闇バイト防止システム

  • 2025年07月16日
#特許

 昨今、闇バイトが絡む犯罪の増加が深刻な社会問題になっています。

闇バイト

 警視庁は、SNS上の闇バイトの募集投稿をAIで自動検知する方針を決めました(参考サイト)。現在は警察官がSNS上の投稿を検索し、警告対象を選定していますが、新しい仕組みでは、「短時間高収入」等の用語をAIが自動的に検知し、リスクを数段階に分類します。

闇バイト

 特開2025-52899号公報(出願人:ソフトバンクグループ株式会社)には、生成AIによる闇バイト防止システムの発明が開示されています。この発明では、データ処理システムにより、例えば以下の処理が実行されます。

ステップ1:生成系AIによる闇バイト防止システムが、バイト希望者とのチャットベースのやり取りを開始する。
ステップ2:バイト希望者とのやり取りを通じて、闇バイトの詳細情報を収集するデータ収集モジュールが作動する。
ステップ3:収集した情報は通信モジュールを介して警察の担当者に報告され、事件の防止が図られる。

 このような技術が、犯罪の無い安全、安心な社会の実現に寄与してくれることを願います。(コナン)