超極細毛で特許

  • 2019年03月18日

#特許

 こんにちは、まるしばです。

 歯ブラシが傷んできたので、買い置きの歯ブラシを手に取ると「特許技術」の文字が付されているのを見つけました。使い心地の良いライオンのシステマを愛用しているのですが、今までこの製品が特許に関係していることに気付いていませんでした。超極細毛で特許[第3943780号]を取得しています。
 調べてみると、この発明から得られる効果に「歯茎への当たり具合がソフトで使用感に優れた歯ブラシを得ること」が含まれていました。毎日実感していたので、とても納得させられました。ただ、今のパッケージからは特許に関しての表記はなくなっていました。
 調べたところ、特許権は存続していましたが、システマのホームページ上では、この特許についての記載は見当たりませんでした。
 日常使っている歯ブラシの「特許技術」の文字から、いろいろ気付かされた一日でした。

すぐ開きキャップ

  • 2019年03月06日

#特許

 チューブのからしとにんにくを買ったら、同じ特許番号が書かれていました。J-PlatPatで調べてみると、シロウマサイエンス株式会社という富山県の会社とヱスビー食品が特許権者でした。内容をみると、少ししか回さなくても閉まったことがわかりやすい構造のチューブのねじ部分についての特許でした。さっそく試してみると、確かに、「カチッ」と閉まったことがわかりやすかったです。

 食品に特許番号が書かれているのを見かけることがあります。調べると、この特許のように、食品そのものではなく容器や包材の特許であることもあります。中身だけでなく、外側も工夫されていて、私たちは手軽に美味しいものが食べられるのだな、と、日頃、あまり表に出ない包材メーカーさんにも感謝の気持ちです。(マロン)

今日の発明~集積回路(キルビー特許)

  • 2019年02月06日

#特許

 今日(2月6日)と関連の深い発明について紹介します。今回紹介するのは、「ジャック・キルビーによる集積回路」、いわゆるキルビー特許です。

 2000年のノーベル物理学賞を受賞した米国人発明家、ジャック・セイント・クレール・キルビー(Jack St. Clair Kilby)は、今からちょうど60年前(1959年)の今日、アメリカ合衆国に世界初の集積回路に関する発明について特許出願しました。彼が、テキサス・インスツルメンツ(TI)に勤務していた時です。これが「キルビー特許」USP3,138,743号です。

 なお、キルビー特許出願の数か月後、同じく米国フェアチャイルドセミコンダクター社のロバート・ノイスは、独自に集積回路に関する発明について出願しました(「プレーナー特許」(半導体の平面上に回路を構成する技術に関する特許))。一般に、キルビーとノイスの両名が集積回路の発明者とされています。

 キルビー特許の関連特許は後々、日本をはじめ、多くの国の半導体メーカーと特許騒動を起こし、テキサス・インスツルメンツ社は莫大な特許料収入を得ることとなりました。キルビー特許に対しては、集積回路の前段階のアイデアに過ぎない、プレーナー特許こそが今日の集積回路技術の祖である、という見解もあります。このため、米国本国においても、キルビー特許は産業の活性化を阻害する悪性特許であるとの激しい論争があったとのことです。

 とはいえ、キルビーは集積回路以外にも電卓やサーマルプリンタなど約60の特許を取得した著名な発明家であり、テキサスA&M大学で教鞭をとった学者でもあります。詳細は以下のリンク先をご覧ください。
ジャック・キルビー(Wikipedia)
キルビー特許(Wikipedia)

ドラマの中の知的財産

  • 2019年01月30日

#特許

通勤電車内の過ごし方の1つとして、見逃し配信サービスでテレビドラマの視聴を楽しんでいます。
昨年10月から放送された「下町ロケット:続編」では、中小企業の佃製作所が幾つかの困難を乗り越えて夢を叶えていく姿に毎回ドキドキワクワクしながら見ていました。

知的財産に関する内容がちらほらと出てきて面白く、なかなかリアリティもあったと思います。例えば、佃製作所が協力関係を結ぼうとしている会社(B社)が他の会社(C社)から特許侵害を指摘されてしまう場面があります。その会社(B社)が特許調査していたにもかかわらず開発した時期と同時期にC社が出願していたため特許公開される18ヶ月を経過しておらずB社が気づけなかったということです。
この会社(B社)を救うために佃製作所が尽力する中で、顧問弁護士が対抗策として「クロスライセンス」を提案したことなど。(←失敗)
他の会社C社)から会社(B社)が特許侵害を指摘された技術は、実はある論文で発表された構造に独自の開発で作られたものであり(既に公開されている技術を使用していたので)、訴えた会社(C社)の特許はそもそも特許要件を満たしていなかった、すなわちB社の実施は特許侵害に当たらなかったのです。

最終回のラストシーンで佃社長が「みんな、一つ提案があるんだが、(中略)、特許申請しないか?」と社員に問いかけます。この行方は「新春ドラマ特別編」で明らかになりました。不具合を改善する過程で変更した技術を特許申請し、最後はライバル会社のライセンス契約を受け入れます!
ドラマはハッピーエンドが気持ちいいですね♪(すーママ改め、カカオ)

湯たんぽ

  • 2019年01月18日

#特許

 年末から年明けにかけて寒い日が続いていますね。この季節は、寝るときに湯たんぽを使用しています。

 熱湯を入れておけば、快適な温かさが朝まで続きます。この湯たんぽでは、本体との間に環状の空気層を形成するカバーが設けられているため、低温火傷の心配が軽減されます。

 先日、ふとキャップを見ると、「PAT.」の表示があることに気づきました。

 特許番号の表示はありませんでしたが、J-PlatPatで検索項目「発明の名称」を「湯たんぽ」にして調べてみると、対応していると思われる特許が見つかりました(特許第3295405号:カバー付き湯たんぽ)。


特許第3295405号 図1

 この特許発明では、「本体」、「カバー」、「キャップ」の構成を工夫することにより、本体の構造を強化し、熱変形を防止するとともに、湯量の多少に拘らず本体の変形と復原が正常、確実に行われるようにすることができるとのことです。
 暖かくなる春まで、この湯たんぽのお世話になります。(ヒロ)

機種変しました

  • 2018年12月17日

#特許

スイマーです。
4年間使っていた携帯電話を買い換えました。
以前使っていた携帯電話は機能的には問題無かったのですが、バッテリの劣化と諸般の事情により今回新しい機種に変更する事となりました。
この新しい携帯電話、『持ち主の顔で本人認証をするのでチラリと携帯に顔を向けるだけで煩わしいID入力をせずロック解除はおろか、お買い物まで出来てしまう優れもの』と、いうことです。
いったいどれだけの特許技術が使われているのだろうとワクワクしますね。
どんどん便利になっていく世の中に置いて行かれないようにしなくては、と携帯電話に触れるたび感じます。
さて、使い始めて10日程になるこの携帯電話は未だに眼鏡を外した私を本人と認識せず必ずパスコード入力を求めてきます(-_-)。
設定なのか私の顔が原因なのか……この便利な道具を使いこなす日はまだまだ遠そうです。

体内の酸化還元反応を音楽教育に利用した発明

  • 2018年12月12日

#特許

 音楽等の芸術は、発明の対象となる「自然法則を利用した技術」とは馴染みにくいように思われますが、面白い特許を見つけましたので紹介します。特許第6034262号の「音楽色調絵画指導法。」は、音楽を聴いて、イメージから感じた色を選択したときの唾液の酸化還元電位を測定して心理状態を推定する発明で、幼児等の音楽教育に用いられます。酸化還元電位(ORP)測定装置を開発したオルプ株式会社(ホームページ参照)の役員が会社設立以前に個人名で出願したようです。学習者は、まず曲を聴く前に、唾液ORPを測定します。その後、曲を聴いてイメージした色を下図(特許公報から引用)のような塗り絵教材に自由に塗り、再び唾液ORPを測定して変化を調べるというものです。

 なお、この出願は、拒絶理由通知を受けることなく早期審査で登録されています。特許の専門的観点から言うと、請求項の記載において「など」が多用されており、形式的には明確性要件(特許審査基準 第Ⅱ部第2章第3節2.2(5)e)に適合しないようにも思われます。しかし、個人の発明に対する審査官の配慮により、実質的に問題ないと判断されたのではないかと推測します。(コナン)

 (参照リンク) https://www.orp-corporation.com/

特許ドライ技術

  • 2018年12月04日

#特許

こんにちは。まるしばです。
みなさんのお宅では、洗濯の際にどんな柔軟剤を使ってみえますか?種類が多くて迷ってしまいますよね。
我が家では、「ハミングFine」を使っているのですが、容器には「さらさらドライ」とあります。衣類についた汗などからの濡れ戻りを防止することで、繊維表面をさらさらの状態に保つらしいです。こちら、特許[第6046085号]を取得済みで「特許ドライ技術」としてPRされています。汗かきな人にはとても助かる技術と思います。柔軟剤を購入の際には、決め手のご参考にしてくださいね。

BRULEE

  • 2018年11月26日

#特許

最近仕事帰りに、コンビニでアイスを買うことにはまっています。一口にアイスと言っても、原材料中の乳固形分と乳脂肪分の含有量の違いによってアイスクリーム・アイスミルク・ラクトアイスといった種類がありますが、中でも乳脂肪分が多く濃厚でコクのあるアイスクリームをよく食べています。ある日、何気なくアイスクリームのパッケージを見てみると、特許出願中といった文字が目に入りました。その商品は、オハヨー乳業が生産販売しているBRULEE(ブリュレ)。

BRULEEとはフランス語で「焦がした」という意味で、表面をバーナーで焦がしたクリームブリュレといったデザートもありますが、オハヨー乳業のBRULEEもアイスの表面をオハヨー乳業独自の技術(特許出願中)で加熱し、香ばしい焼き目をつけたものです。J-platpatで特許出願中の技術の公報がないか探してみましたが、まだ公開されていないのか見当たりませんでした。とてもおいしかったので、皆さんも機会があれば食べてみてはいかがでしょうか(ポテト)