尾張津島天王祭

  • 2023年07月25日

#商標

 先日、事務所行事で尾張津島天王祭の天王川公園で開催された宵祭を観覧しました。津島神社及び天王川公園は愛知県津島市にあります。天王祭はここ5年程、中止や規模を縮小して開催していましたが、今年は、観光桟敷が設けられ、通常開催となりました。事務所では11年ぶりに天王祭の観光桟敷にお客様、所員及び所員の家族が集まり、会話や食事にとても素晴らしい時間を過ごしました。

 天王祭は日本三大川祭りや日本三大提灯祭りの一つに称されています。規模の大きさや歴史、由緒があります。天王祭は津島神社の祭礼として600年近く続いており、斎竹立、船分け、稚児打廻し、宵祭、朝祭と行事があります。

 天王祭の起源は、室町時代に津島神社の神葭神事をもとにしたと言われていますが明らかではありません。当時、津島には5つの村(米之座、今市場、筏場、下溝、堤下)があり、豊かな経済力をもっていたため、これを基盤として盛大に行われてきました。天王祭は織田信長、豊臣秀吉、尾張藩主が観覧しています。

 天王祭は昭和55年(1980年)に国の重要無形民俗文化財に指定されました。さらに、天王祭は平成28年(2016年)にユネスコ無形文化遺産に登録されました。また、「尾張津島天王祭」は商標登録第6117611号に登録されています。

巻藁船(まきわら)

 宵祭には、500個以上の提灯を掲げ、5艘の巻藁船(まきわら)が天王川を漕ぎ渡ります。車河戸において巻藁船は、提灯の如意点火があり、御旅所に向け出船します。

巻藁船(まきわら)

 巻藁船はとても華麗であり壮大で、提灯や紋章、光が水面に揺らぐ光景は印象的でした。
尾張津島天王祭は趣があり日本の昔から現代までのいくつもの時代の歴史や風情を感じました。(ラズベリー)

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