マンガで知る『知財』のお仕事

  • 2023年05月17日

#弁理士】 【#知的財産

 当ブログでも少し前に紹介されていたテレビドラマ「それってパクリじゃないですか?」、皆さんご覧になっていますか?

 私は毎週視聴しています。ちなみに私は普段ドラマを見ることはめったになく、特許事務所で仕事をしているということで「念のため」見始めただけだったのですが、内容が予想以上に作り込まれていて面白く、今では毎週録画してまで見ています(笑)。個人的には、企業知財部と特許事務所での目線の違いも勉強になっています。

 私はドラマを見てから原作の小説()を読み始めたのですが、こちらはすでにコミカライズ版も公開されています。今のところ無料で読めるようです。原作の小説をぐっと縮めたような感じで、あっという間に読めてしまいます。小説を読んでいる方は、コミカライズ版は後回しにした方がよいかもしれません。

 「それパク」のコミカライズ版を紹介した流れで、ほかにもマンガで「知財」のお仕事に触れられる作品がありますので、紹介します。

 それが、日本弁理士会が公開中の漫画「閃きの番人」です。こちらは企業知財部目線の「それパク」とは異なり、特許事務所目線で弁理士の日々の業務が描かれています。あの島耕作シリーズでおなじみの「ヒロカネプロダクション」が作画を担当しています。今のところ第6話まで公開されていますが、各話とも前編・後編に分かれていてテンポよく読めます。専門用語は「それパク」より多めですが、注釈も多く、不自由しません。

 「それパク」や「閃きの番人」のような一般の読者にも読みやすいマンガ作品とは趣が異なりますが、特許庁では「漫画審査基準 ~AI・IoT編~」というものを公開しています。こちらは「特許の専門家でない方も特許審査に親しんでいただきたい」などの「思いから、…特許の審査基準の基本的な考え方を漫画化」したものとなっています。「特許審査の基本的な考え方は他の分野とも共通するため、AI・IoT関連技術以外の分野に興味のある方」にも参考にしてほしいとのことです。

 特許庁ではマンガ「知財の歴史」というものも公開しています。これは特許、意匠、商標などの歴史的なエピソードを紹介するもので、初代特許庁長官の高橋是清や日本の十大発明家などが登場します。地域の図書館には子供向けの学習漫画で発明・発見を取り上げたものがありますが、こちらも同じような感覚で読める作品になっています。
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