毎日とても暑いですね。
そんな夏のおやつには、キリっと冷やした水羊羹がぴったりです。
名古屋が誇る和菓子の名店「むらさきや」さんの水羊羹は、瑞々しい口どけと程よい甘さで、食欲がないときでもスルスルと体に入っていきます。
いつも気づかぬうちに一棹なくなっています。
自分にご褒美を用意しながら、暑さ厳しい夏を乗り切りたいと思います。
商標「むらさきや」は、「菓子及びパン」を指定商品として1958年9月16日付で商標登録されています(登録第0527162号)。
(さくらもち)
毎日とても暑いですね。
そんな夏のおやつには、キリっと冷やした水羊羹がぴったりです。
名古屋が誇る和菓子の名店「むらさきや」さんの水羊羹は、瑞々しい口どけと程よい甘さで、食欲がないときでもスルスルと体に入っていきます。
いつも気づかぬうちに一棹なくなっています。
自分にご褒美を用意しながら、暑さ厳しい夏を乗り切りたいと思います。
商標「むらさきや」は、「菓子及びパン」を指定商品として1958年9月16日付で商標登録されています(登録第0527162号)。
(さくらもち)
本日(7月22日)と関連の深い発明について紹介します。
今回紹介するのは、モビールをはじめとするキネティックアート(kinetic art)です。
7月22日は、インテリアや知育玩具(モンテッソーリ・モビール)などでも知られる「動く彫刻」モビールを“発明した”アメリカ合衆国の彫刻家アレクサンダー・コールダー(1898年7月22日~1976年11月11日)の誕生日です。
コールダーのモビールは、キネティックアートの出発点とも位置付けられる存在です。今回、モビールに関連し、多彩なキネティックアート作品の中でも特に話題となったものとして、オランダの現代彫刻家テオ・ヤンセン氏の作品群を紹介します。
「・・・現代アート?発明といったい何の関係が?」と思った方、ぜひこの動画を見てみてください。風に吹かれるだけで、滑らかに、まるで生き物のように動きだすストランドビーストの姿にくぎ付けになるはずです。
複雑かつ精緻なリンク機構で構成されたストランドビーストは、工学的・物理学的に興味を惹く作品ですが、意外なところでは分子生物学的にも示唆を与える存在のようです。
NHKスペシャル人体Ⅲ「命の源 細胞内ワンダーランド」(2025年4月28日放送)で紹介されていましたので、目にした方もいらっしゃるかもしれません。そこでは細胞内の物質輸送に関わるモータータンパク質「キネシン」との対比で紹介されていました。もっとも、キネシンとは駆動力が異なりますが。「無生物」とされるウイルスとの対比も成り立つのかもしれません。
ヤンセンのストランドビーストはアートと科学技術を融合させた独創的な作品群であり、現在も進化を続けています。これからも見る人の感性に働きかけ、忘れてしまいそうな自由な発想を呼び覚まし、よい刺激を与えてくれそうです。(blink)
昨今、闇バイトが絡む犯罪の増加が深刻な社会問題になっています。
警視庁は、SNS上の闇バイトの募集投稿をAIで自動検知する方針を決めました(参考サイト)。現在は警察官がSNS上の投稿を検索し、警告対象を選定していますが、新しい仕組みでは、「短時間高収入」等の用語をAIが自動的に検知し、リスクを数段階に分類します。
特開2025-52899号公報(出願人:ソフトバンクグループ株式会社)には、生成AIによる闇バイト防止システムの発明が開示されています。この発明では、データ処理システムにより、例えば以下の処理が実行されます。
ステップ1:生成系AIによる闇バイト防止システムが、バイト希望者とのチャットベースのやり取りを開始する。
ステップ2:バイト希望者とのやり取りを通じて、闇バイトの詳細情報を収集するデータ収集モジュールが作動する。
ステップ3:収集した情報は通信モジュールを介して警察の担当者に報告され、事件の防止が図られる。
このような技術が、犯罪の無い安全、安心な社会の実現に寄与してくれることを願います。(コナン)
6月、三重県の鳥羽国際ホテルで行われた研修会に参加しました。
パールオーシャンテラスでは、目の前に広がる海と、心地よい潮風や波の音に心が癒されました。
ホテル内のショップには魅力的なお土産が並ぶ中、ポケモン「ミジュマル」とのコラボ商品に目を奪われました。
特定の県とコラボしているポケモンがいることは何となく知っていましたが、三重県ではミジュマル(登録商標:第5351424号、第5839685号)が「みえ応援ポケモン」として任命されているのですね。
これは「ポケモンローカルActs」という取り組みの一環で、地域ごとに選ばれた “推しポケモン”が、その土地の魅力を国内外に発信しているそうです。この活動を通して、多くの人が地域を訪れるきっかけとなり、地域とポケモン、それぞれのファンが増えることを目指しているとのことです。
また、この活動におけるポケモンの使用料は無償とのことで、多くのコラボ商品が土産物として店頭に並び、地元の名産品の販売促進にもつながっていると思います。地域限定のポケモングッズを購入できるというのも、大きな魅力だと感じました。
こちらは、ホテルや鳥羽市内のショップで記念に購入した土産物です。
画像左の「イセノモン手拭」は、三重県指定の伝統工芸品「伊勢木綿」で作られた手拭で、製造は臼井織布が行っています。同社は、伊勢木綿に関する登録商標(第4971739号)の権利者でもあります。 こうした伝統工芸品が、これからも大切に守られていってほしいと思いました。
さて、鳥羽国際ホテルには、なんと1室限定で「ミジュマルルーム」があるんです!
特典のひとつに「隠されたモンスターボールを探すおたのしみ&プレゼントサービス」があり、ポケモン好きならテンションが上がること間違いなしですね♪(カカオ)
※「ポケモン」および「ミジュマル」は、任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
家電・ガジェット好きのヒロです。
6月5日の発売前から大きな話題になっているNintendo Switch 2。公式ストアの抽選販売に軽い気持ちで応募したところ、なんと1回目の抽選で当選してしまいました。発売日に届いたのですが、中1の子供の中間テストが2週間後に控えていたり、テスト後も忙しかったりで、6月25日時点でまだ開封していません(子供はSwitch 2が家にあることをまだ知りません)。ようやく今週末には時間が取れそうなので、子供と遊んでみようと思います。
さて、任天堂が自社の知的財産の保護に力を入れていることはよく知られています。Switch 2にもたくさんの知的財産が利用されているに違いありません。現時点、分かる範囲(公開情報)で調査してみました。
まず特許について調べてみると、Switch 2関連と思われるPCT国際出願が見つかりました。
特許1:PCT/JP2023/028162
国際出願日:2023/8/1、国際公開日:2025/2/6、発明の名称:ゲームコントローラ
特許2:PCT/JP2023/028163
国際出願日:2023/8/1、国際公開日:2025/2/6、発明の名称:ゲーム機およびゲームシステム
前機種(Switch)ではコントローラをディスプレイ本体にスライドさせて着脱する方式でしたが、Switch 2では磁石により着脱する方式に変更(改良)されています(参考)。特許1、2は、この仕組みに関する特許のようです。特許1の日本への移行出願は、2025/6/2(発売日の3日前)に特許登録されています(特許第7690703号)。
なお、特許1、2の国際公開日(2025/2/6)は、Switch 2の正式名称「Nintendo Switch 2」とともにコントローラを含む本体の予告映像が初めて公開された2025/1/16より後です。出願日(2023/8/1)から1年6月後(2025/2/1以降)には特許の内容(図面)が国際公開されるため、それよりも前に予告映像の公開日を設定したものと推測します。
特許1、2の他にも、2023/8/1以降、Switch 2関連のPCT国際出願が25件程出願されているようです。この中には、Switch 2で新たに搭載されたコントローラのマウス機能に関するものも含まれています。
現時点で国内移行が行われているものは少ない(特許1のみ?)ようですが、今後、各出願の移行期限までに、世界各国への移行手続が行われると考えられます。また、おそらく、既に出願されていて、まだ公開されていないSwitch 2関連の特許出願もたくさんあるはずです。
続いて意匠について調べてみると、Switch 2のコントローラの一部(操作用スティック)と思われる意匠登録例が見つかりました。
意匠1:意匠登録1800949
出願日:2024/11/12、登録日:2025/6/5、公報発行日:2025/6/13、意匠に係る物品:操作器用スティックデバイス
意匠2:意匠登録1800950
出願日:2024/11/12、登録日:2025/6/5、公報発行日:2025/6/13、意匠に係る物品:操作器用スティックデバイス
登録日は偶然にもSwitch 2の発売日と同日の2025/6/5で、公報発行日は2025/6/13です。もし、公報発行日が発売日よりも前だったら、コントローラを分解しないと分からない操作用スティックの裏側の形状等が発売前に公開されてしまうことになるため、絶妙な登録日・公報発行日だったと思います。ちなみに、登録査定時にまだ公開したくない場合は、秘密意匠制度を利用することにより公報による公開日を遅らせることができます。
部品としての操作用スティックを意匠登録することで、他社による修理用部品としての操作用スティックの模倣品(粗悪品)が出回るのを防ぐ効果があると思います。
現時点、Switch 2関連の意匠登録例は上の2つのみのようですが、まだまだこれから、たくさんの登録例が公開されると思います。
さらに商標について調べてみると、Switch 2のロゴマークの商標登録例が見つかりました。
商標1:登録6917075
出願日:2025/1/16、公開日:2025/1/24、登録日:2025/4/9
商標2:登録6917076
出願日:2025/1/16、公開日:2025/1/24、登録日:2025/4/9
上記商標は、「Nintendo Switch 2」の予告映像(Switch 2のロゴマーク含む)が初めて公開された2025/1/16と同日に出願されています。これにより、Switch 2の公開前にロゴマークが一般に知られるのを防ぐことができるとともに、他人による先取り出願を防ぐことができます。
また、Global Brand Databaseで調べたところ、上の2つの商標と同様の商標が世界各国で出願されていることがわかりました。
任天堂は、1つの製品(Switch 2)について、多数の知的財産権(特許権、意匠権、商標権)を取得することで、多面的な保護を図っています。
また、特許の場合、出願から1年6月後に出願公開され、意匠の場合、審査を経て登録後に公開され、商標の場合、出願後1週間程度で出願公開されるところ、任天堂は、これらの公開時期を十分に考慮しながら、新製品(Switch 2)の発表時期、発売日等を決定したと考えられます。
新製品を開発されている企業にとって、知的財産の戦略は極めて重要です。特許・意匠・商標をどう組み合わせて保護すべきか、公開・発表や発売のタイミングをどう計るか。実例を参考にしながら、最適な戦略をご提案できますので、ぜひ弊所までお気軽にご相談ください。