程の長蛇の列が!それでも家族総出で、なんとかお目当ての福袋をゲットできました(^^;)来年はレゴの福袋を狙います☆

グッドイヤー

  • 2018年12月29日
#今日の発明

12月29日は、発明家チャールズ・グッドイヤーの誕生日です。チャールズ・グッドイヤーは、1800年12月29日、アメリカ合衆国で生まれました。

彼の名前から察しがつきますが、ゴムの加硫法を発明したことで知られています。ただし、タイヤメーカーのグッドイヤー社は、彼にちなんで命名されていいますが、グッドイヤー本人や一族と、法的・資本的な関係はないそうです。

当時、新素材だったゴムを用いた製品は、冬は硬くなり、夏は柔らかくなるように、温度に影響されやすい性質がありました。彼が、ゴムに硫黄などを加えて加熱する工程により、耐熱性を持たせる加硫法を発見したのは1839年のことですが、資金不足による極貧生活や、有毒ガスによる健康被害、度重なる特許侵害に対する裁判など、波乱の人生だったようです。

今では、産業用素材として大変便利に利用されていますが、自動車タイヤはもちろんのこと、当たり前のように身の回りに多くのゴム製品が溢れているのは、加硫法によりゴム産業の発展が始まったからなのです。(シスぞう)

Wikipedia:チャールズ・グッドイヤー
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC

機種変しました

  • 2018年12月17日
#特許

スイマーです。
4年間使っていた携帯電話を買い換えました。
以前使っていた携帯電話は機能的には問題無かったのですが、バッテリの劣化と諸般の事情により今回新しい機種に変更する事となりました。
この新しい携帯電話、『持ち主の顔で本人認証をするのでチラリと携帯に顔を向けるだけで煩わしいID入力をせずロック解除はおろか、お買い物まで出来てしまう優れもの』と、いうことです。
いったいどれだけの特許技術が使われているのだろうとワクワクしますね。
どんどん便利になっていく世の中に置いて行かれないようにしなくては、と携帯電話に触れるたび感じます。
さて、使い始めて10日程になるこの携帯電話は未だに眼鏡を外した私を本人と認識せず必ずパスコード入力を求めてきます(-_-)。
設定なのか私の顔が原因なのか……この便利な道具を使いこなす日はまだまだ遠そうです。

体内の酸化還元反応を音楽教育に利用した発明

  • 2018年12月12日
#特許

 音楽等の芸術は、発明の対象となる「自然法則を利用した技術」とは馴染みにくいように思われますが、面白い特許を見つけましたので紹介します。特許第6034262号の「音楽色調絵画指導法。」は、音楽を聴いて、イメージから感じた色を選択したときの唾液の酸化還元電位を測定して心理状態を推定する発明で、幼児等の音楽教育に用いられます。酸化還元電位(ORP)測定装置を開発したオルプ株式会社(ホームページ参照)の役員が会社設立以前に個人名で出願したようです。学習者は、まず曲を聴く前に、唾液ORPを測定します。その後、曲を聴いてイメージした色を下図(特許公報から引用)のような塗り絵教材に自由に塗り、再び唾液ORPを測定して変化を調べるというものです。

 なお、この出願は、拒絶理由通知を受けることなく早期審査で登録されています。特許の専門的観点から言うと、請求項の記載において「など」が多用されており、形式的には明確性要件(特許審査基準 第Ⅱ部第2章第3節2.2(5)e)に適合しないようにも思われます。しかし、個人の発明に対する審査官の配慮により、実質的に問題ないと判断されたのではないかと推測します。(コナン)

 (参照リンク) https://www.orp-corporation.com/

特許ドライ技術

  • 2018年12月04日
#特許

こんにちは。まるしばです。
みなさんのお宅では、洗濯の際にどんな柔軟剤を使ってみえますか?種類が多くて迷ってしまいますよね。
我が家では、「ハミングFine」を使っているのですが、容器には「さらさらドライ」とあります。衣類についた汗などからの濡れ戻りを防止することで、繊維表面をさらさらの状態に保つらしいです。こちら、特許[第6046085号]を取得済みで「特許ドライ技術」としてPRされています。汗かきな人にはとても助かる技術と思います。柔軟剤を購入の際には、決め手のご参考にしてくださいね。

BRULEE

  • 2018年11月26日
#特許

最近仕事帰りに、コンビニでアイスを買うことにはまっています。一口にアイスと言っても、原材料中の乳固形分と乳脂肪分の含有量の違いによってアイスクリーム・アイスミルク・ラクトアイスといった種類がありますが、中でも乳脂肪分が多く濃厚でコクのあるアイスクリームをよく食べています。ある日、何気なくアイスクリームのパッケージを見てみると、特許出願中といった文字が目に入りました。その商品は、オハヨー乳業が生産販売しているBRULEE(ブリュレ)。

BRULEEとはフランス語で「焦がした」という意味で、表面をバーナーで焦がしたクリームブリュレといったデザートもありますが、オハヨー乳業のBRULEEもアイスの表面をオハヨー乳業独自の技術(特許出願中)で加熱し、香ばしい焼き目をつけたものです。J-platpatで特許出願中の技術の公報がないか探してみましたが、まだ公開されていないのか見当たりませんでした。とてもおいしかったので、皆さんも機会があれば食べてみてはいかがでしょうか(ポテト)