いろどり ~ 時代やニーズに合わせて変化する

  • 2025年08月20日
#商標

名古屋の定番土産に、大和屋守口漬總本家の「守口漬」がありますが、先日、カラフルな小箱に入った「いろどり」という商品をいただきました。

大和屋守口漬總本家の「いろどり」

いただいたのは、「きゅうり」と「うり」の奈良漬です。守口漬と奈良漬はどちらも酒粕に漬けて作られる漬物ですが、守口漬は愛知県特産の「守口大根」という細長い大根を、酒粕とみりん粕で漬けたもので、奈良漬は「きゅうり」や「うり」、「すいか」など様々な野菜を酒粕に漬けたものです。

守口大根は、愛知県の伝統野菜で、愛知県扶桑町が全国生産の約7割のシェアを占めています。直径3~4cm、長さ120~130cm、長いものでは180cmにもなる品種の大根で、世界一長い大根としてギネス登録もされています。

守口漬や奈良漬は、独特のアルコール感が苦手だったのですが、目を惹く鮮やかなパッケージにつられて食べてみたところ、とても食べやすくて美味しくいただきました。私の味覚が大人になったのかな?と思いましたが(笑)、はちみつを加えているそうです。そのまますぐ食べられるよう、食べやすい大きさに切ってあり、その都度新鮮な状態でいただける食べきりサイズで密閉されているのも気に入りました。

日本の伝統的な食文化のひとつである漬物が、時代やニーズに合わせて上手く変化していることに感銘を受けました。みなさんも一度お試しください。「いろどり」のシリーズには、守口大根、生姜、竹の子もあるようです。

パッケージにある、細長い守口大根が特徴的に描かれた大和屋の図柄は、商標登録されています。
商標登録に関するご相談は、こちらから服部国際特許事務所まで是非どうぞ。(シスぞう)